「さぁ見せて頂戴、私が求めたあの光景を!!」

概要

黒い服を身に纏い、死人の様な肌色とオッドアイ、体を覆う程のポニーテールが特徴的な異国の少女。
彼女こそ前回の聖板戦争の際に出現した暴走大聖板を造った張本人である。
現在、この古読市に降り立ちある実験をする為にやってきたらしいのだが、彼女自身封印指定をされており
いつ襲われてもよい状況であった為、研究対象である四季条梓希の性格を利用して彼女が居候している
天悼神社にて保護と言う名の監禁をされている。因みに脱走は容易とのこと。
彼女を知る梓希やタマルから相当警戒されているが、実験の仕込み自体は既に終わっており、
後は結果を見るだけので行動は特にしない。
一応前回雇った傭兵であるウィル・インベルトを護衛役として準備はしているものの、正直余り興味は無い様子。
早く結果が知りたいとわくわくしなが一日だらだらと過している。

性格
性格は冷酷無比で、知識の探求する事に執着しており目的の為なら非人道的な事も厭わなず、
それ以外の事には全くと言って興味は無く、探求以外では全く動かない程である。
現場主義で、その実験を直接見なければ気が済まない所があり、そのせいで自分が死ぬ事もある。
300年と言う人生を送り、様々な出来事を体験していたせいか、どんな事があっても表情すら変える事は
無く物事を判断でき、界降転生のせいか死の概念すら失っており自分が死の瀬戸際に居たとしても冷静に
対応したりと精神状態が常人とはかなり掛け離れている。
寧ろ、自分にすら興味が無い様にも見える。

一人称は私、二人称は貴方、君と呼ぶ。
方針(聖板戦争での立ち回り方)
現在進行している実験の成功をこの目で見る為に行動している。
それ以外は特に興味はない為、適当にあしらったりしている。
戦闘スタイル(強み・弱点含む)
現在の体ではまともに戦う事は出来ず、戦おうとすら思っていない為、
彼女の持つ強力な魔術は見る事はない。
台詞の例
「貴方味わったらどうかしら、自分が知らなかったものを自分の手で達成した時のあの達成感を・・・
あれほど素晴らしいものはないわ」
「ああ、それは知っているわ。でも、今は正直どうでもいいわね」
「私を殺す?・・・う~ん、別に良いけど・・・いや、今殺されるとちょっと不味いわ」
「う~ん、準備とか仕込とか、色々終わらせているからやる事がないわぁ~」
イデアの実験
正式名称は『キズナプロジェクト』。名前からして何だか良い事でもするのかと思いきや、
その内容は前回起こった大聖板の暴走の際、見事打ち倒した『キズナ』、この超越した姿に魅了され彼女は、
『あの奇跡を自分の手で再現しよう』と考えこのプロジェクトを開始した。

魅了されただけが理由ではなく、大聖板より無力となったサーヴァントとマスター達にてお差し伸べたのは
神でも英雄でも無い、『ただの少女』だった。
自分よりも背の大きいな英霊を勇気付けるその光景は超越した以前に滑稽でならなかった。
『ただの少女』が超越した姿になっり失敗作を破壊した時は残念と言うよりも興奮に近いものだった。

それから彼女は『ただの少女』である『四季条梓希』の遺伝子データーを収集、彼女のクローンを作る事になる。
初期の頃は、彼女の持つ能力Linkを持たぬ者が現れ失敗続きであったが、複数の並行世界を通しす事でその問題も
解消した。その研究の際に概念共鳴を発見、以後その能力についても研究を始める。

安定したクローンの生成を可能にした事により本格的な実験が始まる。
まずは前回の戦いの再現として、クローン3体によるLink実験をしたもののLinkに失敗、
三体のクローンは無残な姿と化していた。
数回に亘る実験をした結果、8体によるLinkの際に『キズナ』に近い現象が見られた。
しかし、安定はせず数秒のLinkで数人のクローンが同化してしまう現象が起こっていた。

この後も研究は進み、より能力の高いクローンを選抜しオリジナルである『四季条梓希』
とのLinkをする事で『キズナ』を発現させようと計画をした。
この頃からクローン達の事はオリジナルの旧姓である『巫乃』と呼ばれる様になる。
そして、その選抜する為に戦わせたのが『巫乃大戦』と呼ばれる殺し合いである。

選抜戦も最終段階に差し掛かっていた中、試験的に行われていたオリジナル以外でのLink実験を
行っていた。これはもしもオリジナルとの融合に失敗により、オリジナルを失っても実験の支障が無い様にと
言う所謂保険の様なものを用意していたのだが、
その実験の際にトラブルが発生、リンクにより『キズナ』なった被験体No.556号が突如暴走を始める。
どうやら『キズナ』の力に呑み込まれた事とそれを『支える者』が居なかった事が原因だと思われる。
暴走を止めることが出来なかた結果、謎のLink能力により『梓姫』になる予定だった『巫乃』と共に・・・

