『 藤八水、ニンジャや…て、そない胡散臭そな顔せんといてや。
忍殺語? 知らんがな! 』

概要

元・魔術組織『霊長総軍』のエージェントだった高校生忍者。

第四次聖板戦争にて裏切り者の汚名を着せられ組織を脱退、命を狙われる抜け忍となる。 そこで目取真重雄・小田吉法子、そしてサーヴァント徳川家重と出会い、 成り行きで彼らとチームを組む事に。
当初はお人よしの二人を丸め込み、迫る追っ手に対する盾として使い捨てようと企んでいたが、 やがて行動を共にする内に友情が芽生えてゆく。 更にさすらいの球児・参麓丸一という心強い味方も増え、チームは充実する一方。 しかし戦争も中盤、せっかく集まった面子も色恋沙汰のトラブルで一時解散の憂き目に会ってしまう。

仲間を失い自暴自棄になって街をふらつく八水だが、探偵・藍澤薫の働きで無事仲直りを果たし、事無きを得た。
友の大切さを改めて思い知った彼は、以前から常習していた薬物とも手を切り、 銀星高校・煌星高校の友人らとも手を取り合って無事、四次聖板戦争を生き延びたのだった。

性格
性格は紳士的で物腰穏やか。細かい気配りもでき、気さくで親切。イケメンだがスポーツ万能で成績も上位である。   話し上手の上に聞き上手でもあり、クラスの盛り上げ役を買って出ることも多く、教師含め男女共に幅広く人気がある。   しかしどこか一歩引いた感があり、あまり深い人間関係を築こうとはしない性格であった。

    …こういった態度は忍として、あるいは退魔の業を受け継ぐ家霊使いの一族として、裏稼業に手を染めてきた負い目が現れたもの。   学校で友人達と楽しく話していても、それがどこか薄っぺらい虚構の世界に映ってしまい、心に溜まったどす黒い何かが消えないのである。   元来心優しい彼は、闇の住人としての仕事に本質的に向いておらず…そのストレスから逃れる為に、麻薬に手を出してしまう。

  そんな彼だったが目取真らに出会い、戦いの中で真実の自分を受け入れてくれる仲間ができた事で、徐々に変わってゆく。   裏稼業や薬物と決別し、皆を守る為に忍の技を振るう事に大きな喜びを感じるようになるのである。   まるで憑き物が落ちたように明るくなり、他人に胸襟を開くようになった彼は、一転して友情に篤い熱血漢に。   やや度が過ぎる程の人懐っこさを見せ、男子にはゲイだと思われて大変である。ジッサイゲイっぽい。

方針(聖板戦争での立ち回り方)
今回はスタート時から、裏では万屋を営む喫茶店・紺碧辺土の面々と一緒。その上、藍澤薫の探偵事務所に居候しているので、彼女の助力も得る事ができる。当面は万屋の仕事や探偵業を手伝いつつ、古読市に来ているはずの目取真・法子・参麓らの行方を探す事に徹するつもり。サーヴァントの入手は戦争も後半になるので、それまでは派手な戦闘には関わらず、仲間の支援に徹する。
戦闘スタイル(強み・弱点含む)
強大な力を持つ家霊・屋敷神は前回の戦いで消滅してしまい、その力は大幅に下がってしまった。結果として家霊術は屋内でしか使えなくなり、屋外にて家を具現化などの芸当は不可能となった。従って今回は建物の内部に誘い込む戦法か、もしくは根来流の忍術(主に火薬玉投擲など)を駆使した戦法がメインとなる。  
性格的に相性の良い相手・悪い相手
これまで他人と距離を置いてきた反動からか、今彼は人と接するのが楽しくて仕方がない。新たにできた万屋の仲間たちとも早々に打ち解け、日々充実している。…そんな彼なので、相性が悪い人間というのもそうはいないようだ。かつての自分と同じく、心に闇を抱えた人物に対しての扱いも心得たものである。
パートナーについてどう思っているか
小聖板を入手できず、今回サーヴァントの召喚はない。

…はずだったのだが戦争後半、思いもかけぬサーヴァントと遭遇し契約を結ぶ事に。謎のサーヴァントの正体は??   

