『駆動系魔術回路励起,1,2……15,16.
  戦闘系魔術回路励起,1,2,……60,61.
 肉体同期……完了.精神同期……完了.
  ――――戦闘義体003号,起動(ラーデン)』

概要

 時計塔所属の講師にして、人形師の大家であるデルプフェルト家の現当主。本名はフロレンツィア・ヒルデ・ヴィルヘルミーナ・フォン・デルプフェルト。通称『哀れなフロレンツィア』。
 奔放すぎる先祖、ヘルマン・デルプフェルトの行いに悩まされており、 一時期消えていたヘルマンを補足したことがきっかけで聖板戦争に参加した。聖板そのものに対しては『せいぜい根源へ到達するサポートになれば良い』くらいに考えており、戦争の目的はもっぱら常ではまず勝てないヘルマンをサーヴァントの戦力で持って捕獲すること。
 趣味はロボットアニメの鑑賞。「義体作るための勉強の一環ですから」等と言い訳しつつ、面白そうだと思った作品があればすぐにBD等を買ってくる。このため、明らかに魔術師然とした古欧風な自室の片隅には明らかに不似合いなBDプレーヤーとハイビジョンテレビがおいてあったりする。ちなみに彼女の好みはリアル系。
 ちなみに既に結婚しており、娘を1人産んでいる。戦争中で無防備な自分の本体や娘の守りは、接近戦の鬼系肉体改造魔術師である旦那に任せているのだとか。

性格
 魔術師らしい魔術師だが意外と普通に良識人で、それ故に周囲に振り回されがち。基本的に消極的かつネガティブで、物事をまず悪い方に考えてしまう癖がある。積極的になるのはヘルマン関連の問題と自身の専門とする魔術、そして趣味のロボットアニメに関することのみ。義体に様々なギミックを組み込んでいるのも半分趣味で、彼女曰く「真面目に戦闘用で作るなら武器は仕込まないで外付するよ」とのこと。
方針(聖板戦争での立ち回り方)
 サーヴァントにしろ自分自身にしろ非常に目立つため、一般人に偽装した人形たちを街に放ってヘルマン関連の情報収集をしている。それらしき情報を手に入れたら深夜にこっそり出向いて調査し、邪魔な他のサーヴァントが現れたりしたら基本的には空へ逃げるようにしている。
戦闘スタイル(強み・弱点含む)
 基本的に接近戦を行わず、空中からのホーミング呪弾や人造魔眼による目からビームなどで距離をとっての戦闘を行う。格闘術のたぐいは嗜んでいないため、接近戦されると辛い。また、外見はともかく攻撃手段は魔術なので、対魔力を持つ相手は苦手。
性格的に相性の良い相手・悪い相手
 一般的に魔術師の常識が通じる相手とはそれなり。ロボットが好きな相手は好き。
 良識があるとはいえ基本的に魔術師であるため、あまりに一般常識寄りの相手とは相性が悪いことも。
パートナーについてどう思っているか
 ヘルマンの次くらいに面倒くさい奴。人形のはずの義体でさえ胃が痛くなるような幻痛にさいなまれる原因。まあフリーダムであるとはいえ戦闘狂というわけでもなく、軍略にも秀でたサーヴァントであるため、理のある話は聞いてくれるあたりは良かった、と思っている。
台詞の例
『中々,体の調子は良いですね……. さて……我儘駄サーヴァントの手綱を取りつつ駄先祖を捕獲しましょう.
 ……あ,なんか義体なのに胃が……. うう……Scheisseちくしょう……』
『えー……何あれ……アトラス院のセンスって……』