嗤う赤鬼

概要

混血の少女。混血の家系である有間一族から別れた家系に産まれた。
もともとただでさえ血の薄い有間から更に別れた家系ということで鬼種の血は限りなく薄い血族だったが、突然変異なのか先祖帰りなのか極めて濃い鬼種の血をもって生を享けた。
以前は人としての意思を保っていたが、現在はとある事情を経て完全に鬼の意識に反転している。
基本的に人ではなく鬼としての在り方に染まりきっている。ので、人を害する行為全般を好む。
そのため普段は人間社会に溶け込みながら、その裏では猟奇殺人鬼として悦楽のために人を殺して回っている。
しかし、極稀に人としての意識が浮上することがあり、その時は罪悪感に取り憑かれ発狂しそうになっている。
尚、人の魂は鬼の魂に比べ明確に比重が小さいため、鬼の意識が少しでも覚醒すれば人としての意識は塗りつぶされる。

性格
基本的に明るく社交的な快楽主義者。整った顔立ちと小柄だが女性的な体型も併せて大学でも人気だとか。
ただし、結局鬼としての価値観に堕ちているため、人に紛れているのも獲物を物色しているにすぎない。
甚振り殺せば面白そうだとか、貪ったら満足できそうだとか、そういった理由でしか人間を見ていない。猟奇殺人を繰り返すのも、単純にそれを見た人間が怯えるのが楽しいからでしかない。
方針(聖板戦争での立ち回り方)
何よりもまず自身のサーヴァントをどうにかして殺すこと。そしてそのために自身と共同で戦ってくれるような、そしてアーチャーと正面から戦えるサーヴァントを探している。
現代にはありえない程に強力な鬼である彼女だが、それでも平均的な英霊と伍する程度。
彼女のサーヴァントは知名度も武勇も優れており、そしてその特質の何もかもが鬼である彼女自身と相性が悪いため、早急に殺さないと命にかかわる。
更に言えば自身のサーヴァントが生きている内は趣味に没頭できないためストレスも溜まっているのだとか。
戦闘スタイル(強み・弱点含む)
曾てのように武芸に頼ることをせず、強靭な肉体能力と異能に任せた蹂躙を好む。
第二次聖板戦争や第三次聖板戦争に比べても更に力を増しているため、それだけでも並みのサーヴァントとすら戦える。 その表皮は銃弾を受け付けず、その怪力は自動車を殴り飛ばせるほど。生半な魔術師では容易に彼女の獲物と同じ末路を辿る。
性格的に相性の良い相手・悪い相手
鬼としての自身の価値観を共有できる相手と仲がいい。
例えば人間だったとしても、食人趣味の猟奇殺人犯なら仲良く行動できるし、拷問が好きで人が喚く姿を見て悦楽に浸れるなら横に並んで共に笑い合える。
逆に人として真っ当であるほど相容れない。化物である鬼は人と共にあることは出来ず、人は鬼を追放し鬼は人を食い殺す関係しか持てないのだ。
パートナーについてどう思っているか
最悪の一言。刹那的な生き方を好むという一点では重ならなくもないが、それ以外が極端に離れている。
そして何よりも日本きっての鬼殺しであるアーチャーは彼女にとって天敵以外の何物でもない。戦いの中でも日常でも、気を抜けば殺されかねないのだからまさに最悪といえるだろう。
アーチャーは令呪の縛りにその加護から対抗しやすいため、期限等を設けて強制力を強めた命令でなければ縛れず、令呪が切れた時が彼女の最期となりかねない。
台詞の例
「うん、私になにか用かな? いいよ、愉しそうなら付き合ってあげる。」
「はぁ、どうしてこうも運が悪いんだろう、私。どうせなら酒呑様とか吉備の鬼でも出てきてくれればよかったのになあ」
「ッぐぅ、令呪を以って命ずる!今から3日、私を意識的に害することを禁止する!──これで、後2画……」
ちょっとした経緯(知ってる人向け)
第二次でキャスターによって命懸けで反転衝動を失くせたのが第三次の彼女なら、第五次の彼女は第三次のif。
つまり、反転衝動を失くせなかった。キャスターの願いが届く前にキャスターが消滅し、反転したまま世界に残り続けたのが今回の彼女。
もしかしたら聖板等で彼女を人に戻すことも可能かもしれないが、そうなった時に残ったのは血にまみれた掌と臓物を貪った肉体である。どちらにせよ救いがあるのかはわからないが、どうなるかは神のみぞ知る。
ちなみにオッズで言えばアーチャーに射殺されるのが1.03倍くらい。