アフリカ出身の、すでに滅んだ部族の呪術師にして祈祷師だったゴリラ。基本的に優しくシャイで、人前に姿を見せることは殆どない。常々自然に敬意を払っており、そして人間もまたその一部であると考え敬意を払う。 かつて行った祈祷によって、このままの勢いで人類が星を食いつぶすようなら滅びは避け得ぬという未来を感じた。それ故に人間の方向性を転換して今の文明を終わらせてでも種を残そうと考えていた……のは昔の話。現在は己の祈祷程度で測れぬであろう人類の心と意思を信じて見守っていこうと考えている。