「わたし・・・が、頑張ります!!」

概要

青みがかった緑髪が特徴的な弱々しい少女。
普段は概念共鳴の能力を使い、中央部付近の海底でひっそりと隠れる様に暮らしている。
食料は基本的に海中に居る魚などを捕獲したものを陸に上がって調理している。
漁の際は彼女の持っている専用の礼装を着ており、水中での移動等はそれを
使い魚を獲る時はカムイを使っている。
概念共鳴ののせいなのか、彼女が居た場所や移動した海域はとても綺麗になっている事があり、
漁師の人からはその現象を『海神様の涙』と飛ばれていたりする。
また、近辺の海辺での水難事故が発生した際には人助けをしたりしており、
その際に彼女の姿を見たものを居たりするのだが礼装を着ている時の彼女は色々と異質なせいか、
その姿を偶然目撃した者からか『海女』や『人魚』等と言われちょっとした噂が立っている。

何故、この様な生活をしているのかと言えばは、
ここに来る前に行われていた『巫乃大戦』原因であり彼女が生き残った要因であった為、
彼女は食事をする時以外は水中から出る事は無い。
本当は外に出たいと思って居るのだが、臆病な性格な上、どこかも知らない場所に放り込まれた事もあって
前に出ることが出来ないでいる。

その後ウィルとレヴィアタンと合い、彼等と行動していく内に、
ウィルの自分へ対する愛情はアリーシャと呼ばれる彼の妹であり、そのアリーシャに近い少女に起こる
幻覚だと言う事が分かり少しがっかりしてしまうが、自分を見るウィルがとても幸せそうな顔をしていた為、
このままでも良いかなと思っていた。
けれど、レヴェアタンから刺し込まれる視線が明らかに自分に対する嫉妬だと言う事も分かっていたが、
ウィルの事を考えると去る事は出来ず、最悪彼女に殺させる覚悟で彼女と接する決意をする。
そして、敵の奇襲により、レヴィアタンが大怪我を負い治療する為に二人っきりになった際、レヴィアタンの殺意が彼女を襲う。
彼女の真意も知りこうなる覚悟でいた事を伝えると、レヴィアタンは彼女を襲う事をやめどうにか窮地を脱する。
しかし、今の状態ではまたいつこうなるか分からなかった為、
レヴィアタンと二人で相談(レヴィアタンは頷く等で意思表示をして)
その結果、自分がウィルの“妹”として、レヴィアタンは彼の“妻”になれば良いのではと提案してみた。
レヴィアタンは大賛成と言わんばかりに大きく頷いた。
その事をウィルに伝えると意外と受け入れてもらい、彼女自身も『伊鈴菫』から『アリーシャ・インベルト』へ変え、
ウィルの本当の妹として頑張ろうとしている。

聖板戦争は終わりが近付く中、彼女等は生き延びる事が出来るのだろうか。

性格
ウィルやレヴィアタンの二人と居る内に片言だった喋り方も若干ではあるが無くなり、以前よりも積極的に
話す様になっている。
それでも臆病で怖い時は怖がったりするが、逃げては行けない状況の際にはその恐怖に立ち向かう程の
勇気を見せる時がある。
オリジナルの呪いも健在で困って居る人を見てしまうと放っておけず助けてしまう事があるが、
今ではそれを自分の意思で行動するようになっている。
ただ、寂しがりやな部分は残っており、一人になると凄く不安になったりする。

一人称はわたし、二人称はあんたと呼ぶ。ウィルはお兄ちゃん、レヴィアタンはレヴィちゃんと呼ぶ
方針(聖板戦争での立ち回り方)
自分、ウィル、レヴィアタンの3人でこの聖板戦争を生き延びる事。
そして、どうにかしてレヴィアタンを受肉させ現世に留まって欲しいと思っている。
戦闘スタイル(強み・弱点含む)
翔威と水系統の魔術を駆使した遠距離戦闘と治癒術を得意としている。
基本的に戦闘力は無く、近接戦闘は殆ど出来ず、水天の流刃《アクアラーミナ》を使った
牽制攻撃でどうにかしているが、魔術主体なのに物質魔術を持たない為、対魔力や彼女と同じ巫乃相手だと
ほぼ相手にならない状態である。
一応、水辺た水中での戦闘は得意で海臨する水星《オーシャンスフィア》を使う事で地上でも同じ環境での
戦闘が出来るものの、やる事は変わらないのでそれだけでは難しい。
水中であれば相手を倒す可能性は高いがそこまで持って行く事が自体が困難な事なので余り期待は出来ない。

