獅子の毛皮を羽織り、その類稀なる肉体を惜しげも無く晒す魔術師のサーヴァント。破格の豪腕と格闘術を武器にして、生前と同様この戦争においてもチャンピオンを目指して戦っていく。
その真名は、ギリシャにおける伝説的闘士テオゲネス。ヘラクレス神殿の神官にして、22年間で行った1300回の試合の全てにおいて無敗。ギリシャ四代競技会であるオリンピア大祭、ピュティア大祭、イストミア大祭、ネメア大祭の全てで優勝を飾り、特にピュティア大祭においては強すぎて挑戦者が現れず優勝したこともあったほど。
さらに、死後彼の像を海に沈めると凶作が続くようになり、像を引き上げ神として祀ることで凶作を収めることができた。このことから彼は神となったとされ、病気を治療しマラリアからも守ってくれるとしてギリシャ全土で信仰されるに至った。