生き急ぐ独覚者

概要

隻腕・義足の小学生であり、独覚者。刀崎と呼ばれる混血の一門、その異端児。
全力で生き急いでいる小学生。来年から中学だというのにすでに己の真理を見出し枯れ果てている。
この先の人生はシャクティを誰かに手渡して終わりである。残りは余生として最低限のみで生きていくつもりである。
あまりにも潔い投げ捨てぶりに小学校の先生も心配だとか。

一人称は「己(オレ)」。修験僧のようなしゃべり方をしており、いちいち妙に仰々しい。
自身の腕と足は己の技術のすべてを費やした槍を作るために自分で切り落としてその材料とした。

性格
枯れてる。基本的に欲が薄い……というか、一点の欲望を除いてほぼ無いと言っていい。
極めて刀崎一門らしく、武器を渡すことにしか興味が無い。だが、武器を渡す条件はとても厳しいので今のところ渡せた試しがない。
方針(聖板戦争での立ち回り方)
強い戦士を探して槍を譲渡すること。この槍は使用するには最高峰の実力と優れた心を併せ持つ必要が有るため、遭遇した英霊に聞いてみる予定らしい。
戦闘スタイル(強み・弱点含む)
戦闘スタイルはヴァジュラ、マントラを用いた遠距離戦。中近距離でも鬼種の力をもちいてそこそこ戦闘はできるが、特別優れているわけではない。
接近戦では一応槍とカウンター体術を用いて戦うが、槍の真の力はまず使用しないしできない。
性格的に相性の良い相手・悪い相手
独自の価値観を持っており、為すべきことを当人なりに理解している相手を尊重し、行動や指針、目的に一貫性が無い相手を嫌う。
例えば「おれ悪いこと大好きだぜ!」って言って悪いことをする奴を尊重し、「僕はこんな事したくないのに」と言って戦う相手を嫌う。
パートナーについてどう思っているか
可も不可もない。やりも使えない使わなそうだしあまり興味を持ってない。
ライダー的には彼の在り方は子どもとして間違っていると考えており、あの手この手で楽しませようとしているとか。
台詞の例
「さて、戰場に行こうかライダー。己の願いは、戰場にこそあるのだから」
「ふむ、お前ではだめだ。済まないが、一貫性のある性格で素養に優れる英雄を知らないか?」
「帝釈天の雷、その身に受けるがいい。──帝釈天金剛雷霆杵(ヴァジュラ)!」
背景設定
刀崎とは骨を基に骨刀を作り上げる一族で、その骨刀は破山刀のような性質を持っている。
刀崎の異端児と呼ばれる彼は、混血でありながら更に特殊な家の血を受け継ぎ、開花させた。
御影の父「刀崎簾」は刀崎としてはあまり優れておらず主流から外されてしまっていた。
そのため、主流の一族から実験的な婚約として、インドの途中で途絶えたとされる伝承保菌者の家系である「パドマ・ナーレンドラ・ダディーチャ」 という女性と結婚させられた。刀崎簾自身はあまりそういった結婚を望んでいなかったが、パドマが良い女性であったため普通に愛するようになった。
御影より先に兄と姉が生まれたが、その二人は血の薄い刀崎としての性質しか発現しなかったため簾はこの際すっぱり一族から離れても……と思うようになった。
その矢先に溢れんばかりの才をもって生まれた御影は、普通に暮らしたい父に疎まれ、主勢力下のとある家へと送られた。
送り込まれた家はは外れ血族だと思っていた簾の子が豊かな才を持っていたことに嫉妬し半ば虐待めいた修練を行った結果、 何故か修練に適応、その力を十全に使えるようになった。
そのイジメのような修練の途中で、誰かに自身の刀を渡すために生きるという刀崎の思想から 「人は何を為すべきかが決まっている」ということを己の在り方として覚り、独覚者となった。
今はその真理を基に、己のやるべきこととして槍を手渡せる誰かを探している。