「どんな距離からでも完璧に狙い撃って見せやるわ」

概要

ツインテール以外にこれと言った特徴が無い少女。
現在は「警察庁公安課理外監査室応用警邏隊」と呼ばれるあらゆる超自然的な事象を秘匿に対処する
特殊な組織配属されており、彼女はその中でも制圧、捕縛を行う「第三執」に所属している。
メンバーの中では最年少で体形も小柄だった上、基本的に皆スーツを着ているのに対して彼女は私服でいる為
色々と目立った存在ではあった。

それまでの彼女は自分の能力を活かせる仕事が見つからず、適当にアルバイトをして
どうにか生活が出来て居る日々であった。
憧れだった警察官になりたかったが、特殊な出生の為技能があっても入るのは困難であった為、履歴詐称、
暗示や洗脳を使い無理矢理入ろうとしたが上手くいかず失敗している。
もう諦めて正当な手段で入ろうかと思っていた時に黒髪の美しい女性から声を掛けられる。
話の内容は「警察庁公安課理外監査室応用警邏隊に入れば警察官として入れてもらえる」と言うものだった。
中々の怪しさだったが「警察官になれる」と言う言葉で頭が一杯であった為あっさり承諾した。
後で聞いた話によれば黒髪の女性は「応用警邏隊」に所属していおり、そこの「第三執」で副隊長を務めていると言う。
因みにその黒髪の女性の姿が千里が憧れる理想の警察官と酷似していた為に、黒髪の女性に対し恋愛感情に近い程の
好意を持っており、真似などをしていたりする。

聖板戦争も始まった今、「応用警邏隊」で起こるであろう様々な出来事に仕事をもらって浮かれている
彼女はまだ知る由も無かった。

性格
真面目で正義感が強いのだが、どんな事も完璧にしようとする完璧主義で、
警察官になる為に履歴詐称や洗脳までして入ろうとすると言った悪質な事を平気で行う部分があったりする。
完璧主義ではあるが一つの事にしか集中出来ないせいか、それ以外が疎かになっていたりする為失敗する事が多い。
ただし、一発勝負の様な後の無い状況ではなぜかその様な事は無かったりする。
女性に対する際の会話は普通なのであるが、男性に対しての発言に何らかの嫌悪感を思わせる部分がある。
どことなく同性愛な部分があったりするが多分気のせいだろう・・・多分。

一人称は私、仕事中は自分、二人称は貴方、お前と呼ぶ。また、何かと「完璧」と言う言葉を口癖のように使う。
方針(聖板戦争での立ち回り方)
「警察庁公安課理外監査室応用警邏隊」の役割をしっかり務め、理想の警察官を目指し頑張る。それだけ!!
戦闘スタイル(強み・弱点含む)
典型的な遠距離特化であり、相手の視界外からのライフルからの遠距離狙撃による
一撃必殺を得意としている。
中距離戦ではライフルは不利な為、弓に切り替えて対応する。
強化に共風《ウィンドシェア》、魔術耐性の高い相手に対しては結弾《ピアーシングネイル》などの
補助魔術を使いその場に応じて適切な対応をとり不利な状況にならない様に心がけている。
切り札である絶天《エルフィースティング》は威力こそあるが発動時間や命中精度に掛ける為、
単独での使用は難しく仲間の支援が必要になる。
単独での使用する場合はライフル同様視界外からの遠距離狙撃が最も適している。
一応ではあるが近距離戦闘も可能だが一般人程度の相手にしか通用はしない。
パートナーについてどう思っているか
いつもどこかに行ったと思えばふらっと帰ってきては金をねだってきて正直イライラしているけど、
大事な時には居るせいかどうしても許してしまう。
台詞の例
「え?また金が欲しいですって!?ちょっとは私の為に働きなさいよ!!」
「お姉様ぁぁ!!私やりましたよ!!」
「ふふ、自分の作戦はどうです?完璧でしょう。え?ここに穴がある?・・・・え!?ちょ、ちょっと本当に・・・あれぇ・・・」
「え?あぁはいはい、分かりました。やりますよ・・・・・・・チッ」(男性に対しての発言)
巫乃について
四季条梓希のクローンであり、賢者イデア・ルーシュ・ベルフェゴールがある研究の為だけに作りだした実験体。
能力は若干劣化しているがスキル自体はそこまで変わっては居ない。一応ではあるが彼女並み、それ以上のスペックに改造する事は 可能だったが必要性は無かった為行われていない(一部その様な固体は存在していたりはする)

