世の闇にうごめく妖魔や異能者、魔術師などの超常事件と戦う幻想探偵。
元は流しのゴロマキだったが、かつて故郷でもある江板でおこった聖板戦争に巻き込まれ、
そこで己の中に眠っていた獣の血統が覚醒、人狼となってしまう。
何とか自我を取り戻すものの、すでにあさましい人外に堕してしまった身では
想う人にも合わせる顔も無く一人江板を後にしたのだった。
今回は警視庁捜査四課(オカルト対策課)からの依頼を受け、
古読市で再び開催される聖板戦争の調査の為に訪れた。
サーヴァントのセイバーはやはり知人の中国人と思しき老人のつてで
ヴァチカンのジョナサン=S=オルコット神父から借り受けたもの。