呪術師アダルが召喚した『バーサーカー』のクラスのサーヴァント。本体としては一糸まとわぬ背の高い女性の姿をしている。
普段はアダルの用意したゴミ箱に隠れて街に潜んでいたり、市北東部の廃棄場でゴミに埋もれて遊んでいたりする。会話ができないため意思疎通は困難かと思いきや、表情や動作が感情をよく表しているため割と容易。
その真名は妖怪絵師・鳥山石燕の「百器徒然袋」に描かれた妖怪の一柱、塵塚怪王。原典にて「それ森羅万象およそかたちをなせるものに長たるものなきことなし。麟は獣の長、鳳は禽の長たるよしなれば、このちりづか怪王はちりつもりてなれる山姥とうの長なるべしと、夢のうちにおもひぬ」等と書かれており、ゴミや塵、山姥の王としての神格を得ている。まあ、麒麟だの鳳凰だのに並べて置かれてはいるものの格としては比べるべくもないが、仮にも鬼にして王。そこらの付喪神とは比べ物にならない存在である。