新たに発見された概念共鳴の能力を調査を兼ねて、育ちの経緯などを変更する事で梓希の能力特性や戦闘スタイルの変化を与え 様々なパターンを作り概念共鳴に適合する固体を探す事も行っていたりする。

身体的特徴としては獣耳の様な横髪に小さな眉毛などがありそこ以外は特に問題は無かったのか見た目が
全然似ていない姿になっている。
身長については妖狐の特性である自在に体系を調整する事が可能な為、性格によって身長差があったりする。 しかし、彼女等が最も大きくなれる状態については年齢相応の為限界がある上、その際の身長には個人差がある。

妖狐の高い身体能力を持っており劣化していたとしても人間程度なら圧倒できる程度の戦闘能力を所持している。
しかし、現在の彼女達では自分で力の制御が出来ない為に日常生活では不便を強いられている。
一応ではあるが戦姫之鍵(アルターデバイス)を着用していればその問題は無いが手に入れられるのは
“梓姫”と呼ばれる巫乃の上位クラスのクローンのみに与えられている。

記憶については第4次聖板戦争での暴走大聖板との戦い後までの記憶が残っている。

寿命についてはオリジナルよりも短命であるが、妖狐の長寿のおかげで“人間程度”なら生きる事が可能である。

巫乃達は特殊な波長で結ばれている為、無意識にそちらに向ってしまう習性がある。その為、いくら離れようが場所が分からなくても 最終的に出会ってしまう。

なお、イデアは研究の効率化の為に他の並行世界でもこれを行っており一つの世界に約200人、それを8つ世界で
行っており合計にするだけで約1600人程度の巫乃を作り出している
梓姫、巫乃大戦について
彼女等は巫乃の中でも最も優れた者達のことを示す名称である。
梓姫になる為に必要な条件として最も重要視されているのが『概念共鳴を所有している者』である。
これは概念共鳴の試験運用的な部分も含まれておりより高い概念と繋がった者はその梓姫になる資格を得る。
ただし、概念と繋がったと言っても比較的所得し易い属性系の概念だけ資格を手に入れる事は難しく
より高い概念を取得しなければならない。

この梓姫候補は複数存在いしていたが梓姫になれるのは研究の関係上8人までとされており、それを選別
させる為に彼女等同士を戦わせ、それにより起こる概念共鳴の覚醒やそれを使い生き残った者を
梓姫とする争奪戦を行った。
これは梓姫が決まった際の余った巫乃達の処分も兼ねている。

彼女等はこの“殺し合い”の事を『巫乃大戦』よく呼んでいる。(梓姫選戦、梓姫選争とも呼ばれている。)

この戦いは終わり梓姫が決まった後、奇しくも生き残った巫乃達は切り捨てるが如く放置され、
その後の消息は不明である。
それ以外だと何らかの原因で一つの世界が消えたりとか新しく作り出した梓姫の試験運用時に
皆殺しされたと言う話もあったりする。

また、彼女達にはランクが存在し、数字が少ないほど高い能力を所持している事になっている。

彼女、戦芭 千里の場合はランク6である。

因みにこれは各梓姫の戦闘データを元に作った仮想でのシュミレーションによって出されたもので
実際に戦った訳ではない為、そのランクが正しいと言うものでもなかったりする。
概念共鳴《Link Drive》設定
賢者イデア・ルーシュ・ベルフェゴールがクローンを作る際に行ったLinkの能力分析の際に偶然発見した 概念への繋がりそれを干渉し能力して扱うLinkの新たな定義となっている。
とりあえず名前が居ると言う事で発見者である彼女の名前を取ってIdea Link(イデアリンク)と名付けていが、
梓希に影響されたのか名称を概念共鳴《Link Drive》に変更している。

