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氏 名
釜田 麗(かまた うらら)
職 業
警察官
属 性
秩序/善
性 別
身長・体重
162cm・ひみつ
年 齢
25歳
活動拠点
警察署
サーヴァント
トルーパー
詳細設定
身体能力
C
戦闘技術
B
魔力量
C
魔術評価
C
精神強度
B
幸運
C

保有スキル

釜巫女
彼女の母方の実家の血筋である巫女の家系。岡山県の阿曽神社の神事に古来より携わり、それに釜を使用するので釜巫女と呼ばれる。現在、神事は母の後を継いだ彼女の姉が行っているが、麗自身も幼少時より巫女の修行をしてきたので巫術を使用できる。
鳴釜神事
なるかましんじ。釜で米を炊いた時に鳴る音の、長短強弱の度合いで吉凶を占う。釜巫女である麗の一族が、代々執り行ってきた儀式。かつては宮中などでも行われていたが、現代でも一部の寺社や修験者が行っている。特に桃太郎こと吉備津彦命を祀る吉備津神社での神事が有名。科学的には、熱音響と呼ばれる現象であると推測される。
鬼の末裔
桃太郎に退治された鬼の王・温羅の妻である阿曽姫が生んだ子の子孫。その末裔は温羅の荒御霊を鎮め、神事を行う為に神官として生きてきた。同じく鬼の血を引く警邏隊第三執隊長・緋賀郷一郎と比べると異形の血はかなり薄まっており、混血としての能力は目が赤く輝いて筋力が倍化する程度の弱いもの。使用時は身体能力ステータスがC+に上昇する。

余談ながら、阿曽姫は古代製鉄技術の盛んだった阿曽郷神官の娘であり、温羅と釜の関係は彼らが渡来系の製鉄技術者集団であった事を表しているという。

妖怪使役:B
妖怪 『 鳴釜(なりかま) 』 を召喚して使役する。鳥山石燕の画図百鬼夜行には、釜を頭に被り炎の角を生やした毛むくじゃらの姿が描かれている。釜の付喪神のようにも見えるが、伝承では斂女(れんじょ)とよばれる鬼が正体であるようだ。
頭に被った釜での頭突き、鬼の爪での引き裂き、釜を炊く炭火を投げつける、フイゴから放つ圧縮空気弾などの手段で攻撃する。

これまで麗に使役され、数多くのオカルト犯罪者の逮捕に貢献してきた。捕まった者達は、皆うわ言のように 『 釜が…釜が来る…! 』 と虚ろな表情で呟き続けているとか。正式に小聖板を得ていれば、トルーパーではなくこの鳴釜か吉備津彦命が彼女のサーヴァントになっていたと思われる。

国巣設定では、かつて鬼の王である温羅の配下だった鬼女。温羅の血を継ぐ一族に代々仕え、未だに忠誠を誓い続ける天晴れな妖怪である。

直感:B
戦闘時、常に自分にとって最適な展開を感じ取る能力。
敵の攻撃を初見でもある程度予測し、感覚に干渉する妨害の効果を半減させる。事件捜査に役立つ、警察官には有用なスキル。

魔術・奥義

巫術・鳴鉄ふじゅつ・なるかね
ランク:C 種別:対人魔術 レンジ:1 最大捕捉:自己

金属を媒介にして振動波を放つ、釜巫女の秘技。剣の刀身や金属棒を高速振動させ、威力を高める効果もあるエンチャンテッド・バイブレーションの術。麗はアクセサリー・警棒・正宗の短刀・釜などを使って発動させている。
振動波は術者を中心に半径5mの物体を破壊するが、ある程度の指向性を持たせて破壊対象に収束できる。修行により固有振動数を術者の肉体が記憶し、それに対して呪術的に同調しているので、術者本人は振動波の影響をほぼ受けない。幽界に棲む神霊の叫びが金属を振わせるとされており、魔術ではなく巫術に分類される。
巫術・邪封波ふじゅつ・じゃふうば
ランク:D 種別:対霊魔術 レンジ:1 最大捕捉:自己

