「汝ら罪なし……とは言えませんが、罪など償ってしまえば良いのです。
 主よ、貴方の授けし法によりて、哀れなる子羊を裁くことをお許し下さい。」

概要

 小学生めいた小柄な女性で、古読市の東教会に滞在しているシスター。そして聖堂教会・第八秘蹟会に所属する悪魔殺しの武装信徒、すなわち代行者である。
 幼い頃から信心深く育ってきた生粋のクリスチャンで、父も代行者。生まれつき強靭な肉体を持って生まれたため、父によって代行者になるよう勧められてこの道に進んだ。
 現在は古読の戦争を教会サイドから監視しており、積極的に戦争に参加はしないがあまりに目に余る参加者に対しては説得か排除を行う。
  同じく教会に所属する代行者見習いの望月光瑠とは知り合い。一応のベアトリスほうが先輩であり、また正規の代行者であることから立場は上。

 強靭な肉体と深い信心により肉体的・精神的苦痛をものともしない。そしてそれ故に無垢な心を保ち続けており、聖典マルタの担い手として選ばれ、そして長期に渡り認められているのもこのことが理由。ちなみに彼女がマルタの担い手として選ばれたのは10歳の頃で、その少し後から丸太を振り回し始めた。今になっても彼女が小柄なのは、重い丸太をいつも持ってたからではないかと言われている。

性格
 代行者にしては……というか人間としても大分ゆるい性格。基本的に他者に対して悪感情を持つということがなく、相手が滅ぼすべき死徒だったとしても、哀れみはあれど憤りや憎しみを感じることはない。
 「無垢な乙女」であることを求められて育ってきており、非常に初心。仕事中はまだしも、プライベートでは異性と手を繋いだだけで行動不能に陥ってしまう。
方針(聖板戦争での立ち回り方)
 基本的には戦争に出ないようにしているが、相手から襲ってきたり、死徒なんかがいるのを見つけたら戦闘もやむなしである。ただし即興聖典マルタの運用条件「人を手にかけてはいけない」を満たすため、人間のマスターを殺したり再起不能にすることは無い。取り押さえたり眠らせたりが精々である。
 ……一応マスターに選ばれているだけあって、願いを持たないわけではない。彼女の願いは至ってシンプルに「世界中のみんなが主とその教えをちゃんと信じるようになりますように」というもの。
戦闘スタイル(強み・弱点含む)
 丸太を振り回し、投擲したり。技量は低いがリーチやパワー、スピード自体は高いため馬鹿にはできない。
 武装の性質上、本来死者であるサーヴァントに対しても高いダメージを与えうるのだが、基本的なスペックで劣るため戦ったらまず勝てないだろう。
性格的に相性の良い相手・悪い相手
 脳内お花畑なので、割と大抵の人間には寛容に対応できる。ただし、その性情があまりに邪悪であったり人をやめた討伐対象であったりすると赦すことが出来ないため、哀れみをもって制圧・撃滅に向かう。
 ただし、彼女が他者に向ける感情は最も悪くて「悲しみ」であり、基本的に憎しみとか怒りは感じていない。そして、それを強く思うようになったときが彼女が聖典を手放す時である。
パートナーについてどう思っているか
 尊敬も尊敬、大尊敬している。しかし尊敬しすぎてサーヴァントとマスターの関係があやふやになりがちなので、よく諭されている。  
台詞の例
「この杭、ですか?その、お恥ずかしながら不器用でして、大雑把な武器のほうが都合が良くて……」
「望月さん、貴女と私は与えられた使命が異なっていて、私は貴女の目的のために動くことは出来ません。
 ですが、貴女が助けを求め主に祈る時、私とルーラーは絶対に助けに行きますからね」
「ルーラー様……はっ。いけないいけない。私がマスターでしたね」