「外界の客観性を克服し 自らの主観的認識を即ち世界の法則と定義する
 魔術の要諦とはすなわちそれだな」

概要

「世界革命」を掲げる大時代的秘密結社「暦(カレンダー)」に属する国際テロリスト。
極めて虚無的かつ冷笑的な性格の持ち主で、世界の敵を自任するニヒリストであり、
組織の理想は愚か「自分が何も信じていないという事実をすらも信じていない」と評されるほどだが、
それ故にこそテロリストとしての活動には極めて精力的である。
様々な妖術を操る魔術師であり、人を喰らって魂を奪い、人の瞬く間を棲家とするという。
その性格と如何わしい言動ゆえに、組織の中でもその最古参のメンバーの1人でありながら、
油断ならない危険な人物と見なされている。

性格
冷笑的で皮肉屋、逆説を好み矛盾を愛する。
自分は全くの虚無主義者でありながら、何かを信じずにはいられない人間の性(サガ)に
この上ない愛着を持っており、そうしたより純粋で高潔な魂と、その挫折と失望の無念、悲しみを糧とする。
基本的に陰謀家的性格の持ち主だが、一方で格闘戦を好んだり自ら積極的に戦線に姿を現すことを
好む一面があり、また危地に陥った際に発揮する獣じみた執念にも策謀家らしからぬ面がある。
方針(聖板戦争での立ち回り方)
初期からちょくちょく姿を見せるものの、傍にサーヴァントの姿も無く、
他の参加者を明確に攻撃する素振りも無い。
思わせ振りに付きまといつつもなかなか戦おうとしないのも何時ものことではあるのだが…
戦闘スタイル(強み・弱点含む)
妖術師であるが格闘戦を好み、呪付(エンチャント)によって強化された肉体と
喰らった人間から奪い取ったと言われる格闘技術を用いて野獣のような力と体術で戦う。
魔術も惜しみなく使用するが、基本的に火球を撃ったり何かを投射したりするような
派手でわかりやすい術はあまり使わず、
10数mの間合いから手足を伸ばすでもなく移動もせずに襟首をつかんだり、
体を液体のように飛び散らせて相手の攻撃を無効化したり、
戦闘以外でも影から影へ移動したり、壁や天井を地面のごとく歩いたり、
全速で走るバイクにゆっくりと徒歩で追いついたりと、
如何にも魔法でなければ説明のつかない奇怪で理不尽な挙動を見せる。
性格的に相性の良い相手・悪い相手
自らの無力や世の無常さ、非情さに憤るものの中には彼の言説に惹かれるものも少なからずいるようであるが、
それは無常を再確認させられるだけの罠である。
パートナーについてどう思っているか
不明。
彼のパートナーとは何者なのか?
台詞の例
「『戦って勝ち取る』そう思うことが既に邪悪に満ちている…と そうは思わないか?」

「そう憎々しげに見ないでくれ まだ何もしていない」