風の術を操る若き魔術師。魔術協会所属、フランス育ち。愛称セドル。
15年前の謎の災害で父を亡くし、それ以来親戚の元で暮らしていたが、
父が魔術師だった事を知ると自らも同じ道を志す。
父についてある人曰く「稀代の天才」、またある人は「神秘をばら撒いた外道」と呼ぶ、
そんな『ウラガンの子』という事で注目される事となる。
父の研究の成果は例の災害で焼失してしまっているため、その素顔は明らかになっていない。
しかし後の調査で、災害の現場は突如として地中海に現れた、それまで地図にも載っていなかった島々である事、
現場を含む広範囲には非常に強大な魔力が滞留している事を突きとめる。
何者かが「島ごと父を殺害した」可能性があると判断し、更なる調査のため世界を巡る旅に出た。
その途中にたまたま訪れた日本にて、「聖板戦争」に巻き込まれる形で参加する事となる。
……なお、名前や容姿、振る舞いなどから勘違いされがちだが女性である。