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氏 名
天真正
(てんしんしょう)
職 業
妖剣士
属 性
混沌/中庸
性 別
身長・体重
147cm・65kg
年 齢
1800歳
活動拠点
新古読市役所付近
関係人物
アラカビ
詳細設定
身体能力
A+
戦闘技術
EX
社交度
D
マスター適正
D
精神強度
A
幸運
D

保有スキル

海童
ウミワラワ、或いはウナワロ。海小僧とも呼ばれる海に住む河童の種類。仁徳天皇の御世に河童の大将 『 九千坊 』 に率いられ、遥々中国から渡ってきた一匹。相撲が弱いヘタレ河童だと仲間内で馬鹿にされていたが、剣を持つと豹変し闘神の如く暴れ回る。その力を恐れられ河童仲間から孤立、しょうがなく海で暮らしている。
剣術:EX
妖怪仲間の内で海内無双と讃えられる剣の達人。大天狗・鞍馬山僧正坊と並び、妖怪剣術界における東西の双璧とされる偉大な剣豪。

扱う技は香取神道流の元ともなった香取の太刀、別名を 『 経津(ふつ)の太刀 』 。その名の如く日本神話の剣の神・経津主神が伝えたとされる剣法で、天真正本人が言うには経津主自身に夢の中で教えを受けたとの事。

その神域に達した剣の腕は尋常ではなく、東西河童戦争ではあわや東の大将ねねこ河童を討ち取る寸前までに及び、海河戦争では並み居る海の猛者を退け竜宮城を半壊させ、腕試しと称して日本各地に住む四十八天狗の殆どを撃破、その上に最強の鞍馬山僧正坊と伝説に残る死闘を演じ引き分けた…などという逸話の数々が妖怪達の間で語られている。

実は人間である陰流剣術の祖・愛洲移香斎久忠とも彼が若き頃と晩年の二度立ち会った事があり、一度目は圧勝したが二度目は惜敗した。後世の記録にこそ残っていないが、他にも無数の名勝負を繰り広げている。

水泳:A+
河童のお家芸。カジキマグロもかくや、という弾丸のような速度で水中を自在に泳ぎ回る。
握ノ法
にぎりのほう。かつて剣の奥義を伝えた弟子にすら教えなかった(教え忘れた)秘奥。それはなんと剣の斬り方ではなく、握り方である。一部を除き殆どが片手で剣を振る場合のものだが、別に両手でも使用はできる。しばらくぶりに陸に上がった事もあり、見込みありそうな誰かに伝授してやろうかと思っている。

《握ノ法、技一覧》
○不動搾…刀身を決して離さず、揺るがさない不動の握り。空間に固定されたような固さを持つ。
○御膳取…脱力し、指二本でつまむような軽い握り。刀に変幻自在の軌道を与える。
○木間槌…握った刀身を掌中で前後させ、柄の分だけ間合いを伸縮させる握り。
○刎釣瓶…柄の端を握り、掌で弾いて剣を飛ばす奇襲技。
○龍雲飄…握った柄を掌中で転がし、高速の捻りを加えて合わせた相手の太刀を弾く。
○猿子絞…柄ではなく鞘を強く握り、抜刀と同時に放す事で鞘走りの速度を高める技。
○行逢鴎…片手で握った刀を、いつの間にかもう片方の手に移し替える瞬間移動技。
○閻魔返…片手で握った刀を、一瞬で逆手に持ち替える技。繰り返せばくるくる回すようである。
○牙門揃…指の間に挟むようにして剣を片手に複数握り、四刀流を実現させる驚異の技。…黒鍵?いや六爪か。
○影裡添…斬りつける際に太刀の峰の部分を握り、己の剣の軌道を変化させる技。
○夜伏霞…剣気により、何も握らない手に剣影を生じさせる幻覚技。相手はつい反応してしまう。
○八柏折…相手の太刀の刃の部分を握って剣を封じる技法。
○鬼鷲抓…鍔迫り合いの際、相手の刀を持つ指や手首を握り潰す変則技。

この他まだ多数、握り技がある。

軽重自在ノ法
己の肉体の重さを自在に制御する技術。時に羽の様に軽々と宙を舞い、時に巌(いわお)の様に重々しく地に沈む。軽やかに攻めをかわし、重き一打で守りを破る。これを他に極めた剣術家は、天真正の孫弟子である 『 熊笹の対話 』 の逸話の飯篠家直、江戸中期の 『 正木流 』 正木俊光の史上三人のみ。

