「戦う理由ですか?当然、世界をより良くするためにです」

概要

 何の変哲もない家庭に生まれた、ごく普通……でもないが、少なくとも肉体的には普通の少女。ただし彼女には、生まれながらにして他者の願いを叶える能力が与えられていた。
 ひょんなことから聖板に触れる機会を得た彼女は、この力の悪用を防ぎ、あるいはこの力を狙うものを悉く打ち倒すため、そして己以外の全てを己の理想に従えるために、一人家族から離れて聖板戦争へと参加した。
 自宅は住宅街にあるが、現在は戦争への参加にあたって家出し繁華街に隠れている。だがその結果、汚れっぽいわ騒々しいわでストレスがえらい事になっている。

性格
 一言でいうなら理想家。二言で言うなら異常な理想家。三言で言うなら異常に狂的な理想家。

 理想と異なる現実に苛立ちを覚え、それを変えようとする努力を惜しまない……と、一見すると単に真面目なだけであるが、その本質は異常に苛烈。少しでも理想的でない他者を見るだけで激しい怒りを覚えてしまう。
 しかし、それを当たり散らすなんて到底理想的とは言えないため、他者への怒りを「理想から外れた自分」に対する更に激烈な怒りによって自制し、一見して理想的・模範的な小学生を演じている。

 彼女が求める理想には現実性や妥協がなく、よって彼女は決して己の理想を永遠に満たすことが出来ない。そのため彼女は、常に感じている「理想に届かない」怒りを外には出さず内に溜め込み続けており、外からではそれに気づくことさえ出来ない。中身は割と限界に近く、このままいけばまず間違いなく小学校を卒業する前にストレスで死亡すると思われる。
 ちなみに現在は家出中であるため清潔さや健康などをあまり保てておらず、普段より更に苛ついている。
方針(聖板戦争での立ち回り方)
 昼は隠れつつ、夜は堂々と積極的に真正面から敵を探して撃滅し、聖板への最短ルートを目指す。普段隠れているのは余計な被害を出さないためであって、当人的には真正面から叩きのめすことが理想の勝者なのである。
 とはいえ負ける事こそ最悪の状況であるため、事前に調べた結果どうしても正面からでは無理だと判断される場合は怒りで寿命を縮めつつも搦手などを用いる。
戦闘スタイル(強み・弱点含む)
 戦闘力はゼロ。戦いについてはもうどうしようもない。最大の武器は折れなさすぎる鋼の心。

 ただし、魔力量がぶっちぎって高く頭も良いため、マスターとしては非常に強力である。
 おまけにサーヴァントの『戦いに勝つための願い』を叶えることができるため、サーヴァントへのサポート能力は高い。たとえばセイバーが「治癒してくれ」と言ったなら、彼女はセイバーの傷を瞬時に完全治癒させることさえ可能である。
性格的に相性の良い相手・悪い相手
 完全に理想的な相手以外には怒りを抱くので基本的にあらゆる人間と相性が悪いが、それなりに欠点が少ない相手については比較的相性が良い。
 ただし、彼女は相手が誰でどんな者であれ「理想的な自分」の仮面を外そうとはしないため、外面だけでいうならあらゆる相手と相性が良い。
パートナーについてどう思っているか
 正面から堂々と相手を叩きのめす戦闘スタイルを実現出来るだけの力を持ち、また真面目で約定を違えることのないことから高く評価している。
 そのため、セイバーに対する彼女の憤りも多くの他者よりは少なく、比較的相性が良いと言える。
台詞の例
「初めまして、浅海海です。これは戦争ということですが、私は私らしく正々堂々力を尽くして
 勝たせていただきます。どうかよろしくお願いします」
「私は誰かの願いを叶えるためにいるのではありません。私の願いを叶えるためにここにいます」
「(すいませんさん近寄らないで下さいいいえ近寄らなければ良いというものでは無いのですがああもう
 なんで貴女はそこまで何もかも気にしないでいられるんですかおかしいです自由すぎです最悪です)」