-概念共鳴の特性-

概念に干渉する事で様々な現象、効果を引き出す事が可能。
しかし、概念には様々な意味も含まれているため使用者の解釈によっては強力な効果へと変わったり、逆に微妙な効果にも なる。その為使用者にも色々と技量が必要となる。
概念一つでも効果があるが2つの概念を組み合わせる事で違う概念へと変える事も可能。組み合わせ次第では所得していない 概念を使用することできそのまま取得する事も可能である。

-概念の取得-

概念へのLinkは簡単なものではなくその概念をどう理解するか、どう作用するかなど条件は様々で扱う概念が強力なものであれば 条件は難しくなる。ただし一度取得してしまえばいつでも扱う事が出来る上、同じ能力者同士ならば交流をする事でその概念への 理解が進み、取得出来る可能性が高くなる。

因みに最も取得しやすい概念としては『火』『風』などの属性として扱われるものがそれに入る。魔術でなどで扱われるものは 基本的に取得しやすい傾向がある。
また、以前まで使いていた初期型のLink能力である追感霊線や憶感天書なども概念共鳴だった事が分かり、 無意識による概念の所得も可能である事が判明している。
ただし、これは日常で行われるものが多く実戦で使われるものは少ない。

-概念共鳴使用時における負担-

概念にもランクがあり高いほど世界に干渉する程の力を持つ逆に低ければ対して影響も無い強化程度のものまで様々であるのだが ランクが高ければ高いほど使用者掛かる負担は大きくなり最悪死を招く可能性もある。また、負担が少ないとしても複数の相手に 使用した場合、そのLinkした数に応じて負担が大きくなるので注意が必要。
また、Link能力を使用する際の効果範囲によっても影響したりもする。
ただし、負担の方法には違いがあり負担がない代わりに別の要因による代償があるものが分かっている。

-Link能力使用時の効果範囲-

Link能力を使う際には対象と繋ぐ(Link)する必要がありその方法も複数存在する。

効果範囲の種類

視界型
視界上に居る相手に対してのみLink可能であり最も負担が少なく相手への干渉効果が高いタイプ。 ただし、視界から外れると対象とのLinkが無効化され干渉が不可能になる。 一応一定時間ないに視界に捉えれば無効化はされない。

範囲型
一定範囲に居ればLinkの対象となり範囲から抜けない限り解除する事は不可能だが、負担は 大きく干渉能力は少ないタイプ。ただし、対象が多い場合対処が難しくなる事がある

無制限型
Linkしていればどこに居ようが能力を使用する事が可能。ただし、負担が最も高く扱うには 干渉しない程度の能力のみに制限される。

Linkする際の種類

認識型
こちらはLinkする相手を選ぶ事ができ、敵味方に分けて効果を使う事が可能。ただし、 解除された際には再度Linkする必要がある。

無差別型
範囲内に居る全てを対象とし強制的にLinkする事が可能。ただし、敵味方の識別が出来ない為 支援系には向いていない。また、負担の大きい範囲や無制限型で扱う場合は注意が必要。

-概念共鳴の欠点-

あらゆる概念に干渉し作用する能力を持つが欠点と言える部分がある。
それは“無から有に繋がる事は出来ない”である。
簡単な例を出すとまず『火』と言う概念にLinkしようとする、しかし周りにその概念となる『火』が無い為
繋ぐ事が出来ない。
この様にその概念を取得していても繋がれなければ何の干渉も出来ないという事である。
これを解消するには“他の手を使って概念作り出す”事でそこから干渉する事が可能になるのです。
例にある『火』の場合はライターなどで『火』を作り出す、これだけでも十分な効果を得る事が出来ます。
その為そう言った概念に対しては魔術による補助をする事で能力を最大限引き出せたりもする。

一応ではあるが概念を使用してそういった“現象”を引き出す事は可能ですが、
“無から有を作り出す事”は概念共鳴の中では高ランクに当たる為所得するのは難しいが複数の概念を使って
それを引き出すことは可能である。
また、この“無から有を作り出す事”を使いって魔術的な事をする者を概念魔業《マジックリンカー》と
呼ばれているが、現在の所その様な固体は発見されていない。