【鬼討ちの雷光】源頼光

概要

桑原虎氏のサーヴァント。鬼面を模した大兜を被った武者。
マスターが魔力を通さない体質の為、彼の監督役である「ある男」との二重契約で現世する。

 ……

貴族であり武将。
しかしそれ以上に、大江山の酒呑童子、蓮台野の土蜘蛛といった
大妖怪を討ち果たした英雄として彼の名は有名かもしれない。

実際にそれら妖怪共が跋扈し、人の暮らしを脅かしていたかどうかは分からない。
平安の世に従う事を拒み、反乱を起こそうとする人間達を妖に譬えたのではないかとも言われている。

が、彼は何も語らない。
すべては与えられた使命を全うしたのみだ、とだけ。
だが少なくとも、彼と仲間達がそれらの鎮圧に貢献したというのは間違いないだろう。


――そして、この聖板戦争という戦いにおいても、彼のすべき事は変わらない。

彼のマスターとして選ばれた男は、
妖怪に譬えられた「人の心の闇の具現」と永きに亘り戦い続けたのだという。
不思議な懐かしさすら感じさせるその男と共に、彼は現代に集った『魔』に挑む。

性格
一人称:私 二人称:君、貴様 マスター:(特になし)

「この刃を以て、世を乱す鬼を討つ――
 時代が移ろおうと、私の宿命は変わらない……という訳ですか」

冷静沈着。丁寧且つ紳士的な物言いが特徴だが、内面は計算高い食わせ者。
誰に対しても腹の底を見せようとせず、時には飄々とした振る舞いで周囲を煙に巻く。
しかし敵対する者には毅然とした態度を取り、冷徹で頑なな面も見せる。
方針(聖板戦争での立ち回り方)
基本的にマスターとは別行動を取りつつ、
周辺に大きな被害を齎すであろう危険分子から優先的に刈るスタンス。

目的はあくまでマスターのバックアップ、妖怪退治はそのついでである。
聖板への願いも特にない。
戦闘スタイル(強み・弱点含む)
様々な武具の扱いに優れ、太刀による斬撃が主だが、
宝具による武器の召喚、及びスキルの付加により、相手に応じて柔軟な戦法を取る。
用いる武具の多くは妖魔・幻獣等に効力を発揮するものばかりで、
それらの属性持ちには滅多矢鱈に強い。

また勝つためならば暗殺や騙し討ちの使用も躊躇わない。アサシン辺りにも向いているかもしれない。
短所は間接攻撃の手段に乏しい事か。
性格的に相性の良い相手・悪い相手
誰に対しても波長を合わせようとし、しれっと人の輪に加わる。
ただ「死人に口なし」としつつも非情に徹し切れない性分から、
善悪の二極論を振り翳すような者は苦手としている。
パートナーについてどう思っているか
マスターが現状に不満げな事からコミュニケーションは少なく、
あくまで同じ目的の為に臣下としての忠節を貫く、極めてドライな関係。
しかしマスターが時折僅かに向けてくる尊敬の念は察している。

己の道を遮二無二ひた走るその姿に、家来の一人の姿を重ねて見ているらしい……。
台詞の例
「邪道、外道と謗られても構わぬ。
 確実な勝利の為の『策略』であり、弱きが強きを挫く『知恵』だ」

「こうして戦地に立った以上、おいそれと負けはしません。
 ――“私も”なるべく早く、帰りたいですのでね」