ホカホカと沸き立つ湯気で霊体を捉え、釜の中に封印する釜巫女の秘技。見苦しく抵抗する邪霊は、手にしたしゃもじで打ち据える。麗の実力ではサーヴァントを捉えて封印できる程ではないが、釜から発せられる湯気は相手の体に絡みつき、行動をわずかの間だけ妨害する程度の力は持つ。

麗の一族は神社で神事を司る以外にも、この術を使用して各地の悪霊を封じてきた。親戚にはなんと、たまたま釜が無かったので代わりに電子炊飯器を使用して大魔王を封印した剛の者…通称釜仙人なる人物もいるそうな。カマハメ波ァッ。

封印限定解除・鬼王温羅ふういんげんていかいじょ・きおううら
ランク:B+ 種別:対人魔術 レンジ:1 最大捕捉:自己

鬼の王・温羅(うら)の荒御霊が封じられし釜の封印を一部解き、攻撃させる釜巫女の秘技。
封印制御術式第三号開放で釜より出でた鬼の腕が周囲をなぎ払う。封印制御術式第二号開放で釜より出でた温羅の顔が絶叫を放ち、口から衝撃波を発する。封印制御術式第一号開放で巨大な上半身が飛び出し、相手を滅多打ち。封印制御術式第零号開放で封印完全解除…となっている。
麗が持ち歩いている釜は阿曽神社本殿に奉られている霊宝大釜のレプリカだが、その内部の異空間・釜中天は本物と繋がっている。これにより大釜に封じられた温羅の怨霊の封印制御術式を、第二号開放まで行使できる。

桃太郎こと吉備津彦命に退治された温羅は、死して後も強大な怨霊となって暴れ回った。これを慰撫し、釜に封じたのが温羅の妻であり巫女でもある阿曽姫である。封じられた釜は岡山県岡山市の吉備津神社に現在も安置されているが、実はこれは麗が持っているのと同じレプリカ(という国巣設定)。愛する夫と共に居たいと願う阿曽姫が密かに本体の釜を運び出し、彼女の故郷である岡山県総社市の阿曽神社地下殿へと移した。阿曽姫の子孫の女子は名を阿宗(阿宗は麗の母親の旧姓)と変え、温羅の霊を鎮めてきたのである。

封印限定解除の術は元々、淋しさのあまり封じられた夫と話がしたい…と姫が編み出したものらしい。話だけじゃないけどね(ゲス)

投稿者・コメント

国巣
警察庁公安課・理外監査室応用警邏隊第三執所属の刑事。【 鬼の王・温羅 】の血を引く混血。

父親は警察庁幹部の釜田理事官、母親は岡山県にある阿曽神社の巫女。七光りに頼らず、母譲りの鋭い直感で事件解決の功績を挙げてきた優秀な刑事。

逃亡する脱獄囚・目取真を追い詰めるが、進退窮まった目取真が相手の隙を突こうとして咄嗟に放った一言 『 私と結婚してください、美人刑事さん 』 からのファーストキス奪取コンボに動揺し取り逃がしてしまう。一時は激怒したものの、その後は目取真の無実を知り、彼の冤罪を晴らそうと協力する事に。やがて一回りも年下の高校生である彼に、恋愛感情を抱いてしまい大いに苦悩する…。

いわゆるチョロイン。警察関係者の中では比較的穏健派、無闇に聖板参戦者を攻撃したりはしない。状況によっては心強い味方になってくれるだろう。
…も、桃太郎がいる!!今回の聖板は桃太郎がいるぞ!!

 

【伝説】
吉備の国を荒らしまわる鬼の首領、温羅は大和朝廷から派遣された四道将軍の一人・吉備津彦命によって首を刎ねられ倒された。首は死して後も唸り声を上げ続け、犬に食わせて骨にしても唸り続け、吉備津神社の御釜殿の下に埋葬してもまだ唸り続けた。その煩さと鳴り響く振動に困り果てた吉備津彦命だったが、ある日夢の中に温羅が現れる。温羅は自分の妻である阿曽姫に神饌(神に捧げる御飯)を炊かせれば、お前の使いとなって吉凶を告げよう…と答え、それ以後神事が始まった。釜鳴りの音は答える温羅の唸り声であるという…。

と、このように伝えられているが、鳴釜神事の起源がこの逸話であるとは断言できない。盟神探湯や亀トのように、古来から存在する占いの一つであったのかもしれない。