赤いモヒカンが眩しいド派手な黄金の鎧にサングラス、背中に大きな樽を背負った、まるで荒廃世界を描いた映画のゴロツキの如き『ライダー』のクラスのサーヴァント。勝手に町中を歩き、マスターの金でクルーザーを買って乗り回し、夏休み中の子供に混じってラジオ体操に参加していたりとマスターの心臓に悪いことばかりやっている。なお、本来はもう少し大人しい姿なのだが、召喚されてから立ち読みした漫画だの映画だのから影響を受けてこうなったらしい。
その真名は、東ローマ帝国ヘラクレイオス王朝第5代皇帝である「コンスタンティノス4世」。自ら艦隊を率いて遠征を行って反乱を鎮圧し、ウマイヤ朝との戦いにあっては敵艦隊に対して歴史上初めて『ギリシャの火』と呼ばれる火薬を使用し、首都を包囲していた敵軍を撃退したと言われている。なお、彼は没するまで唯一人の皇帝として君臨し、弟や息子らを共同皇帝にすることは決して無かった。