「私はもう魔法少女ではありません。
 だけど、皆の願いを守るため――私は、戦います!」

概要

 大魔術師ヘルマンが鋳造したネコミミ少女型ホムンクルス。聖板ちゃんから魔法少女要素を取り去った後の状態。A:U.Mへと合体する際にヘルマンから命じられた「存在意義を全うせよ」との命令を「私の存在意義は『皆の願いを守るため』である。以前マスター自身が私に願いを守るために戦えと言っていた」といった具合に曲解し、世界を滅ぼすA:U.Mへの融合を拒絶。意思統一の阻害となる存在として、A:U.Mから排除された。
 紆余曲折あってルーラーを不完全な状態で召喚させることに成功し、逃走。ルーラーへ対抗することの出来るチームを探すべく教会や監督役、あるいは知り合いのマスターに応援を要請している。

性格
 基本的におっとりとした大人しい性格だが、優しく勇敢で正義感が強く、いざとなれば何が相手でも決して逃げずに立ち向かう。誰かの願いを守るため、という魔法少女の役柄から生まれた台詞も、今の彼女にとっては本心からの言葉である。
方針(聖板戦争での立ち回り方)
 何はともあれルーラーを倒すことが直近の目標であるため、味方を探している。
戦闘スタイル(強み・弱点含む)
 戦闘力はさほど高くない。魔術師としてはそれなりに腕は良いのだが、以前のような活躍は望むべくも。なにしろ魔術よりのホムンクルスであるため肉体的に脆弱なのが致命的。一応強化の魔術も使えるが、戦闘時は専ら魔術だよりである。
 魔術知識はヘルマンのものを与えられているため、相手の魔術に対してどうすれば良いのか、といった対応力は高い。
性格的に相性の良い相手・悪い相手
 良い人とは相性が良く悪い人とは相性が悪い。典型的な秩序にして善のタイプ。
 それ以外で言うと、特に「願い」を大切に思っているため、他者の願いを踏みにじる者には、たとえそれが全体としては「良い人」であっても強い敵意を持つ。
 ルーラーについては、ある意味において善性の存在であり、また大好きだったマスターの願いに応えてくれているということは分かっているが、その所業によって地球人類全ての願いを奪うのであれば止めなければならない、と考えている。
台詞の例
「誰か、お願いします。私の魔術知識でも、この礼装でも、私に出来る事なら何をしてでも!
 あのルーラーは止めなくてはならないんです! だから……っ!」
「『その存在意義を全うせよ』……お父さんはきっと、そういうことを言うから抑止力に勝てないんです。
 大魔術師らしからぬうっかりさんなんですから、もう」
「私の存在意義は私が決める。私は今『誰かの願いを守るため』にここにいる!」