『 奪い、犯し、踏みにじる。持つ者と持たざる者の無限の殺し合い…それがこの世の理ってもんだろうがよォ! 』

概要

6世紀半ばにイタリア半島に覇を唱えたランゴバルド族の王。パンノニアに当時大勢力を誇っていたゲピド族の王国をアスフェルドの戦いで撃破、続いてササン朝ペルシャとの戦いで手一杯であった東ローマからイタリアを奪い、ランゴバルド王国をうち建てる。しかしその後、滅ぼしたクピド王国の王クニムンドの娘・ロザムンドによって暗殺された。クニムンドの頭蓋骨で作った髑髏の杯が縁となり、小田吉法子のサーヴァントとして召喚される。 

性格
蛮族王らしく傲岸不遜・傍若無人を絵に描いたような人物。男の人生は己が意をどれだけ通すかの試し合い…と嘯き、些細な事でも自分流のスタイルを押しつけてくる。我侭な子供のまま大人になってしまった人間。いわゆるDQN。ただし一旦自分の力が及ばないと悟れば、見苦しく足掻くこと無く状況を受け入れる。また自分の欲求を常に力で叶えてきた為、他者に普通にお願いしたり頼んだりする事が大の苦手。生前は初めて心を奪われた女性にうまく愛情を伝えられず、罵声を浴びせたり手を挙げたり意地悪してしまった。彼女に暗殺された最期から、女性不信、女性嫌悪に陥っている(自分が悪いのに)。
方針(聖板戦争での立ち回り方)
偉大な王や英雄たちが下賎な魔術師に 『 サーヴァント 』 として使い魔にされる、というこの聖板戦争というシステム自体が反骨の本人には我慢がならず、激しく憤る。もはや願望などどうでもいい、この戦場から魔術師マスターを残らず駆逐し、ゆくゆくは自分のマスターも殺害して英霊の座に帰ろうと考えている。

…しかしその心中には我知らず、暴力と恐怖によらぬ人間関係を他者と築きたい、というささやかな願望が秘められている。 

戦闘スタイル(強み・弱点含む)
敵陣に飛び込み、当たるを幸いに斬って斬って斬りまくる…マスターの指示も軍略もクソ食らえ、バーサーカークラスではないかと思うくらいの猪武者ぶりである。彼にとっては聖板戦争に召喚されたという事自体が憤懣やる方ないので、半ば自暴自棄、ストレス発散に暴れ回っているだけ。そんな訳で定期的に戦闘をさせないと益々不機嫌になり、マスターにも八つ当たりしてくる。さすが蛮族。 
性格的に相性の良い相手・悪い相手
自分と同じ野蛮人なら頻繁に殴り合いにはなるだろうが、同じく蛮性を持つ者同士として心おきなくつき合いができる。一方で女子供や年寄り相手はコミュニケーション替わりに殴ったりできないので、うまく接する事ができず威嚇・威圧して遠ざけようとする。前述の通り生前の経緯から女性とは特に相性がよくない。同じ目取真チームのサーヴァント、武則天は男嫌いなので相性は最悪…常にケンカしている状態。
しかし最も相性が悪い相手は赤ちゃんバブー。触ったら壊れそうな程に究極的な弱者なので、近づくことさえしない。視界に入れたくも無い。自分もかつてはこんなに弱い頃があったのか…と想像するだに恐ろしくなる。 
パートナーについてどう思っているか
いつかブチ殺す。同じチームの奴らもまとめてブチ殺す。  
台詞の例
 
『 小便臭ェ小娘が…テメェごときが一端の主人面して、このランゴバルド王をこき使おうってのか。あァ? 』
『 …??? な、なんだ小娘。随分さっきと様子が違うじゃねェか。ハッタリなんざ俺様には通用しねェぞ。』
『 うるせェ!! この俺様に指図すんじゃねェ!! あとサーヴァントと呼ぶな、ブチ殺すぞ!! 』
『 おいデコっぱち。腐れアマに小娘。俺様は一度たりともテメェらの仲間になったつもりはねェぞ。』
『 勘違いすんじゃねェ。テメェをブチ殺すのは俺様だ。そこん所よく憶えと…なにがおかしいんだコラァ』