注意書き:これは完全に厨二病患者が書いた妄想です      架空のマスターが存在します       登場人物 佐山 武  ランサーのマスター。 ルー    ランサーの英霊 プロローグ 『先日発生しました。爆破事故は街中でおきたにも関わらず死傷者は誰一人としていませんでした  この爆破事件はテロの前触れではないかという専門家の意見もありま・・・・・』 「最近物騒だよな」 ここ一週間ぐらいで爆破事件やら変死体が見つかったとか、今まで事件といえるようなことがほとんどなかった。 この街で立て続けに事件がおきている。幸いといか何というか変死体以外は死傷者が出ていないのがいいことなんだけど 不自然な感じがする 「まぁ、俺には関係ないけどな」 事件がおきている場所は俺が住んでいる住宅地のほうではなく、駅周辺の栄えたところだ。 都心から電車で2時間、なんとも微妙な位置にあるこの街は駅周辺だけ発展してそこ以外は今もなお農家も多い。 住宅地は駅周辺ともいい難く、農地というわけでもない。微妙な位置にあるこの街のさらに微妙な位置にある場所だ。 「いってきます」 俺は返ってこないと分かっていたけど挨拶をして家を出た。 1年前に俺を女手一人で育ててくれた母さんが、死んでからは独り言が多くなってしまった。 今日も今日とて学生の本分である勉学に勤しむとしますか!大半は睡眠学習だろうけどな 「おーい武、カラオケ行こうぜ!」 「おっ、今日はバイトもないし行くよ」 つつがなく勉強が終わって放課後、クラスメイトとカラオケに街に出かけた。 一瞬最近の事件が頭によぎったけど、そうそう何度も起こるもんじゃないだろうから気にしなかった。 「ウーロン茶にコーヒー混ぜるとかあいつら俺を殺す気か」 カラオケの帰り道、俺はクラスメイトから受けた仕打ちに一人愚痴っていた。 今日は久しぶりに歌ったのでテンションが上がってしまった。こんなに遅くまでいるつもりじゃなかったのに 晩飯はコンビニかな、いつもなら自分で作るのになぁ こんな他愛もないことを考えてたけど、急に後ろの方からなにか大きな音が連続で聞こえてきた。しかも段々音がでかくなってないか? 恐る恐る振り返ると、小さな隕石のような物が降りそそいでいた。 俺が何もできずにいると、隕石の間を飛ぶようにして走ってくる人影が目に飛び込んできた。 「えっ!なんで人がいるの 人払いしてあるはずなのに! 仕方ない、今は魔力使いたくないけど」 そうつぶやいた人影は俺の空に描き出した。それは俺では分からないがなにか特殊な文字であるような気がした。 「顕現せよ! 守護の盾」 空に描かれた文字が光ったと思うと手を突き出した先に魔方陣だと思われる物が展開された。 隕石は魔方陣に激突すると魔力を霧散させて消えてしまった。 けれど隕石はまったくやまない、それどころか立ち止まって防御しているから狙われ放題になっている。 「くっ、関係ない一般人がいるのにお構いなしか。アーチャーかキャスターのやつ、なりふり構わずやってくれちゃって!  君、今は何もわからないと思うけど私が必ず守るから!」 「あ、ああ、わかった」 俺を守ってくれるって宣言してくれた。でも俺は今目の前で起きてることがあまりにも現実離れしていて生返事しか返せなかった。 そんな俺の返事でもよかったらしく、魔方陣を維持している手とは反対の手で空に文字を書き綴っていく。 さっき魔方陣を書いたときよりも早くさらに無数の文字を描いていく 「顕現せよ! 虚ろなる鏡 さぁ逃げるよ!」 「へっ、うあ、まっ!」 魔術が発動してすぐに俺は腕を引っ張られて強引に走らされた。いや正確には走らされたというか引きずられていた。 さっきまで自分がいたところでは依然として立ち尽くす俺がいた。これがさっきの魔術なんだろう。 それにしても走る速度ががおかしすぎる!人間一人を引きずりながら自動車並みの速度で走るなんてバカげてる。 カラオケがある駅周辺から住宅地まで一気に駆け抜けたところでやっと止まってくれた。 「もう追いかけてこないみたい、あれっ、大丈夫?」 安心させようとして声をかけたんだろうけど、俺の姿を見て心配してんだろうな 何せ今の俺は逃げるときに引きずられてボロボロになってるから、あちこち痛むし 「まぁな、おかげで大丈夫だ。それよりもな!」 俺はこれくらいの皮肉しか言い返せない、そして初めてこの人を見た。 流れるようなブロンドの髪を肩の辺りで一つに纏めて、こちらを覗き込む瞳は澄んだ赤色、背は俺よりも高くてスラッとしている けれど女性的な丸みは損なわれていない、そしてこの人から感じる雰囲気は太陽のように暖かい感じがする。 そんな女性に至近距離から見られていた俺は、二の句もいえない有り様になってしまった。 「大丈夫そうだね、よかったよ召喚されてすぐなのに巻き込むことにならなくて」 「十分巻き込まれてる気がするんだけど、ところでさっきの魔術だよな」 「えっ!君、魔術のこと知ってるの?」 「存在は知ってるだけで一切使えないけどな」 「ふーん、そうなんだ」 そういいながら俺のことをじっと見つめてきた。なにか表面的なことじゃない内面的なものを 見られているような気がした。 「君、名前はなんていうの?」 「俺は、佐山武」 「タケルっていうんだ、私はルーっていうの、ところでお願いがあるんだけどね」 そういって、こちらに両手を合わせて 「私のマスターになってくれない?」 「なにっ!」 これが俺とルーがこの戦争に参加する一番初めに起きた出来事だった 〜続け〜