「ああ……何でこんなのに参加してるのかしら……。妹は相変わらずだし……家に帰りたい……」 「帰りたけりゃさっさと探してブチ殺せばいいじゃねえか。ついでに面白そうな奴探して遊んでこうぜ!」

概要

 時計塔に所属している封印指定の執行者。双子であり、二人一組で活動を行っている。結合魔術と呼ばれる魔術を主に使用しており、いつも二人で仕事をしていることやその若さ、そして確かな実力から注目されている。現在はとあるターゲットを追って古読市に来ていた矢先に小聖板を拾い、ターゲットがサーヴァントを召喚していたことがわかったこともあって「二人で一つのマスター」として戦争に参加することになった。妹の結は乗り気だが、兄の継はものすごいやる気が無い。
 なお、当人たち曰く高卒くらいはしておきたいとのことで、現在は二人共高校への転入生として活動している。
 二人の家はもともと陰陽師の家であったが、陰陽師というのも基本が学者であるということもあり、あるとき根源を求めて学んでいるという西洋魔術師の考えに共感してしまう。結果として、彼らの数代前の当主が家族を連れて当時の陰陽師集団から離反。時計塔に身を寄せ現代に至る。

 二人は意図的に生み出された男女の双子であり、陰陽術により生まれる以前の段階で互いの精神のみを入れ替えられている。これによって肉体と魂が陽で精神のみが陰の兄と逆の妹という、太極を表す人間となっている。更にそこから互いの結合を行うことによって、完全な陰陽を備えた「完全な人間」となるように調整されていた……のだが、結合魔術では魂に加工を加える事ができず、結合したとしても肉体と精神のみの結合であるという問題が発覚。あえなく「完全な人間」となることは出来なかった。

性格
 陰気。発言の8割はネガティブなもので、ついでに言えば仕事についてもやる気ゼロ。戦争についてもやる気ゼロ。暴走しっぱなしの妹にブレーキをかけるのが主な役目だと自分でも思っているフシがある。
 人格としては女性で、精神的に好きなタイプは大人しい男性。肌を晒すことを恥ずかしがっており、妹にも常々注意しては無視されて嘆いている。
 陽気。発言の8割はポジティブなもので、仕事も戦争もやる気マックス。非常に好戦的であり、たとえターゲットでなくてもこちらにケンカを売ってきそうな相手がいればガンガン煽って戦いを挑んでいく。
 人格としては男性で、精神的に好きなタイプは一緒に騒げる女。露出症のケがあり、家では半裸か全裸でいることが多く兄によく注意されている。
方針(聖板戦争での立ち回り方)
 一応仕事なのでターゲットは探すが、それ以外は基本ガン無視したい。見境ない妹を抑えつつ、極力無駄な戦闘を避けつつターゲットを捕らえようと考えている。  ターゲットを探すのは勿論のこと、それ以外にも面白そうな奴がいたら全力で喧嘩を売っていくつもり。鬱陶しい兄を振り払い、楽しく戦争したいと考えている。
戦闘スタイル(強み・弱点含む)
 近接格闘戦が得意。別に魔術が使えないわけではないが、魔術戦なんてするよりより妹と前後衛に分かれてのコンビネーション戦闘の方が強い。  魔術戦が得意。体術を使えないわけではないが如何せん肉体が脆弱なので、兄に防御を任せて砲台に徹するコンビネーション攻撃の方が強い。
性格的に相性の良い相手・悪い相手
 基本的に大人しい相手が好きで、騒がしい相手は嫌い。また、陽気でポジティブな人間も苦手。ただし以上の事項は妹を除いたものであり、妹との相性は良い。  基本的に騒がしい相手が好きで、大人しい相手は嫌い。また、陰気でネガティブな人間も苦手。ただし以上の事項は兄を除いたものであり、兄との相性は良い。
パートナーについてどう思っているか
 妹と近いタイプだと思っており、正直苦手。とは言え、豪快ではあれど乱暴という程でもない彼のことが嫌いというほどではないので、総合的に見るとやや苦手程度の区分になる。  自分に近いタイプに思えるため、結構好き。最終的な選択肢が戦いに終息する脳筋であることも好印象で、時折融合状態(男性形態)で組手してもらったりもする。
台詞の例
「何か妹が増えたみたいなサーヴァントだし……もうイヤ……」
「ちょっと結。さっさと帰りましょう? 余計なケンカなんてする必要無いわよ」
「よし、何かあっちの方から挑発的意思を感じ取った気がする!行こうぜ!」
「兄貴はいちいち辛気臭いんだよ。キャスターのおっさんもそう思うだろ?」