隻腕・義足の小学生であり、独覚者。刀崎と呼ばれる混血の一門、その異端児。
全力で生き急いでいる小学生。来年から中学だというのにすでに己の真理を見出し枯れ果てている。
この先の人生はシャクティを誰かに手渡して終わりである。残りは余生として最低限のみで生きていくつもりである。
あまりにも潔い投げ捨てぶりに小学校の先生も心配だとか。
一人称は「己(オレ)」。修験僧のようなしゃべり方をしており、いちいち妙に仰々しい。
自身の腕と足は己の技術のすべてを費やした槍を作るために自分で切り落としてその材料とした。