【時を翔ける猫娘】卜部依斗子

概要

昔々、ある神様が暦を司る十二支の動物を決める儀式を行った。
儀式の参加者であった猫は鼠に騙されて誤った日時を教えられ、一月二日零時ジャストにゴールイン。
「顔洗って出直して来い」と叱った神様も後から事情を知って猫を不憫に思い、ある役目を授けた。
その猫の魂を、この卜部依斗子(うらべ えとこ)という少女は継いでいるそうな。

彼女の役目は、簡単に言えばタイムパトロール。
未来に騒乱を起こそうとする者が居れば鎮圧に向かい、
過去に戻って歴史を書き換えようとする者が居ればキツく懲らしめ、
平行世界に逃げ出そうとする者が居れば注意を促し、帰還させる。
とは言えそんな悪事をやらかそうという輩はそうそう居らず、暇を持て余していた。

しかし観測地点をずらしたある時、過去の英霊を召喚し戦わせるという事象「聖板戦争」が確認される。
依斗子の双子の姉・日紀は、戦争開始に先んじてその現場――石枝市に乗り込み、
調査に当たる中で戦争参加者となっていたが、
突如現れた謎の“禍々しい巨大な板”と交戦し瀕死の重傷を負ってしまう。

寸での所でタイムゲートを使って、日紀を救出した依斗子。
しかし新たなる聖板戦争が、別の次元で始まろうとしている。
日紀の傷が治り切らない今、今度は自分が戦争に出ると決意。戦地に続くゲートを開いた。

最愛の姉のリベンジを果たす為、そして聖板が時空の歪みを齎すモノか見極める為に。

性格
一人称:ワタシ 二人称:アナタ

「正しい時を保つため! 過去と未来を護るため!
 ……って、そういう前口上とかあった方がいいの? コレ」

真っ直ぐで純粋無垢。曲がった事が大嫌い。
ただ極めて能天気な上に単純な嘘にも引っ掛かるバカ正直な性分。物事を深く考えるのが苦手。
抜けているように見えるが、実際は繊細な感性の持ち主。
方針(聖板戦争での立ち回り方)
あまり深入りせず、町の住民の安全を優先して行動する。
戦闘が起これば被害の拡大を抑えるべく赴き、必要となれば横槍も入れる。
手当たり次第に暴れ回るような輩相手には自ら出向いて潰しにかかり、
撃破の為には攻撃的すぎるサーヴァントとの連携も辞さない。

ついでに、何らかの要因で次元を越えてきたらしき参加者は臭いで判るらしく、
片っ端から注意して回る予定。その後の始末は戦争を生き延びてから。

聖板に関しては調査の為に来ているため、望みは特にない。
もし何か叶えられるとしたら、おねぇちゃんの調子が戻りますように、と願うつもり。
戦闘スタイル(強み・弱点含む)
姉・日紀と比較して、氣を放出する術に長けており、
ある程度開いた間合いにも対応出来る反面、自力や打たれ強さでは劣っている。
流石にアニマル拳法とか継いでいない代わりに、様々な格闘技をミックスして用いる。
但しソースは色んな格ゲー。実態は姉とどっこいどっこいのカオス流派である。

そこに十二支像を織り交ぜる事で、変幻自在の立ち回りが可能。
氣を与えて活動させ撹乱に使ったり、自身と融合させ能力の強化をしたり。
総括すると充分な氣を備えて初めてフルパワーが出せる為、連戦には向かない。
性格的に相性の良い相手・悪い相手
相性の良し悪しは考えない。人懐っこい性格で、誰とでも打ち解けようとする。
ただチョコマカしていて嘘吐きで鬱陶しい奴が大嫌い。衝動的に張っ倒したくなるくらい嫌い。
パートナーについてどう思っているか
「戦いに犠牲は付き物」という思想をどうしても受け入れられない。
しかし小聖板に押し込んで戦わせないと言う訳にもいかなそうなので、
そこは姉や十二支像に手伝ってもらって主戦場の環境を整えるなどして、どうにか舵を取っている。

普通に語らう分にはそれほど不便はなく、特に像のユーマが懐いている。
……ただ、どうしてこのような人が自分の相方となったのだろう、という漠然とした疑問はある。
台詞の例
「今ワタシが信じて動かなきゃ、この先どうにもなんないよ。
 やらないで後悔するより、やって後悔する方が……ってのはちょっと違う?」

「もしこの戦いが必然で、この町が壊れていくのが定めだとしても……
 ワタシは絶対諦めない! この町のみんなの未来まで壊させはしない!!」





以下、十二支像・練技で使用する技の一部。参考元併記は控えさせていただきます。

子:「チュージふぁいやー」
低い体勢でベーゴマのように回転しながら連続体当たりを見舞う。
地面との強烈な摩擦により高電圧を発生させ、電熱によるダメージも与える。

丑:「モモばっふぁろー」
猛然と突進しながらタックル、そこから頭突きでカチ上げる力技。
『纏身』によるタフネスの増加もあり、小手先の技では止まらない。

寅:「トラボルタですとらくしょん」
『纏身』で強化された肉体による、飛び膝蹴り→アッパーカットの連携。
更に力を高める事で、燃える氣を纏った錐揉みジャンプアッパーによる追撃を叩き込む。

卯:「バニコぶろー」
鋭い踏み込みからパンチのコンビネーションを決める。
『纏身』により跳躍力を高めた事で、更に強く踏み出してのトドメは相手を勢いよく吹き飛ばす。

辰:「リュードーないとめあ」
まず落雷を自身目掛けて発生、雷を帯びると共に氣のバリアを生成する。
更にバリアを弾けさせ、周囲を薙ぎ払う攻防一体の大技。

巳:「ジャビすぷりんぐ」
寝そべった状態から勢いよく跳び上がると共に強く蹴り飛ばす。
技とは関係ないが『纏身』で得た能力の副産物として、脱皮をモチーフにした残像による撹乱も可能。

午:「ユーマれっぐ」
ジャンプで急襲し、相手を捉えると無数の突き蹴りを空中から浴びせる。
サーヴァントの力を借りる事で更なるスピードと機動力を得られるとか。

未:「ウルぱにっく」
至近距離で連続パンチを繰り出し、氣を相手の身体に打ち込む。
そこから時間差で氣の爆発を起こして追撃。曰く「ヒツジっぽくない」のでしっくり来ない模様。

申:「モンキふっかー」
空中に氣の障壁を展開して素早く跳び移り、壁を蹴って突撃する奇襲技。
壁から壁へ自在に移動して相手を翻弄し、虚を突く。

酉:「ケッコかったー」
ニワトリのトサカを模した氣の刃を頭からブーメランのように放つ飛び道具。
氣を充分溜めて使えば相手の守りをも斬り裂く威力を持つ反面、自身の消耗も激しくなる。

戌:「ワンダすとらいく」
牙状の氣の刃を纏わせながら前方に突撃。
氣を相手に喰らいつかせるとそのまま急上昇、ジャンプで追いつきイヅナ落としを決める技。

亥:「ボータンすぱーく」
イノシシを模した巨大な氣の塊を叩きつけ、目の前の敵を粉砕する。
極めて強烈ではあるが、咄嗟に出せないため扱いに困るとか。