「あたしの眼から逃れられると思わないでよね。距離も壁も無意味なんだから」

概要

 喫茶「紺碧辺土 」に入り浸っている仏頂面の狙撃屋女子高生。人でもモノでも化物でも狙撃する、という触れ込みで絶賛売出し中。両親はなく、一人暮らしをしている。
 クレー射撃とアーチェリーの選手だった両親から訓練を受けており、単純な狙撃の才能・技術は非常に高い。だが生まれつき持っていた魔眼の影響で最初はマトモに狙うことも出来ず、いつも怒られてお仕置きされてと、家庭環境は悪かった。結局、魔眼の制御が効くようになった中学生ごろに両親は事故で他界し、すっかりやさぐれていた彼女はせいせいしたとばかりに家財を売り払い家を出て、せっかく超能力なんてあるんだから……と己の魔眼を活かせるアルバイトとして狙撃の請負を始めて今に至る。
 最近仕事も軌道に乗って来た所で、仕事中にふと小聖板を得たことをきっかけに聖板戦争に参加。願いを語ろうとはしないが、意思は強いように見える。

 女袴にブーツを合わせた大正ロマン風の服装をしている事が多い。本人曰く「必要性に駆られてよ。草履や下駄ほど動きにくくないし、足さばきもパンツルックほど見えない、それに袖に物を隠せて便利じゃない」とのことだが、半分趣味である。また、幼少期の育ち方が悪かったためか貧乳の幼児体型であり、それを隠すための服装でもあるとか。

性格
 家にいる間は邪険に扱われ、家を出てから今に至るまでには裏社会に入ったり銃を調達したり……と様々な苦労をしており、色々スレた性格をしている。積極的に他者を害して喜ぶような性質ではないが、理由と必要性があるならそれを躊躇うことはない。邪悪ではないが冷徹。
 一応仕事が関わらない時にはそれなりに情もあり、あまり多くないが友人もいる。服装の趣味等から変人だと思われてはいるが。
 ちなみに小柄な幼児体型がコンプレックスで、女性らしい体つきの人が苦手。そして自分の体型を弄る奴には殺意を持つ。
方針(聖板戦争での立ち回り方)
 本人は前に出ず、狙撃に適した場所の見当をつけてそこを転々としつつアサシンに指示を出す。
 狙撃箇所としては、もっぱら高所に陣取るようにしている。単純に狙いやすいのもそうだが、千里眼と透視を利用した戦況把握にも持ってこいであるため。
 戦闘時には敵マスターへの狙撃を行い、敵サーヴァントの警戒心を自身に向けさせてからのアサシンによる不意打ちを基本とする。
戦闘スタイル(強み・弱点含む)
 魔眼と狙撃銃の運用能力を合わせた狙撃能力については非常に高い。ただし銃そのものはただの銃なので、これを防げるレベルの相手に対しては無力。 大抵の魔術・物理の防御では防げないので危険なのはサーヴァント位のものだが。
 体術も身につけてはいるが、如何せんリーチが短いため不利を取りやすい。
性格的に相性の良い相手・悪い相手
 あまり熱血系というか理想主義的な相手は「現実見ろよ」って言いたくなるので苦手。
 お金で片がつく相手は楽なので好き。
パートナーについてどう思っているか
 戦闘力はともかく戦術・戦略的には超便利なのに弱気すぎて面倒くさい。
 上手いこと使ってやらないと勝ち抜けないな、と舌打ち混じりに思ってる。
台詞の例
「はー、最近依頼が続くわねー。売れるのは良いけど休む時間も欲しいわー。
 勉強だってしなきゃならないってのにさあ」
「アサシン。そのまま前進して、あたしがやれと言ったらあんたの上にいるマスターを襲いなさい。
 あーん?サーヴァントが怖いとか我儘言うな!」
「あたし思うんだけど、女を武器に出来そうなデザインしてる奴って言わば抜身の武器よね。
 公共の平和を考えて射殺しても良いんじゃないかしら」