冷徹で残忍な行いで知られる中国史上唯一の女帝。
唐の三代皇帝で気弱な高宗の皇后となり権勢を振るい、夫の死後は血の粛清を繰り返して帝位に着き新たに周朝を建てた。後を継いだ子の中宗が復活させたので、その後唐は200年続いたが、実際にはここで一度断絶しているのである。
彼女は美貌と聡明な頭脳を持ち、同時に野心と権力欲を胸に秘めた魔性の女であった。ただし妲己や楊貴妃などとは違って傾国の存在ではなく、粛清の対象は主に皇族・貴族であり官僚や民衆には比較的寛容であった為、恐怖政治は敷いていてもそれなりに統治能力をもった為政者であった。しかし晩年は愛人である薜懐義の専横を許すなど、失策も犯している(調子に乗り過ぎたので薜は処刑したが)
…と、以上が史実における武則天の概要。スキル説明でも述べた通り、国巣オリジナル設定では各時代に現れる魔女の転生体の一人としている。
他の転生体である女達はその多くが妖しい魅力で大衆を惑わし、救世主・弥勒の降臨を掲げて大乱を引き起こしたテロリストばかり。しかし武則天は前世の記憶が蘇ったのがかなり遅かった為、テロリストどころか国家君主になってしまっていた。やむを得ずテロより粛清という形で旧社会を破壊し、自分が弥勒仏になろうと画策。しかしあえなく儀式に失敗し、今回の聖板戦争に望みを繋ぐのであった。