翔威は他のカムイに比べて性能が良いので、これを主体に戦う事が彼女にとって長所と言える。
翔威を使う事で近接戦から遠距離戦までカバーでき、尚且つ防御も出来る為これを上手く使う事で
戦闘を有利に持っていく事が可能である。
ただし、翔威も限りがあり一度破壊されると修復に時間が掛かってしまう為、
破壊される度に戦闘能力が落ちてしまう危険性がある。

Link能力も戦闘向けではない為、基本的に単体での戦闘は難しい部分が多い。
パートナーについてどう思っているか
二人とも自分の大切な家族だと思っている。
台詞の例
「魚食べますか?美味しいですよ」
「ひゅぅぅぅ~~~!?・・・ごめんなさい、ごめんなさい・・・」
「ひ、一人は怖いです・・・一緒に居て欲しいです・・・」
「お、お兄ちゃん・・・」
巫乃について
四季条梓希のクローンであり、賢者イデア・ルーシュ・ベルフェゴールがある研究の為だけに作りだした実験体。
能力は若干劣化しているがスキル自体はそこまで変わっては居ない。一応ではあるが彼女並み、それ以上のスペックに改造する事は 可能だったが必要性は無かった為行われていない(一部その様な固体は存在していたりはする)

新たに発見された概念共鳴の能力を調査を兼ねて、育ちの経緯などを変更する事で梓希の能力特性や戦闘スタイルの変化を与え 様々なパターンを作り概念共鳴に適合する固体を探す事も行っていたりする。

身体的特徴としては獣耳の様な横髪に小さな眉毛などがありそこ以外は特に問題は無かったのか見た目が
全然似ていない姿になっている。
身長については妖狐の特性である自在に体系を調整する事が可能な為、性格によって身長差があったりする。 しかし、彼女等が最も大きくなれる状態については年齢相応の為限界がある上、その際の身長には個人差がある。

妖狐の高い身体能力を持っており劣化していたとしても人間程度なら圧倒できる程度の戦闘能力を所持している。
しかし、現在の彼女達では自分で力の制御が出来ない為に日常生活では不便を強いられている。
一応ではあるが戦姫之鍵(アルターデバイス)を着用していればその問題は無いが手に入れられるのは
“梓姫”と呼ばれる巫乃の上位クラスのクローンのみに与えられている。

記憶については第4次聖板戦争での暴走大聖板との戦い後までの記憶が残っている。

寿命についてはオリジナルよりも短命であるが、妖狐の長寿のおかげで“人間程度”なら生きる事が可能である。

巫乃達は特殊な波長で結ばれている為、無意識にそちらに向ってしまう習性がある。その為、いくら離れようが場所が分からなくても 最終的に出会ってしまう。

なお、イデアは研究の効率化の為に他の並行世界でもこれを行っており一つの世界に約200人、それを8つ世界で
行っており合計にするだけで約1600人程度の巫乃を作り出している
梓姫、巫乃大戦について
彼女等は巫乃の中でも最も優れた者達のことを示す名称である。
梓姫になる為に必要な条件として最も重要視されているのが『概念共鳴を所有している者』である。
これは概念共鳴の試験運用的な部分も含まれておりより高い概念と繋がった者はその梓姫になる資格を得る。
ただし、概念と繋がったと言っても比較的所得し易い属性系の概念だけ資格を手に入れる事は難しく
より高い概念を取得しなければならない。

この梓姫候補は複数存在いしていたが梓姫になれるのは研究の関係上8人までとされており、それを選別
させる為に彼女等同士を戦わせ、それにより起こる概念共鳴の覚醒やそれを使い生き残った者を
梓姫とする争奪戦を行った。
これは梓姫が決まった際の余った巫乃達の処分も兼ねている。

彼女等はこの“殺し合い”の事を『巫乃大戦』よく呼んでいる。(梓姫選戦、梓姫選争とも呼ばれている。)

この戦いは終わり梓姫が決まった後、奇しくも生き残った巫乃達は切り捨てるが如く放置され、
その後の消息は不明である。
それ以外だと何らかの原因で一つの世界が消えたりとか新しく作り出した梓姫の試験運用時に
皆殺しされたと言う話もあったりする。

