同じく警察内のオカルト対策部署である警察庁捜査第四課とは、ライバル的な関係。現場で衝突する事も度々あるようだ。
徒手術技は日本拳法、警棒術技は剣道などを参考に作られている。
なお警邏隊員の内でも上位の強者は、強化のレベルが更に高い 『 勝利の雄叫び(クラモール・トリウンファーリス) 』 を必殺の技として身に着けている。
丹羽は歴史の闇に消えていった呪禁道の技を今に受け継ぎ、その内でも特に錬丹術の使い手である。錬丹とは仙道の霊薬を作成する技術で、これを服用する事で肉体を強化し、傷を癒す。霊薬ドーピング野郎…などと陰口を叩かれる事もあるが気にしない。
理外監査室応用警邏隊の複数名がこれを会得しているが、鎮圧術とは銘打っていても、やはり身体能力に大きな差があるサーヴァント相手では中々勝利は難しいようだ。それでもサーヴァントと正面から白兵戦を行えるのは、特筆すべき点である。
刀鍛冶である正宗は、警察庁が独自入手した小聖板のレプリカを以って召喚したサーヴァントの一人。対サーヴァント戦における警邏隊の切り札が 『 警視流 』 だけでは心許ないと判断した上層部により、隊員の更なる戦闘力向上を目指して名刀正宗の量産を依頼した。元より正宗の刀は、元寇で攻めてきた蒙古兵との戦闘を考慮して打たれたもの。日本の地を汚す夷敵を討つ為ならば…と、快く承諾してくれた。
この仕事が天職であると常々語り、応用警邏隊一の仕事熱心。かといって真面目一徹という訳でもなくユーモアのセンスもある。協調性高く同僚とも打ち解けあい、上司の信任も厚い。美人の妻とかわいい娘がいて、家庭的にも円満である。
…と一見非の打ち所がない警察官の鑑のような男だが?
隊内カラオケ大会のレパートリーはサザンオールスターズ、B'z、Mr.Children、スピッツなどを歌うが別にそれらが好きでもなんでもなく、カラオケのつき合いでおぼえただけ。本人はそもそも音楽を聴く習慣がない。