「世の中、不必要なもの何て無いと思うんだ。あんたはどうなの?」

概要

古読総合学園に通う橙色の髪が特徴の眼鏡を掛けた少女。
学園内では上位の方に入る程に優秀ではあるが自宅で変な物を作っていると言う噂があり気味悪がられている。
本人はその事には気にしておらず逆にそれをネタにする程であった。
実際、本当に色々作っていたりするが、実用性が無くしょぼい物ばかり溜まっていくが、彼女はその失敗作を
捨てる事無く自分の技術が上がればこれ等を良い物に出来ると思い残している様である。

最近、同じクラスの『四季条梓希』と言う少女から「友達になって下さい」と言われた。
彼女の事は知っていたが特に関わる事は無かったので気にはしていなかったが、
突然あの様な事を言い出した為正直驚いている。
見た目内気そうな子だとは思っていたが、ある期間を過ぎてからあの子の表情が変わった様に見えた。
特に断る理由も無かったので友達になる事にした。
彼女と話していると何だか以前から仲が良かった様な感じに思えてくる。
特に人前に出したことの無い蛇霊翔雷《ケツァルクァトル》の事を知っていたり『自分が作った』と言う
電磁銃の設計図などを出された時には彼女が一体何者なのか興味が湧いてきていくのであった。

性格
活気があり本当の事しか言わない程素直でちょっと男勝りな所もあるが、意外と冷静な部分があり、
予期せぬ出来事に見舞われた際にも周りを見て適切な行動や指示が出来る。
母親譲りなのか、実験や開発で家に篭るほど大好きだはあるが、親や友達に呼ばれれば
直ぐに向う程素直な所もある。
自分に関わるものを全て大事にしており蛇霊翔雷・弐式改《ケツァルクァトルMk-Ⅱ+》をレモンと呼び、
家族の様に接していたりする程である。その分、大切なものが失われる事をかなり嫌っている。

その後蛇霊翔雷・弐式改《ケツァルクァトルMk-Ⅱ+》を失い意気消沈するも、凹んでいても仕方ないと思い
動き出す程に強い心を持ち。
蛇霊翔雷・弐式改《ケツァルクァトルMk-Ⅱ+》のレモンに似せた蛇霊翔雷・肆式《ケツァルクァトルMk-Ⅳ》
も受け入れ彼女にも『レモン』の名を与えている。

一人称は私、二人称はあんた、お前と呼ぶ。
方針(聖板戦争での立ち回り方)
偶然参加した為、特に願いも無く、最近話し掛けて来た『四季条梓希』と言う少女に興味を持っており
彼女と共に行動するようになる。
戦闘スタイル(強み・弱点含む)
所持している高電磁加速銃≪エクスバレル≫や試作型高電磁加速砲《ケラウノス》等の強力な装備が
揃っている為、それなりに戦える様になっている。
更に、雷皇神機《ヴェルトール》を使う事で単体での戦闘能力を飛躍的に向上する事が出来ている。
しかし基本は蛇霊翔雷・肆式《ケツァルクァトルMk-Ⅳ》の高い索敵、情報収集等の後方支援がメインである為、
あまり前には出ない様にしている。
また高度な演算能力のおかげで未来予知に近い指示を出すことも可能になっている。

