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氏 名
得能 関四郎
(とくのう せきしろう)
職 業
警察官
属 性
秩序/善
性 別
身長・体重
178cm・75kg
年 齢
26歳
活動拠点
警察署
サーヴァント
トルーパー
詳細設定
身体能力
B+
戦闘技術
A++
魔力量
D
魔術評価
D
精神強度
A+
幸運
C

保有スキル

警察官
治安を守り、法を執行する警察機構の責務を実行する公務員。得能関四郎は明治初期の警察官であり、警視庁の前身である東京府市中取締役の頃から治安維持の為にその剣を振っていた、日本警察官の大先輩。未だ政情定まらぬ新時代の幕開けを、己が一刀で守り抜いてきたという自負があり、市民の安寧を乱す不逞の輩を許さぬ強烈な意志を秘めている。

まさにミスターポリスマン。サーヴァントとして召喚された直後、早速チャイニーズマフィアの事務所に単身乗り込み、全員捕縛してしまった。

元サーヴァント
受肉した元サーヴァント。警視庁がさる魔術組織から極秘裏に入手した、小聖板のレプリカによる実験で召喚された数名のサーヴァントの一人。高密度のマナを注がれて擬似的な受肉を果たすものの不完全であり、このまま何もしなければ残り半年で消滅する運命にある。

関四郎はこの世にいる間、少しでも日本国の民の為に役に立ちたい…と警察幹部達に熱望し、名を徳野関三郎と変えて警察官の地位を与えられる。警察庁公安課理外監査室に配属され、超常の犯罪者達に対しその剣腕を遺憾なく発揮するのである。

彼の正体を知っているのは一部の警察幹部と、警視流の宝具を伝授した数名の剣術家、警邏隊第三執隊長の緋賀のみ。

直心影流剣術:A++
新陰流系の剣術流派。呼吸法を重視し、敏捷性に富んだ足捌きが特徴である。有名な門人は幕末の剣聖・男谷信友や榊原健吉、勝海舟など。江戸中期にいち早く竹刀稽古を導入し、既に今日ある剣道の基礎を形造っていた。相手の攻撃を受けつつ太刀を滑らかに回して弾き、即座に切り込む 『 円連 』 などの技が知られている。流派名にある 『 直心 』 とは邪念の無い澄み渡った精神状態を指した言葉。

直心影流には藤川派、男谷派などの分派があるが、関四郎は正統である長沼派の剣士である。

 
呼吸法:A
 
法定(ほうじょう)と呼ばれる直心影流の基本技にして秘奥たる呼吸の法。これを行う事で天地の運行を感じ取り、無為自然の道へ到達する巧妙剣の極意。極めた者は吸う気体を選別する事すら可能となり、漂う神気(濃密なマナ)を体内に吸収して身体能力を2ランク上昇させる事ができる。また攻撃における正しき呼吸を掴む事により、命中率にプラス補正がつく。
 『 四季の呼吸 』 と呼ばれる四種の呼吸があるらしい。
 
心眼(真):C
 
修行・鍛錬によって培った洞察力。窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、残された活路を見出す戦闘論理。
逆転の可能性が数%でもあるのなら、そのチャンスを手繰り寄せられる。
 
練気
 
鉄破(てっぱ)と呼ばれる直心影流の奥義の一つ。祓い太刀による動禅(体を動かす禅)にて体内の気を練り、精神を臍下丹田に置く事で、全身の隅々にまで気を張り巡らせる技術。揺らめく気の柱が全身を覆い、防御力が上昇。加えて太刀先から迸る気の斬撃でダメージ増加、更に全ての攻撃のレンジが+4される。

直心影流男谷派の剣豪・榊原健吉は、練気からの一刀両断で兜割りの神技を披露した。

魔術・奥義

警視流
ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:自己

警察官の戦闘力強化の為に明治初めに成立され、各剣術・柔術流派の技法が取り入れられた警視庁制定武術。サーヴァント・得能関四郎の宝具にして、他者に伝授可能な戦闘技術である。技自体が宝具扱いである警視流を使用する事により、修得者は例え人間でもサーヴァントに対してダメージを与える事ができる。

関四郎が伝授した警察官の武術家数名から、さらに理外監査室の隊員複数に伝授されている。対サーヴァント用の鎮圧術とはいえ、やはり身体能力に大きな差があるサーヴァント相手では中々勝利は難しいようだ。それでもサーヴァントと正面から白兵戦を行えるのは、特筆すべき点である。なお得能関四郎が現世から消滅した場合、宝具としての力も失ってただの技になってしまうが、この事は関四郎も含めて誰も知る者は無い。

史実、得能関四郎は警視流の制定に武術家として大いに貢献している。 

篭手打ち
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:自己

 『 篭手打ち名人 』 と呼ばれた得意の剣技を宝具化したもの。強烈な篭手への一撃を打ち、相手の手首を斬り落とす部位攻撃。
命中すれば武器型の宝具を取り落とし、拾うまでの数ターン使用不能にさせるという、地味ながらセイバーなどのサーヴァントには効果的な技。 
八相発破はっそうはっぱ
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:自己

