ある魔術師の家系の分家の分家の…少女。この家系は代々呪われており、家の当主には己のトラウマを模した追跡者が現れ命を狙う。
出現する時間帯は主に深夜、月が出ている間である。数か月前に両親から「ルーツを探れ」という言葉と共に一人この町を訪れるように言われ、滞在していた。
数日前から彼女の周りには妙な気配を感じたり、モノが壊れているといった謎の現象が起き始める。そして、今彼女は追われている。
身長は2mはあるだろうか、痩せた肉体に長い手足、そして顔には幼いころ彼女の故郷に来たサーカスで見て大泣きしたピエロのお面が埋め込まれている。
人気のない路地裏、周りは壁に囲われ逃げ場のない袋小路で彼女は己の最後を覚悟する。