雷皇神機《ヴェルトール》は非常に強力ではあるは人間サイズのサーヴァント相手では不利に近く、
同等サイズ(約12m程度)相手であれば十分に戦う事が可能である。
対サーヴァント戦を想定するのであれば雷皇神装《ヴェルトール・ギア》が最も適しており、
蛇霊翔雷・肆式《ケツァルクァトルMk-Ⅳ》の操作により人間の操作では不可能な動きをさせる事が
可能であり、演算能力による予測攻撃、防御等が可能。
パートナーについてどう思っているか
バステト:元気でいい子ではあるが色々と五月蝿い。新しく入ったレモンとも仲良く接している。
セクメト:以前よりは仲が良くなれた気がするが、やはり自分に対しては厳しいままな感じがする。
台詞の例
「これが『私の作った』設計図かぁ。うん、確かに私の字や書き方にそっくり、なんと言うか不思議ねぇ~」
「う~ん、やっぱりレモンは本当良い匂いするわ。何だか食べたくなっちゃいそう」
「え~私も歌うの?正直あんまり興味ないのよね」
「あんたは『あの』レモンにはなれない・・・けど、あの子の為にもあんたは『今』のレモンとして生きて欲しいの」
レモン(Mk-Ⅳ)
彼女は境子が以前所有していた蛇霊翔雷・弐式改《ケツァルクァトルMk-Ⅱ+》の愛称であり、
現在の蛇霊翔雷・肆式《ケツァルクァトルMk-Ⅳ》の愛称でもある。
名前の由来は蛇霊翔雷《ケツァルクァトル》は伝導能力を上げる為に柑橘系の果物を使用しており、
そこはかとなくその匂いが漂っていたりする。
その匂いに蛇霊翔雷・弐式改《ケツァルクァトルMk-Ⅱ+》が人型になった時の姿がどこと無く
レモンに見えたことからこの名前が付けられている。

彼女の性格は明るく、真面目で頑張り屋な性格をしている。
最初の頃は自分が『新しいレモン』と主張をし境子を励まそうとしたが、境子はそれを認めず
部屋に篭ってしまい困っていた。
数日後、境子が彼女に渡した数百枚にも及ぶ資料の様な物を渡した。
内容はレモン(Mk-Ⅱ+)が生まれて亡くなるまでに起こった出来事が書かれていた。
境子は「あんたはあの子にはなれない・・・けど『レモン』として生きてくれるのなら、
せめてあの子が生きた証だけでも覚えていて欲しい」そう言った。
その後、境子は彼女の事をレモンと言うようになり、今まで通りの日々に戻っていく。
魔術回路強化装備・肆式《アドヴァンスジャケットMk-Ⅳ》
雷皇神機《ヴェルトール》を行使する為に必要な魔力量などを計算し、それを実現できる程の
魔術コンデンサを最新技術で開発したがそれでも大型化してしまい運用に困難になっていた。
英霊・葛の葉の霊恵珠が無ければこれを着る事になっていたかもしれない。
見た目は前回のMk-Ⅰを更に大きくして魔術コンデンサ部分もジャケットだけでなく手足に
装着させる事になる為、全身に魔術コンデンサを付ける感じになっている。
一応それでも雷皇神機《ヴェルトール》を動かす事が可能だが、重量があり少女である
彼女が着て動くのは困難な状況であるった。
簡単に言えば失敗作ではあるが手足などに装着可能な魔術コンデンサを開発が出来た為、
失敗作とは言い難い物となっている
謎の物質の正体
あらゆる『神秘』と呼ばれる力を全て消滅させることの出来る、
外宇宙から齎された『対神秘殲滅用のウイルス兵器』である。
空気中に散布されると直ぐに死滅してしまうが死滅するまでに周囲のマナを消滅させるほどの効果を持つ。
これを相手に体内に打ち込む事で相手の魔術回路、異能、起源等のあらゆる力を失う事が可能。それを失われた事に
よって起こる<身体の異常などが起こることがあり、特に起源を失った者は無気力状態になり最悪死ぬ事もある。
サーヴァントの場合はこの物質を触れただけでも霊子分解が発生し消滅する。
これは宝具や神性のある武器にも有効であり、これを触れた物はその物にある特殊な力を失いただの物、または武器に
なってしまい、消滅する可能性もある。
この物質は一度感染すると物凄い速度で侵食する為、対処は非常に難しく、治療法も無い。
ただし、害があるのは神秘と呼ばれる力だけである為、それ以外では無害に近い。

現在使用している試作型対霊子分解兵装《グラムパニッシャー》はかなり非効率な使い方をしており、
この物質の性質を知っていれば効率化も可能だったりする。
例えば銃弾やナイフなどにこの物質を少し付け、撃ったり、斬り付けて体内に入りさえすれば
簡単に対象の魔術回路や能力を失わせる事が出来るのである。
サーヴァントに関しては命中させるだけで倒す事も可能になる程である。

この事を知って居るのは、前回の並行世界で目撃した現在四季条梓希とタマルのみであり、彼女等は
この物質を危険視している。