【凛然たる風の剣】セドリック・ウラガン

概要

風の術を操る若き魔術師。魔術協会所属、フランス育ち。愛称セドル。


15年前の謎の災害で父を亡くし、それ以来親戚の元で暮らしていたが、
父が魔術師だった事を知ると自らも同じ道を志す。
父についてある人曰く「稀代の天才」、またある人は「神秘をばら撒いた外道」と呼ぶ、
そんな『ウラガンの子』という事で注目される事となる。
父の研究の成果は例の災害で焼失してしまっているため、その素顔は明らかになっていない。

しかし後の調査で、災害の現場は突如として地中海に現れた、それまで地図にも載っていなかった島々である事、
現場を含む広範囲には非常に強大な魔力が滞留している事を突きとめる。
何者かが「島ごと父を殺害した」可能性があると判断し、更なる調査のため世界を巡る旅に出た。
その途中にたまたま訪れた日本にて、「聖板戦争」に巻き込まれる形で参加する事となる。


……なお、名前や容姿、振る舞いなどから勘違いされがちだが女性である。

性格
一人称:オレ 二人称:君、お前、貴様、(相手のフルネーム) サーヴァント:ヴァルド

「これがオレの戦い方だ。
 実力に胡坐をかき、型に収まるような盆暗とは違うんだよ」

極めて真面目で高潔。ただ毒舌。
威圧的で気位が高いが、己の誇りを護るための研鑽を怠らない努力家。

取っつき難い振る舞いは自身を誤魔化す虚勢であり、
死んだ父の不可解な評判などもあって、自らの在り方に戸惑い、思い詰める事が多い。
気を許した相手にのみ、脆く繊細な胸中を打ち明ける。

その一方、世間知らずで一般常識に乏しい。真顔で突拍子もないボケをやらかす事もしばしば。
方針(聖板戦争での立ち回り方)
力をひけらかす事を好まず、またサーヴァントの扱いもあって
積極的に戦闘に介入しようとはせず、基本的に迎撃の構えを取る。

聖板にかける願いは父の死の真相を解き明かす事……ではあるのだが、
望まぬ答えが出される事への若干の不安から、完全にこれと定めてはいない。
戦闘スタイル(強み・弱点含む)
風の魔術を織り交ぜた独自の格闘技を用いる。
比較的ストレートな能力を多才なアドリブで補うスタイルで、
咄嗟の判断力を活かして相手の攻め手を見切り、着実に潰していく。
但しいわゆる「対応型」の戦法を取る都合上、自ら攻め込むのはやや苦手としている。
性格的に相性の良い相手・悪い相手
確固たる信念をもって一つ事に当たる、真っ直ぐな気質の人物とは好相性。相性が悪いのはその逆。

なお男と勘違いされるのは嫌いだが、女扱いされ気遣われるのはもっと嫌い。割とめんどくさい。
パートナーについてどう思っているか
“狂戦士”でありながらその凛とした佇まいに、まず驚く事となった。
早い段階で自身のパートナーの真名を察しており、その願いを果たしてやりたいと思う一方で、
サーヴァント同士の戦いでバーサーカーとしての狂化が進行してしまった場合に
自分の魔力量では御する事が出来そうにないだろうという問題を抱えている。

日常においての関係はそれなりに良好で、波長も合う。
しかし性格や趣味趣向が結構近く、鏡を見ているような錯覚に陥り気分を悪くする事もなくはない。
台詞の例
「舐めるな!!
 まずはその捻くれた性根から叩きのめす!」

「――初めてだ。自分の為ではなく、誰かの為に強くなりたいと願ったのは……
 上手く言えないが、その…………ありがとう、な」