「並べて世の中を動かしてンのは俗なモンですよ先生方」

概要

黒社会で様々な仕事を請け負い生活するフリーランスのエージェント。
ナシュザル=ヴィィ=シャザーの属するマフィアクランの依頼により、
聖板戦争に参加するナシュザルの援護に当たる。
とは言えまず十中八九有り得ない最終勝利など目標としておらず、
あくまでも死なれても困る「若」に適当なところで棄権しお帰りいただくためのフォローである。
実際のところ、彼にオファーを出した組織の幹部は自身の派閥の勢力伸長が望みであり、
その為ナシュザルに成功されて彼の家の権威が回復することを好ましく思っておらず、
要は組織自体のメンツをつぶさず、且つ若自身も死なない程度に挫折してくれるのが理想ということで、
あまり積極的な支援などをすることは求められていない。

性格
報酬分の働きはきっちりするが、それ以上はサービスしないシビアなプロフェッショナル。
冷徹なリアリストであり、「低俗に見える衆愚の生きる表の世界こそが実際世界の「主」であり、
自分たちのような「裏」の世界の住人はどれだけ力において時に彼らに優るように見えても
実際は大局的には彼らの都合に左右される「従」でしかない」という、
ある意味鬱屈した裏社会住人らしい現世観念を持つ。
自身の能力についても極めて客観的な評価と運用をしており
その行動は常に慎重である。

本名は不明だが東欧スラブ系の人間であることはわかっている。
古風なアナログレコードで国民楽派のクラシック音楽を聴くのが趣味。
方針(聖板戦争での立ち回り方)
戦争の本格的な開始前に町中を歩き回り、市内全域に「巣」を展開済み。
魔術師(とサーヴァント)の情報をリアルタイム収集しており、その情報に基づいて
「若」(ナシュザル)の行動方針を計画する。
市内に複数のセーフハウスを用意しそれらを定期的に移動しながら行動しているが、
「糸」に触れてさえいれば自分はどこにいても「巣」内部の情報は把握可能である為、
基本的には常に移動しながら「糸」からだけではつかみきれないような補助情報法収集に努めている。
なお、若との通信にはマフィアの専用回線携帯を使用。
戦闘スタイル(強み・弱点含む)
基本的に行き当たりばったりは避け、戦うにあたっては相手を調べつくした上で入念に計画立てて
必勝の有利状況を構築して臨む。
とは言え、現実的には早々都合よく状況がまとまらないこともあり、戦闘すること自体が稀。
どうしても接近戦を免れられない場合は、「反魔物質」の煙を散布しつつ、
煙や障害物に身を隠して必殺の間合いまで近づき、不意打ちで標的の喉笛を描き切るアサシンスタイルである。
性格的に相性の良い相手・悪い相手
相手の力量次第でもあるが、話を聞く気が無いような相手や無思慮な相手は御しがたく好みではない。
基本的に後ろにいて何もしない(出来ない)ブルジョワも嫌いだが、自分自身の認識が
「弱さのゆえに更なる弱者と共食いする籠中の蟲」である為、有能さをかさに着て
弱者をむしることに疑問を覚えない能力者はもっと嫌い。
パートナーについてどう思っているか
そもそもはナシュザルの能力に対する抑止力となりえることと、
自分自身に馴染みのあるヒロインでもあるという程度の理由で選んだのであるが、
案の定虎視眈々と裏切りを狙っているらしいことに予想通りとはいえ辟易してはいる。
ただ、(バーサーカーのくせに)情報を与えるとかなり周到な計画を自分で考えだす優秀さは買っている。
台詞の例
「現状あの地点にはやつ一人、周辺に移動してこられるその他の魔術師は無し…さて、獲れるかどうか…?」

「思ったようなペースで頭数が減ってない…よくねえぞぉ、これは」

「だいたい人間の真剣みの境目ってのは飢えるかどうかですよ。
 先生方があんな長いことかけて未だに目当てに行き当たらんのも結局それが遊びだからです。
 間違いないと思いますね」