怨念の群体

概要

怨念の集合体。既に何を怨んでいるのか、何に怒りを抱いているのかも覚えていない。
彼らはその怨みを晴らすためにのみ存在している。

性格
怨霊の本能のみ。普通にしゃべるが、だからと会話が通じるわけではない。
誰かに怨みを晴らしたくて仕方がないらしく、誰彼構わず怨み言を吐き続ける。
方針(聖板戦争での立ち回り方)
八つ当たり気味に街の人間に取り憑き怨みを晴らすために行動する。
とはいっても、どんな怨みだったのかを自分たちが憶えているわけでもないので、只取り敢えず狂乱させ自傷させ道連れにし、己に取り込む。祓われそうになったら逃げる。
戦闘スタイル(強み・弱点含む)
兎にも角にも取り付かなければ雑魚。なにせ怨霊一体あたりの重量は21gでステータスはオールEなので超絶雑魚。
ただし、他のサーヴァントにもまして霊体という特性が強く出ているため、対霊術式や悪魔祓いといった属性を持たない攻撃でダメージを与えるにはかなりの腕が必要。
また、どうやっても物理ダメージは受けないため、物理一辺倒のマスターなど生者にはまず負けない。
憑依した場合は、肉体のリミッターを一切気にせず戦闘行為が可能となるため、その力は一般的な死徒に比肩する。群勢を作られるととても厄介
──だが、サーヴァント相手にして彼が勝つことはまず不可能。 全員集合して挑めばステータス的には勝ちの目が無いわけではないが、そもそも本能で動いている上に別に戦士の亡霊とかでも無いため、でかくて力のある素人でしか無い。
更に言えば、霊的な位階という意味において高々怨霊でしか無く、英雄に退治される定めにある怪物であるバーサーカーは、信仰に支えられる英霊という高位存在そのものが弱点となる。
性格的に相性の良い相手・悪い相手
なし。狂化している上に精神汚染、更には怨念の塊であるバーサーカーが誰かと良相性・悪相性といえる関係になることがない。
ただし、性格的にはともかく本能的に聖属性の存在を忌避している部分はある。単純に生命の危機を感じているだけとも言えるが。
パートナーについてどう思っているか
バーサーカーの対人的相性としては例外的とすら言えるが、相性は悪くない。
基本的にバーサーカーの怨念を受け入れ、その上でそれすらも愛するという包容力はバーサーカーが嫌う要素が無いためである。
だからといって特段相性が良いわけでもないが、協調するくらいの関係にはなっている。
台詞の例
「そう、そう、そうか。だからどうした。わたしにようじなのか。うるさい、うるさい」
「ああ、ああ、ああ、ああ。ぼくにうらみがあるのか。うらんでやる」
「いやだ、いやだ、いやだよ。しにたくない。おれは、しにたくない、やめてくれ」
「ますたー。あなたは、こんなわれわれをあいしてくれるのか。そうか、そうか、そうなのか」