台詞の例
『 タイダーさんがゆうとったわ。聖板戦争ではいかに早く、志を共にできる仲間を集められるかが鍵やって。』
『 はーい少々お待ちください! ちょっと文乃ちゃん、皿洗い交替してぇな!』
『 上様(※徳川家重)、今頃は英霊の座で親父さんと仲良ぉしてるんかなぁ…。』
『 ハァ、ハァ…こ、こんな禁断症状に負けてられんで。ボカァもう二度と、あんなトコには戻らん…!』
『 …ぐはッ!! く、まんまと一杯食わされたわ。アカン、みんなに早よこの事を教えんと…クソッ、意識が…。』
『 会いたかったで…。ボクは、ホンマにみんなのことが大好きやねんから。』 
★注意
    以下の説明の文中で、他製作者様のキャラクター名を幾つか無断で出させていただいております。
  これらの関係性はほとんどが国巣個人の妄想であり、なんら正式なものではない事を明言しておきます。

関連人物
※八水はほしずなビーチを拠点とする参麓野球チーム(目取真らも含む)、彼が通う銀星高校、幼馴染の多い煌星高校、
   藍澤薫とその仲間たち、所属していた魔術組織のエージェントたち、薬物取引でつきあいのあったヤクザ…などなど
   第四次戦争では交友関係が極めて幅広かった。

●目取真 重雄
  無二の親友(と、八水は思っている)。その出会いは彼の全てを変えたと言ってもよい。一体目取真のどの辺が気に入ったのかはサッパリ不明だが。来世で女に生まれ変わったら目取真と結婚したいらしい。ちなみに目取真の方はというと大切な友人だとは思っているが、基本彼はイケメンがあまり好きではないので正直鬱陶しいと思っている。ひどい。

 

●小田吉 法子
  目取真と同じく前回の戦いでチームを組んだ仲間。かわいい妹分のように思っていたが、法子は八水に恋慕の情を抱き告白。これを振った事で法子を好きな目取真とも拗れてしまい、面倒な事態に。しかし今ではすっかり解決し、法子とは友達として非常に仲良しな関係となっている。
●徳川 家重
第四次聖板戦争でのサーヴァント。徳川幕府九代将軍であり、史実に伝えられているのとは異なり女性。そのアホの子ぶりに引っ掻き回されるも、実は優れた洞察眼と優しい心を持った娘であると判明。お庭番の末裔として忠節を尽くし、参麓丸一への思いを知って後はこれを応援する事に。
●時空戦士タイダー(ジョン=タイター)
同じく前回の戦いでチームを組んだ仲間。チームのピンチに駆けつける仮面のヒーロー。擬似大聖板戦で行方不明となり、その身を案じている。
●アニー=オークレイ
  同じく前回の戦いでチームを組んだ仲間。タイダーのサーヴァントで西部開拓時代の女ガンマン。包容力のある優しさに惹かれていた。

●参麓 丸一
  同じく前回の戦いでチームを組んだ仲間。当初はそのマイペースぶりに戸惑う事もあったが、優れた実力とリーダーシップを発揮し、八水らの大きな助けとなった男気溢れる青年。彼の作った野球チームに所属した事で、思いもよらぬ事態に巻き込まれる。
●参麓 舞子
  同じく前回の戦いでチームを組んだ仲間。参麓そっくりの女子であり、二人で並ぶと何とも妙な感じであった。目取真とラブロマンスがあったら良かったが、別になにもなかったぜ。

●イェリン=エイデシュテット
  参麓との繋がりで出会ったホムンクルスの少女。第四次戦争終盤、彼女の運命を翻弄する巨悪と最終決戦に臨むことになる。第五次聖板戦争には、別のイェリンがいるようだが…。
●藍澤 薫
  チームが一時崩壊して街を彷徨っていた時に、ヤクザ組織による麻薬売買ルートを捜査していた彼女に出会い、手痛いお灸を据えられる。仲間を再集結させてくれた大恩人であり、前後の経緯から頭が上がらない。薫姐さんと呼び、五次戦争でもお世話になる。

●緑川 犬黄楊
  擬似大聖板戦、シーロング戦で共闘。目取真が慕っているようなので、ちょっぴりヤキモチを焼いている。

●ジュゼ=ガルブレグ
  擬似大聖板戦で共闘。目取真が慕っているようなので、ちょっぴりヤキモチを焼いている。

●東堂 尊明
  旧友。かつて煌星中学生徒会では剣崎 賢と並んで彼の片腕だった八水。しかし家業の手伝いで学力が低下し、八水は一緒に煌星高校進学ができなかった。以後、彼とは疎遠になってしまう。しかし最終決戦のシーロング戦に駆けつけてくれた事で、再び友人関係を取り戻す。

●剣崎 賢
  旧友。かつて煌星中学生徒会では『サムライ』剣崎、『ニンジャ』八水、『殿』東堂の三人は校内の花形であった。今でも後輩達の間には数々の伝説が残っているとか…。

●蒔崎 公
  銀星高校の先輩。全校朝会吸血鬼襲撃事件で公の超人的な身体能力を知り、組織の命令で金山朋子と彼を監視していた。組織脱退後も共にゴースト・フォーゲンを倒すなど、何かと交流がある。たまにキックボクシング部に顔を出して練習する事もあるようだ。

