過激派ネゴシエーター

概要

 とある人物を追いかけて日本に来たアメリカのネゴシエーター。ネゴシエーター……?
 若いが他者の心を図る技能に優れており、その容姿とあいまって相手を油断させうまく交渉している。
 母親は傭兵で、行きずりの相手との子どもとして産まれた。だがその生まれに反し争いが嫌いで、争いを止めるために傭兵ではなく交渉人に就いている。
 実は銃火器を生まれつき直感的に扱う天性の才覚を持っており、傭兵等の方が余程天職だといえる。
 その性格以外はまさに戦うために生まれてきたかのような力を持っており、交渉術も戦争技術の一部と考えたほうが余程しっくりくると揶揄されている。
 彼女自身はその理由もなんとなく把握できているため、恨みを込めて「とある人物」をぶちのめして牢獄にぶち込んでやろうと画策している。
 余談だが魔術師としても二流のトップを張れるくらいには優れており、全体的にハイスペック少女である。

性格
基本的に生真面目で粗雑。というより、生真面目に見えて粗雑。一人称は「私」で、男性らしい口調で話す。
自身のことにはあまり頓着するわけではないが、他者が関わると途端に生真面目になる。
誰かに見られていることを意識しているからなのか、はたまた彼女が他人を重要視しているからなのかは不明。
ただ、取り敢えず他人の間をとりもつことを好む。交渉人に就いたのも、自身の性質を活かせると思ったから、らしい。尤もとりもてない場合はどっちもぶっ飛ばして争えないようにするため、争いを見てるのが嫌いなだけかもしれない。
それとは別に理屈を通さない敵対者には普通に銃を向ける。アメリカは銃社会だからしょうがないね。
方針(聖板戦争での立ち回り方)
 争いの調停として割って入る。会話・交渉でどうにかなることなら言葉で済ませ、そうでないなら諦めてセイバーと一緒に武力介入する。
 もはや本末転倒と言っても差し支えないが、セイバーともども「争いを止めるためなら暴力も已む無し」という脳筋スタイルなため特に問題にしていない。
戦闘スタイル(強み・弱点含む)
 銃火器による砲撃戦。接近戦でも十分に傭兵として一線を張ることが出来るが、本職は銃による砲撃である。
 彼女は「銃火器」という概念を扱う魔術師であり、生半な戦車などより余程火力が出る。
 更に、その概念付与魔術は「銃身」に作用するため魔弾に比べ必要魔力が少なく準備も容易なため、高い継戦能力を持つといえる。
 彼女は普段の武装としてブローニングM2重機関銃を片手でもトリガーを引ける様に調整したカスタム品を使用している。
 そのためロケットランチャーの概念を付与した場合、その圧倒的な連射性・射程距離により辺り一帯を焼け野原にすることすら可能である。

 また、相手が余程強い存在、もしくは危険な存在である場合には切り札を使用する。
 かなりの魔力を消費するため多く使用することは出来ないが、それでも尚「相手を殺す」という概念に特化したその魔術は今を生きる存在にとっては脅威足りえる。
性格的に相性の良い相手・悪い相手
 基本的に対話重点なので、対話する人とは相性が良い。たとえそれがマフィアのボスだろうが、対話・交渉で矛を引けるなら彼女は構わない。
 逆に、理屈も何もなくただ「やりたいからやる」という相手とは相性が悪い。
パートナーについてどう思っているか
 すごく真っ当。ちゃんと落とし所がある人なので比較的付き合いやすいと考えている。 ただし、信仰によっては落とし所に落とせないような場面にもぶち当たるので、もうちょっと柔軟になってほしいと思っている。
 言ってる当人が最終的に物理な解決法に走るあたり似た者同士かも知れない。
台詞の例
「私が交渉人のクリスタル・b……じゃない、クリスだ。この争い、調停させてもらう。何、お互いに落とし所を見出だせれば争うこともないだろ?」
「……残念だ。落とし所がなかったということか。よし、ならば次善案だ! 貴様ら両方共叩きのめせば争うこともあるまい!行くぞセイバー!」
「ええい、あの男はここに来てないのか!? あの男ならこの街に来るものと思ったが……外れかッ!」