また、彼女達にはランクが存在し、数字が少ないほど高い能力を所持している事になっている。

彼女、伊鈴 菫の場合はランク7で梓姫の中では最弱である。

因みにこれは各梓姫の戦闘データを元に作った仮想でのシュミレーションによって出されたもので
実際に戦った訳ではない為、そのランクが正しいと言うものでもなかったりする。
概念共鳴《Idea Link》設定
賢者イデア・ルーシュ・ベルフェゴールがクローンを作る際に行ったLinkの能力分析の際に偶然発見した 概念への繋がりそれを干渉し能力して扱うLinkの新たな定義となっている。
とりあえず名前が居ると言う事で発見者である彼女の名前を取ってIdea Link(イデアリンク)と懐けている。

-概念共鳴の特性-

概念に干渉する事で様々な現象、効果を引き出す事が可能。
しかし、概念には様々な意味も含まれているため使用者の解釈によっては強力な効果へと変わったり、逆に微妙な効果にも なる。その為使用者にも色々と技量が必要となる。
概念一つでも効果があるが2つの概念を組み合わせる事で違う概念へと変える事も可能。組み合わせ次第では所得していない 概念を使用することできそのまま取得する事も可能である。

-概念の取得-

概念へのLinkは簡単なものではなくその概念をどう理解するか、どう作用するかなど条件は様々で扱う概念が強力なものであれば 条件は難しくなる。ただし一度取得してしまえばいつでも扱う事が出来る上、同じ能力者同士ならば交流をする事でその概念への 理解が進み、取得出来る可能性が高くなる。

因みに最も取得しやすい概念としては『火』『風』などの属性として扱われるものがそれに入る。魔術でなどで扱われるものは 基本的に取得しやすい傾向がある。
また、以前まで使いていた初期型のLink能力である追感霊線や憶感天書なども概念共鳴だった事が分かり、 無意識による概念の所得も可能である事が判明している。
ただし、これは日常で行われるものが多く実戦で使われるものは少ない。

-概念共鳴使用時における負担-

概念にもランクがあり高いほど世界に干渉する程の力を持つ逆に低ければ対して影響も無い強化程度のものまで様々であるのだが ランクが高ければ高いほど使用者掛かる負担は大きくなり最悪死を招く可能性もある。また、負担が少ないとしても複数の相手に 使用した場合、そのLinkした数に応じて負担が大きくなるので注意が必要。
また、Link能力を使用する際の効果範囲によっても影響したりもする。
ただし、負担の方法には違いがあり負担がない代わりに別の要因による代償があるものが分かっている。

-Link能力使用時の効果範囲-

Link能力を使う際には対象と繋ぐ(Link)する必要がありその方法も複数存在する。

効果範囲の種類

視界型
視界上に居る相手に対してのみLink可能であり最も負担が少なく相手への干渉効果が高いタイプ。 ただし、視界から外れると対象とのLinkが無効化され干渉が不可能になる。 一応一定時間ないに視界に捉えれば無効化はされない。

範囲型
一定範囲に居ればLinkの対象となり範囲から抜けない限り解除する事は不可能だが、負担は 大きく干渉能力は少ないタイプ。ただし、対象が多い場合対処が難しくなる事がある

無制限型
Linkしていればどこに居ようが能力を使用する事が可能。ただし、負担が最も高く扱うには 干渉しない程度の能力のみに制限される。

Linkする際の種類

認識型
こちらはLinkする相手を選ぶ事ができ、敵味方に分けて効果を使う事が可能。ただし、 解除された際には再度Linkする必要がある。

無差別型
範囲内に居る全てを対象とし強制的にLinkする事が可能。ただし、敵味方の識別が出来ない為 支援系には向いていない。また、負担の大きい範囲や無制限型で扱う場合は注意が必要。

-概念共鳴の欠点-

あらゆる概念に干渉し作用する能力を持つが欠点と言える部分がある。
それは“無から有に繋がる事は出来ない”である。
簡単な例を出すとまず『火』と言う概念にLinkしようとする、しかし周りにその概念となる『火』が無い為
繋ぐ事が出来ない。
この様にその概念を取得していても繋がれなければ何の干渉も出来ないという事である。
これを解消するには“他の手を使って概念作り出す”事でそこから干渉する事が可能になるのです。
例にある『火』の場合はライターなどで『火』を作り出す、これだけでも十分な効果を得る事が出来ます。
その為そう言った概念に対しては魔術による補助をする事で能力を最大限引き出せたりもする。

一応ではあるが概念を使用してそういった“現象”を引き出す事は可能ですが、
“無から有を作り出す事”は概念共鳴の中では高ランクに当たる為所得するのは難しいが複数の概念を使って
それを引き出すことは可能である。
また、この“無から有を作り出す事”を使いって魔術的な事をする者を概念魔業《マジックリンカー》と
呼ばれているが、現在の所その様な固体は発見されていない。