第四次聖板戦争でとある女子と精神交換を果たした邪神信仰を常とする魔術師。
かの戦争の後、さあいざ供物をと思ったところでとある刺客による襲撃を受けた。
それは鋭角の猟犬、尖った時間に存在する魔獣にして絶対の追跡者「ティンダロスの猟犬」である。
ティンダロスの猟犬、そしてそれを統括するティンダロスの王はアブドゥル・アルハザードの信仰するヨグ=ソトースと敵対関係にあり、優れた神官たるアブドゥル・アルハザードが受肉を続けていることが危険視されたために刺客として放たれた。
アブドゥル・アルハザードは神話的相性の問題もあり苦戦したがどうにか勝利するものの、その際にティンダロスの猟犬の粘液に触れ、ティンダロスの混血として自身が徐々に怪物化していく事に。
そのままではヨグ=ソトースへと差し出す肉体としては不適格であるため、混血状態を解決するために新たな聖板を求めた。第五次聖板戦争には第四次聖板戦争の参加者も幾人か参加しているため、その匂いを追跡して自身を第五次の世界へと送り込んだのである。
ちなみにティンダロスの混血への進行は魔術によって抑え込んでいるが、それでも徐々に進行しているらしく頭にケモミミが追加されている。なぜだ。