天真正はこの技を、真の強敵と認めた相手にしか使用しない。

宗和の心得
同じ相手に同じ技を何度使用しても、命中精度が下がらない特殊な技能。攻撃が見切られなくなる。
二重妖格
妖怪版の二重人格。剣や棒を手に持つと豹変し、第二の人格 『 天真正 』 が覚醒する。正吉とは大きく違って剣の達人であり、泳ぎも達者。周囲のものを軒並み斬り伏せ叩き伏せ、動くものがいなくなると満足して正吉に戻る。

…相撲だけはやっぱり下手。

魔術・奥義

刺撃ノ法しげきのほう
ランク:C 種別:対人妖剣術 レンジ:1 最大捕捉:1

天真正が弟子に伝えたとされる秘太刀。片手に持った剣を弓矢を引くように構え、突くと同時にスクリュー状の衝撃波を放ち、防御無視のダメージを与える。本来は全身の動きにより発生した力を、剣先の一点に集中する突き技の極意を指したもの。原子の隙間に潜り込める程に力を集中させ、貫きながらそれを解放するので実質如何なる物体も貫通できる。

数百年の研鑽の結果、自身の身体から発生した力だけではなく風鳴り(大気微震動)地鳴り(大地微震動)などの自然エネルギーをも収束し、剣先に宿らせる事が可能となった。結果として木の棒や爪楊枝、あるいは素手の指にさえ鉄を穿つ貫通力を持たせる事が可能となる。この力の収束を天真正は神集(かすみ)と名づけている。

一拍子ノ太刀ひとひょうしのたち
ランク:C 種別:対人妖剣術 レンジ:1 最大捕捉:1

万象に霞のように己を溶け込ませ、自らを自然物となし、対する相手の心の内に攻撃・防御の意志が生じる前に先んじて斬り捨てる技。不意討ちを突き詰めた究極の先の先。勝負が始まる際の一瞬に生ずる機を測って放つ、ただ一度の太刀である。食らった相手は何が起きたかも解らず地に伏す。

生物を対象とした殺気や闘気をもって戦う者ほど、この攻撃には反応できない。目の前にあるならば天地日月すら斬れる…と思える斬気を持つ者のみがこの攻撃に応じる事ができる。その斬気を得るには、無念無想にてひたすら剣を降り続けるしかない。

瞬息ノ間しゅんそくのま
ランク:C 種別:対人妖術 レンジ:1 最大捕捉:1

研ぎ澄まされた時間間隔を持つ者だけが感じ取れる、自分専用の固有時間。他の何者にもこの時間を知覚する事はできず、当人以外には存在しないも等しい時間。この時間内に天真正が行う行動を誰も知覚できないので、傍目には途中の時間を飛ばし、過程を省いて結果のみを生じさせたように写る。

一見無敵にも思える能力だが、瞬息の間は不規則にやってくる上ごくごく刹那の一瞬である為に、高速の太刀を振い機を読むに長けた超達人・天真正ですらそのタイミングを掴んで攻撃する事は難しい。おまけにこの時間流の知覚には大きく精神と肉体を磨耗させるので、長時間の行使は無理である。

投稿者・コメント

国巣
人間に捕えられた正吉。しかしたまたま転がっていた木の棒を手にした事で、裏の人格・天真正が現れ大暴れ。おまけに正吉を救出にやって来たアラカビを強者と認め、戦いを挑むのだった。

 

天真正とは 『 関八州古戦録 』 の記述に登場する海に住む河童。彼に剣法を教わった弟子・鹿伏兎刑部少輔は、日本剣術三大源流 『 天真正伝香取神道流 』 の開祖である飯篠家直の師。同じく日本剣術の源流の一つとされる京八流の開祖、鬼一法眼は鞍馬山僧正坊と同一とも言われるので、東西日本剣術の発祥には天狗と河童という妖怪が関わっている事になる。(注・天真正伝香取神道流の由来説明では、天真正が河童であるなどとは一言もない)。

 

何の因果か、今回彼のかつてのライバル・鞍馬の大天狗こと鬼一法眼がAMZAK氏の手によってキャラクターとして投稿されている。

二重人格剣士、という事で元ネタは某海賊漫画のあの人。     

 

【セリフ】
 『 心は万境に従いて転ず。我が技前も至極の境地に至りしか。 』 
 『 この一刀は春の宵、孤り田面に降り立つはぐれ鷺の如し。 』 
 『 これは鞍馬の御坊ではござらぬか。かくなる上は久方振りに技比べせん。 』 
 『 士(もののふ)の心の内に死のひとつ、忘れざりせば不覚あらじな。  』  
 『 じんじろげ~のつんつるげ~は地蔵さんの毛~  』