青い肌と白髪、黄金の機腕と2対の翼、長い蛇の尾を持つ『ルーラー』クラスのサーヴァント。召喚者であるA:U.Mの身体を使っているため、少女の姿をしている。
本人曰く、ヘルマンの苦悩と修練に免じて、その懇願を叶え召喚に応じたとのこと。
その真名は、ヒンドゥー教における最高三神「ヴィシュヌ」「シヴァ」「ブラフマー」の全てを一柱の神の側面であるとした概念「トリムルティ」。最高神三柱が融合したまさに最大の神であり、本来如何に聖板と言えど召喚するのは非常に困難な存在である。
ヘルマンは、これまで参加した2回の戦争で入手した小聖板と、今回の戦争で入手した小聖板を用いて彼らを3つに分けて召喚し、アヴァターラという概念を持つヴィシュヌをベースに取りまとめるつもりであった。実際は聖板ちゃんがどうも自我が強くなりすぎて当初の計画の妨げになる可能性が高かったため、急遽ブロンテスを召喚して儀式場を整え、召喚に特化したホムンクルス・シャルロットをベースに小聖板3枚を1つの肉体に収めた究極の魔法少女A:U.Mを作るという方向に計画をシフトさせていった。
果たして計画は成功し、ヴィシュヌの機能停止という問題はあるが世界の破壊と再生については十分な能力を持つルーラーとして、トリムルティの召喚を成し遂げた。