上下左右の四方向に、斜めの袈裟斬りを加えた八つの軌道の連続斬りを放つ直心影流の奥義。。十文字に×の字を加えた米の字斬りと言えば解りやすい。燕返しのような同時斬撃ではなく、一撃ごとに打ち込みの速度が加速してゆく乱舞技。その攻めはなんと、続けて五分の間延々と休まず繰り出される。

その要諦は技に入る前に行う特殊な呼吸法。一度の呼吸で以後五分間、呼吸の必要無く技を放てる無呼吸連斬である。だが大概の相手は最初の一分くらいで耐え切れず、切り捨てられてしまうようだ。某サムライ格闘ゲームでも有名な技。

名刀・無銘正宗
ランク:C 種別:準対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:自己

伝説の刀工であるサーヴァント・ 『 岡崎五郎入道正宗 』 の手による、沸の妙味が効いた美麗な刀。得能関四郎自身の宝具ではなく、正宗から与えられたもの。サーヴァントが宝具たる技術を使用して作成した、量産型の準宝具である。通常時は魔術によって警棒に偽装されている。宝具はあくまで鍛造技術の方であり、素材自体は現実にある物質でできているので、宝具に限りなく近い概念武装と呼べるべきモノ。

刀鍛冶である正宗は、警察庁が独自入手した小聖板のレプリカを以って召喚したサーヴァントの一人。同じく召喚された関四郎の実直さを気に入り、正宗の太刀を打ちあげてこれを託した。

投稿者・コメント

国巣
警察庁公安課・理外監査室応用警邏隊第三執所属の刑事。

その正体は不完全ながら受肉したサーヴァント、得能関四郎。
 『 フロックコートの剣士 』 とあだ名された、明治時代の剣術家にして警察官である。
幕末に直心影流剣術を修め、明治になってからは警察官として警視庁に出仕。
撃剣世話掛(警察官達に武術を教える師範)を務め、警視流武術の制定に加わる。

外務大臣井上馨のボディガードをしていた際、
襲ってきた暴漢十数人を手にしたステッキで一瞬で叩き伏せた…という逸話が残っている。
当時ライバルであった警視庁の同僚剣士達と数々の好勝負を繰り広げ、
晩年は剣道界の元老とさえ呼ばれたが、最期は病を苦にして自刃した。

【セリフ】
『 汝、如何に猛なりとも囲みは鉄刀鉄壁。八門暗剣の伏兵に満ちて逃れる道は無きと、観念せよ! 』

 

【余談】
…日本史上最強の剣豪は誰か? 剣豪好きならば誰もが一度ならず夢想した事があるだろう。
塚原ト伝? 上泉信綱? 伊東一刀斎? 宮本武蔵? 柳生十兵衛? 沖田総司?
あるいは真里谷円四郎、寺田宗有、白井亨、男谷信友、千葉周作、国井善弥。
しかし当然ながら、時代が違う彼らを勝負させ優劣を競わせる事はできない。
剣の理も時代ごとに変わり、比較しようもないのである。
また例え同じ時代を生きた剣豪であっても、流派の長として立場上立ち会えない事もままある。
同時代の宮本武蔵と柳生利厳と小野忠明と小笠原源信斎の誰が一番強かったのか判断はできないのだ。

…このように、史上最強の剣豪については誰も明確な答えを出す事はできない。
だがここで不肖この私、国巣の考える最強に限りなく近そうな剣豪(の一人)を挙げてみたいと思う。
それは誰あろう、この得能関四郎である。

戦国時代、実際に戦場で多くの者を斬った塚原ト伝や上泉信綱らが強い事は疑い無い。
命のやり取りで磨かれた実戦剣法の太刀は重みを持つだろう。
…では一方、江戸時代に隆盛を誇った竹刀稽古による道場剣法は彼らに劣るのか?
千葉周作や男谷信友は彼らより弱いのか? …いやいやそうとも言えないだろう。
命のかからぬ竹刀による稽古は、死や重傷を気にせず幾度も試合をこなす事ができる。
その結果、戦国時代には無かった巧妙精緻な技の数々が生み出されたのである。
戦場と道場、双方の剣術にそれぞれ利点があるとすれば、この両方に経験のある者が強いと国巣は考える。
すなわち江戸後期に隆盛した道場の剣法を実戦の中で使用できた、幕末と明治初期の剣豪こそが強い…!
という持論である。

激動の時代、幕末の戊辰戦争や明治の士族の反乱を戦い抜いてきた剣客達。
達人である彼らが一同に会し、互いに腕を比べあって切磋琢磨していた場所があった。
それは警視庁である。宮本武蔵と柳生宗矩は戦わなかったが、当時の名だたる剣客達は警視庁に集い、
そこで開催されていた撃剣大会で戦っていたのだ。
奥村二刀流の開祖・奥村左近太。複数流派を極めた高山峰三郎。鏡新明智流の逸見宗助。
田宮流の真貝忠篤。北辰一刀流の下江秀太郎。中西派一刀流の高野佐三郎。直心影流の柿本清吉。
加藤田神陰流の松崎浪四郎…いずれも各地で名の轟いた、剣の天才ばかり。
この内誰が最強でもおかしくは無いが、中でも特に最強クラスの奥村左近太を破り、
日本初の第一回剣道全国大会で優勝した得能関四郎こそ、 国巣が考える日本史上最強剣豪(の候補)なのである。