恐るべき技量と胆力を備えたサムライサーヴァント。
その業前は刀による斬撃で容易く影をも断つという。
眉目秀麗な外見、古今の礼儀作法に通じた瀟洒な物腰、刀剣や武道についての深い造詣に貴族的雰囲気を纏い、
単なる足軽ではない、やんごとなき身分の出自を窺わせる。
真名は足利義輝。
1536~1565、室町幕府第13代征夷大将軍。
幼少期は細川晴元、次いで三好長慶と松永久秀といった勢力に脅かされつつも
各地の大名勢力と積極的に修好工作を行い将軍家の権威の復興に尽力した。
その政治手腕は「天下を治むべき器用有」と評されたが、伝説のギリワン松永久秀とその仲間たちによって
叛逆され二条御所にて戦死、享年は29歳であった。
高名な『剣聖』塚原卜伝の直弟子の一人であり、奥義「一之太刀」を授けられたとも言われる剣豪将軍。
鎌倉から江戸に至る歴代の征夷大将軍の中でも、最も武術に優れた人物ではないかとも言われる。
覇気に溢れ、武士らしい将軍とも讃えられて一時的とはいえ室町幕府の権威を復活させかけているが、
実力を削られた幕府勢力で時代の流れを変えることはできなかった。
英雄の力とは、所詮大いなる歴史の流れに乗ることに依っているのである。