「もう元には戻れないんです。血を…血を啜りたくて…たまらないんです…」

概要

皆元勢十郎によって偶然召還されたサーヴァント。獣の皮の衣に無骨な石刀を所持するクラス・アヴェンジャーの女性。一族の無念を晴らすために聖板の召還に応じ、古読市へ現界した。

一人称は私。二人称は貴方。マスターのことは勢十郎さんと呼ぶ。

戦争初期よりどうにか旅館やマスターを護ろうと妖術や宝具を使った結果、精神汚染と異形化が進行。食人衝動が抑えきれず仲のよかった篠崎柚子を襲い瀕死の重傷を負わせる。ショックから旅館から逃げ出すがその後精神のタガが外れ一気に異形化が進行。ある程度、自制はできているが一般市民にも被害を出し始める―――。

性格
明るく世話好きな性格。何かと年長っぽく振舞うが、自分が生きていた時代と違うためポカをすることも多い。
弱味は見せたがらない性格と本来の自分の目的から誰にも相談できず問題を抱え込んでしまう傾向がある。

元々好奇心旺盛でもあり、活動拠点の旅館にて仲居さんの手伝いなどをしたりしている。
何かとマスターに対して世話を焼くが素っ気無くされるため不服そうにしていることが多々。



異形化、精神汚染の進行に伴い妖怪としての側面が強まり人間を狩ることに喜びを感じつつある。もっとも、一番狩りたいと思っている人間はマスターであり、好意を持っていたことが歪んでその血を一気に飲み干したいという思いにとらわれ始めている。
方針(聖板戦争での立ち回り方)
当初の目的は一族の無念を晴らすことであったが、マスターや旅館-秋天-の面々と交流を深めるにつれて目的を達することにためらいを覚え始める。居心地の良さからその日常に流されて当初の目的を忘れかねないこと、と日常に身を置きたい気持ちがせめぎあっている。基本的にはマスターと一緒に行動しており、前記の迷いから状況に流されやすい。
旅館の面々に対しては信頼を寄せており、マスターともども護りたいと思っている。

旅館から逃げ出したあとは異形化が一挙に進行、マスターを狩ることを夢見て廃棄所付近にて陣地作成にいそしみつつ一般人を狩っている。
戦闘スタイル(強み・弱点含む)
石刀での接近戦が主。また、山岳部や森林地帯での戦闘を得意とする。
妖術を使用すればさらに幅広く戦うことが可能だが、スキル【無辜の怪物】が強化されてしまうため、本人は使いたがらない。
もっとも、トラップや石刀による接近戦だけでは自衛もおぼつかないため、使用せざるを得ない状況である。


異形化した現在は小蜘蛛を召還し襲わせたり陣地に入り込んだ相手を糸でがんじがらめにして魔力を吸収、血を絞り取ることを得意とする。
パートナーについてどう思っているか
一目惚れらしいが、恋愛なんてものがなかった時代ゆえにどうしたものか、というところで自分の感情に気づけていない。気になる存在ではある。

異形化した現在はマスターに対する気持ちがかなり歪曲されており終始マスターの血を啜りたいと考えている。