                  『一つの並行世界が消滅した』

この報告を得て一度実験の内容に一部修正を入れ、選抜予定だった『梓姫』の再検討などを行っていた。

『梓姫』の選抜も完了、彼女達を解放、次の聖板戦争まで各自での行動を行わせていた。
この聖板戦争は『キズナ』を発現させる原因でもあり、彼女がせざるを得ない状況に
なり易いという『都合の良い実験場』である。
しかし、実験体であるオリジナル『梓希』は以前の戦いで精神的に脆くなっていた為、
最悪、被験体No.556号の様な事が起こる可能が高かった為、一度彼女の精神面を強化する為に、
彼女以上の相手、精神的に追い詰める役割として『梓姫』達のデータを元に作りなおした最新のクローン、
『紅葉』を投入する事にした。
彼女には無意識に『梓希』を精神面を追い詰める様な状況にする様にプログラムされており、
尚且つ倒そうと思っても倒せない程度の強さにする事で反抗でき内容にしている。
その為、必然的に仲間に頼る状況をさせ、その仲間に危害が加える事によりさらに追い詰めるようにし、
そこから這い上がる程度の精神強化を目論んでいる。
勿論、その結果精神面の改善が出来なかった場合には、彼女を殺害、『紅葉』を『キズナ』に
させ実験を終了させる考えであった。

結果的に『梓希』の精神強化は成功、生死は不明だが『紅葉』処分も完了している。
あとはLink能力者同士が引き合う性質を利用して『キズナ』を発現させる事を持つだけであった。
最後の選抜者
被験体No.556号の被害により『梓姫』に選抜さていた『巫乃』が世界共々消滅した。
その為、新たな『梓姫』を再選抜するべく調査を行った。
しかし、選抜戦も最終段階だった為、残って居る中に概念共鳴を取得している者が居らず困り果てていた中、
唯一生存していた概念共鳴を持つ『巫乃』を発見した。
彼女は水中に潜り一度も出なかった事が幸いしていた様だ、戦闘能力等は基準値には微妙に及ばなかったものの、
彼女しかその資格を持っている者が居なかった為仕方なく採用した。
最後の選抜者と言うが、実際は単なる『余り者』である。
その『余り者』は現在『アリーシャ・インベルト』と名を変えた旧名『伊鈴 菫』である。
被験体No.556号
オリジナルが損失した場合の保険として作り出されたスペアパーツである。
オリジナルの予備である為、当然ながらオリジナルと同等のスペックを持つ。
この時点では精神面が影響するとは思っていなかったせいか、性格等はそこまで再現がされいていない。
本来の彼女の性格は子供っぽい所は多少あるものの、正義感はオリジナルにも負けない位に持っている。
ただ、かなり臆病な所があり、怒鳴ると直ぐに泣き出すほどである。

因みに被験体の横に書かれている番号は『巫乃大戦』で生産された『巫乃』達とは別に
『キズナ発現実験の試験体として作られたクローン』であり、彼女はその中の556番目に当たる。
それまでの被験体は実験に失敗し死ぬ者や精神崩壊し使えなくなった者が多く全て廃棄処分されている。
そしてこの被験体No.556号が『唯一』の『キズナ発現実験の成功例』である。

































梓姫 キズナ‐こころ‐
イデアが生み出した最強最悪の『奇跡』
その姿は異質で非常に露出度の高い服を着ており、『キズナ』同様の炎の様に揺らぐ髪に尻尾が特徴。
炎の色は通常のキズナと違い黄色、これは融合元によって違いがあり、『梓希』は明るい緑である

性格は『キズナ』発現の再に力に飲み込まれた事が原因により幼児退行しており、
無邪気な子供の様な振る舞いをする。また、知識の方も退化しているのか複雑な事は難しくて出来ない。
自分の力を少し理解しているのかかなり上から目線な感じで少しでも機嫌を損ねると『世界』の概念共鳴により
その相手を削除しようとする程の短気である。
彼女は消す事が相手を『殺す』と言う事を理解していない為、罪悪などは殆ど無い。
また、彼女は頭が悪く簡単に騙されたしする部分を持つ。

『キズナ』発現実験のされたこころ以外にも7人のクローンが用意されていたが、どれも感情の無い 人形に近い存在立った為、こころが力に飲み込まれていた際も彼女を『支える』事を
しなかった事もこうなった原因でもある。
因みにその7人は『キズナ』の同化現象にこころに完全に取り込まれてしまっている。
その為、現在のこころは常時が『キズナ』の力を扱う事が可能。

彼女の名前は被験体No.556号の数字を語呂合わせの要領で「556→こころ」と言う感じに
イデアが適当につけた事が由来となっている