喫茶「紺碧辺土 」に入り浸っている仏頂面の狙撃屋女子高生。人でもモノでも化物でも狙撃する、という触れ込みで絶賛売出し中。両親はなく、一人暮らしをしている。
クレー射撃とアーチェリーの選手だった両親から訓練を受けており、単純な狙撃の才能・技術は非常に高い。だが生まれつき持っていた魔眼の影響で最初はマトモに狙うことも出来ず、いつも怒られてお仕置きされてと、家庭環境は悪かった。結局、魔眼の制御が効くようになった中学生ごろに両親は事故で他界し、すっかりやさぐれていた彼女はせいせいしたとばかりに家財を売り払い家を出て、せっかく超能力なんてあるんだから……と己の魔眼を活かせるアルバイトとして狙撃の請負を始めて今に至る。
最近仕事も軌道に乗って来た所で、仕事中にふと小聖板を得たことをきっかけに聖板戦争に参加。
その願いは「両親との会話」。たとえ両親が自分を邪険に扱う者で、自分が二人の死をきっかけに独り立ち出来る程度にしかショックを受けていなかったとしても、
「散々自分を虐めた挙句に勝手に死ぬとかふざけるな、最後の文句も言えやしないじゃない……」
というのが彼女の偽らざる本音であった。
女袴にブーツを合わせた大正ロマン風の服装をしている事が多い。本人曰く「必要性に駆られてよ。草履や下駄ほど動きにくくないし、足さばきもパンツルックほど見えない、それに袖に物を隠せて便利じゃない」とのことだが、半分趣味である。また、幼少期の育ち方が悪かったためか貧乳の幼児体型であり、それを隠すための服装でもあるとか。