本書はmugen関連各種ファイルをターゲットとした,
VisualStudioCode拡張機能の仕様書である.
本拡張機能は次の機能を持つ.
機能1:シンタックスハイライト
mugen関連各種ファイルをVisualStudioCodeで開いた際に,
ソースコードが特定の規則に沿って着色された状態で表示される.
機能2:パケージング ※未実装
HTMLのおけるCSSのように,
Trigger or StateDefのパラメータ or StateControllerのパラメータ or StateController
をまとめて1つのシンボルに置き換えることができる.
機能3:グリンプスディスプレイ(GPDP) ※未実装
airファイルを編集する際に,紐づくスプライトが脇に表示される.
サポート範囲は各機能それぞれ次の通り.
※そもそも項目にないVerは未サポート.
機能1:シンタックスハイライト
(キャラクター用のdef
,cmd
,air
,cns
ファイルのみサポート.)
win | 1.0 | 1.1b |
---|---|---|
〇 | △ | △ |
機能2:パケージング
(キャラクター用のcmd
,cns
ファイルのみサポート.)
win | 1.0 | 1.1b |
---|---|---|
× | × | × |
機能3:グリンプスディスプレイ
(キャラクター用のair
ファイルのみサポート.)
win | 1.0 | 1.1b |
---|---|---|
× | × | × |
VisualStudioCodeに標準的に用意されている仕組みの1つ.
ある規則で書かれた文字列に対し,それがどういう区分の文字列なのかを
指定することで,配色テーマに合わせた色が付く仕組み.
本拡張機能ではmugen用に文字列の規則に対する区分を定義している.
def
ファイル次の規則に基づき,色付けする.
※規則が競合した場合,記載順の早いものが優先される.
コメント
例「; 回数カウント用」
タイトル
例「[Info]」「[Files]」
パラメータ
例「cns = T-H-M-A.cns」「pal1 = Act/t3.act」
要素1 :(A)
要素2 :(=)
要素3 :(B)
(B)の例外1
(B)の例外2
cmd
& cns
ファイル次の規則に基づき,色付けする.
※規則が競合した場合,記載順の早いものが優先される.
コメント
※defのコメントと同じ
まる括弧
例「"Ver(13)」「(pos y >= 0) && movehit」
AND OR
例「movehit || (pos y >= 0) && (vel y > 0)」
トリガー
例「trigger1 = time > 0」
要素1 :(trigger〇〇)
要素2 :(=)
パラメータ
※基本defのパラメータと同じだが次の相違点がある.
要素3 :(B)
に3つ目の例外がある.
タイトル
例「[Statedef 3000 ]」「[State 3210, ChangeState]」
例外
air
ファイル次の規則に基づき,色付けする.
※規則が競合した場合,記載順の早いものが優先される.
コメント
※defのコメントと同じ
パラメータ
例「cns = T-H-M-A.cns」「pal1 = Act/t3.act」
要素1 :(A)
要素2 :(=)
要素3 :(B)
スプライト
例「10040, 1, 0, 0, 1」「10040,1, 0,0, 1」「10040,1,0,0,1」
要素1 :(A)
要素2 :(B)
要素3 :(C)
要素4 :(D)
要素5 :(E)
スプライト向きまで指定
例「10040,1, 0,0, 1, H」「10, 1, 0, 0, 1, H」「10,1,0,0,1,H」
要素1 :(A)
要素2 :(B)
要素3 :(C)
要素4 :(D)
要素5 :(E)
要素6 :(F)
スプライト透過方法まで指定
例「10,1, 0,0, 1, H, A」「10, 1, 0, 0, 1, H, A」「10,1,0,0,1,H,A」
要素1 :(A)
要素2 :(B)
要素3 :(C)
要素4 :(D)
要素5 :(E)
要素6 :(F)
要素7 :(G)
タイトル
※defのコメントと同じ