そこら辺にいる一般人と自分では思っている女子高生ライクシング。
身体能力がそこそこ高く、特に脚力がすごい。そのため陸上競技ならどれでもトップクラスであり、陸上部のエースだとか。
その正体は第四時聖板戦争でアザゼルのマスターだったキュジナ・ヘリオス・バーンスタインが作成した最高傑作。
未来の人類を護るための対星兵器。その力は七大兵器に比肩する「星をほろぼすもの」
キュジナが己のサーヴァントであったアザゼルとともに一から共同開発した兵器。魔術以外にも科学的な要素も盛り込まれている。
アザゼルの持つ「人の開発した技術を扱える」という力から未来的技術をも大量に導入している一種のゲテモノ。
その結果誕生したのは、キュジナの理想とも言える「星を殺してでも人を生かす」守護兵器、アラヤを母体とした擬似アルテミット・ワンである。
……尚、当然ながら星の抑止力に引っかかりまくるため機能の大半は停止している。
おそらく地球が死にアリストテレス襲来でも起きない限りはその真の力が発揮できる日は来ない。
作ったはいいがとても役に立ちそうになかったため、第4次聖板戦争で使用されることはなかった。
そのままアトラス院の倉庫に放り込まれ人類終末期に守護者として目覚める……はずだった。
それが何故か起動し、勝手に自意識まで獲得した結果が彼女である。
彼女自身に自分が兵器であるという自覚はなく、只の人間であると勘違いしている。