「私が何を言っているのか分からない、という顔をしているね。
 安心したまえ。私も君がなぜ分からないのか分からないのだよ」

概要

 古読市に出没する、謎めいた雰囲気の男性。
 いつでもスーツ姿に帽子をかぶっているが、働いている様子もなく街をぶらついている。
 時折何処とも知れぬ方向を見ながら何者かに語りかけているような振る舞いをするなどの奇行が目立ち、それを知る住民からは遠巻きに見られている。  

性格
 特定の人物――聖板戦争の関係者となる人物としか関わろうとせず、それ以外の人間がどれだけ問いかけようがまるで気づいていないかのように振る舞う。
 聖板戦争の参加者あるいは関係者とは積極的に話そうとするが、知るはずのない情報を知っていたり、その割に特に隠してもいない情報を初耳と言い出したり、たまに「私は『見られている』。何故君たちはそれがわからないのか?」等といったことを口にしたりと言動が奇怪で、会話がまともに終わることは少ない。
 一応彼の精神汚染は低ランクという扱いなのか、多少の会話は問題なく行うことが出来る。ただし、世間話の類については全くと言っていいほどついてこれないため話題に困る。
方針(聖板戦争での立ち回り方)
 あてど無くうろついている。強いて方針を挙げると、何か大きなことが起きそうな所に優先的に移動しているように見えなくもない。
戦闘スタイル(強み・弱点含む)
 戦えない。が、彼は彼曰く「殺されない、再起不能にもならない」とのことで、どれだけ怪我を負おうが肉体的にも精神的にも再起不能になることがなく、一定以上のダメージは受け付けていないのではないかとさえ思える。
 ただし逆もまた然りで、戦えないといっても包丁で人を刺すくらいはできるが、それをやっても対象は決して死なないし、再起不能な障害等を負うこともない。
性格的に相性の良い相手・悪い相手
 意味不明な言動を聞き流し、彼の言葉から有用な点のみを抜き出せる者にとっては相性が良い。逆に、その言動に苛立ちを表したり、早々に会話を諦めるような者は相性が悪い。
台詞の例
「君は私を殺せない。何故なら、私を見る者誰ひとりとして、そのような結末を描いてないからだ」
「私を見る君たちは、私の言うことが分かると思う。だが、それを私に伝える術が君たちにあるのだろうか」
「ところで個人的な話なのだが、私はなんとなく30番目のマスターには一方的に親近感を抱いているよ」