●朝暮 斎
  銀星高校の後輩。失踪した彼女の先輩と同じクラスだった為、色々と相談に乗る事に。朝暮一族が藤家と同じく退魔の血筋であった事も知っている。ちなみに一時校内で二人がつきあっているという噂が立ったが、特別そういう関係ではない。

●金山 朋子
  銀星高校の先輩。吸血鬼の真祖の裔である彼女の事を、組織の命で監視していた。組織脱退後も何かと関わりがあり、銀星高校に巣食うゴーストフォーゲンを倒すのに協力してもらったり。

●コーネリアス=詩衣
  銀星高校の後輩。その性別を超越した魅力によって、銀星高校の生徒らを振り回すアイドル的存在。ゴーストフォーゲン撃破に協力してもらったが、八水は詩衣が苦手なようである(笑)

●山城 恵
  銀星高校の後輩で謎多きタイムリーパー。彼女の気まぐれな助言、いや予言で幾度もピンチを救われ、その正体を訝んでいる。未来の出来事を知る彼女は何者なのか。…一体なんなんですか、緑のあいつさん!!

●日如 天
  第四次聖板戦争では顔見知り程度だったが、五次では紺碧辺土で顔をつき合わす仲。関西人同士ウマが合うようだ。

●沢村ゆい子
  街で幾度かすれ違った時、身のこなしから同じ忍の出である事を見抜き、彼女が苛められている光景も見かけている。気になる存在だが、以後は見かけていない。

●風王 夏香
  同じ忍者という事でちょっと手合わせを願ったところ、その尋常でない身体能力と格闘術に驚愕。アカチャン扱いされ、世の中の広さを知る。

●転片 糸
  ヤクザ組織・淡子組の若頭補佐。麻薬取引の関係で自分の父親共々、関わりを持ってしまっている。八水の人生で心の底から畏怖した『闇の王』。ちなみに『光の王』は東堂尊明である。

●積木兄弟
  第三次聖板戦争で登場した積木 理、積木 景の兄弟。五次にて万屋を経営し、お世話になる事に。

●ロックフォード
  かつて所属していた魔術組織・霊長総軍の大幹部。ロックフォードの組織に対する陰での背信行為を知ってしまった八水は、口封じに追われる羽目に。…だったのだが、野球好きのロックフォードは参麓の野球チームに挑戦、何故か戦争中に野球勝負が始まってしまう。

●ゴースト・フォーゲン
  かつて所属していた魔術組織・霊長総軍の幹部。銀星高校の教師に取り憑いてひとつのクラスを支配下に置き、組織の為に暗躍していた。また強靭な肉体を持つ蒔崎公を新たな憑依先にしようと画策し、反撃を受けて倒される。

●ミハル・オブラク・ホホロウシュ
  かつて所属していた魔術組織・霊長総軍の同僚。働く部署は違ったが、その天才ぶりは話に聞いていた。終盤の擬似大聖板戦の際、小聖板の製作者である彼の助力を仰ごうとするが…。

●ブラック目取真
  かつて所属していた魔術組織・霊長総軍の同僚。吐き気を催すクズ野郎として、険悪な仲だった。終盤に仲間と共に対決し、目取真渾身の一撃で爆死したはず…だったのだが?

●毛人ロムスカ
  狂信的エコテロリスト・大地の使徒の極東支部長。終盤にロックフォードの策謀で彼と対決させられる。地脈を操る強大な力に圧倒されたが、藍澤薫の助けでなんとか勝利。

●クンバカルナ/マグヌム・オプス
  狂信的エコテロリスト・大地の使徒の切り札たる破壊兵器。しかしクンバカルナは賽子蓮水とムルガンに、マグヌム・オプスは参麓とイェリンによって撃破されてしまうのだった。

●擬似大聖板
  第四次聖板戦争も終盤に出現した超巨大なラスボス。大聖板を倒す力を持つ四季条梓希を守るため、戦友たちと共に偽英霊(ディ・サーヴァント)の大軍勢と対決する。…よく命があったもんだ。

●シーロング・I・レティニュー
  隠しボス。己の愉悦の為に他者の生を弄び、人を堕落させる魔人。根源を引き寄せ、世界を滅ぼす儀式を聖板戦争の裏で執り行うも八水らの決死の活躍で阻止される。その正体は這い寄る混沌であるとも噂され、完全に倒せた訳ではなさそうだ。

●京華堂 文乃
  第五次聖板戦争の舞台・古読市にある喫茶店、『紺碧辺土』でアルバイトする同僚。京華堂は陰陽道の名家として八水もその名を知っており、文乃の兄である文徳共々オカルト話に花が咲いたりしている。

●氷伎 雪奈
  第五次聖板戦争の舞台・古読市にある喫茶店、『紺碧辺土』の常連で情報屋。彼女に音信不通である四次聖板戦争時の仲間達の所在を捜してもらうよう、依頼する。