「ふん、喧しいぞ定年間近の更年期。
 俺は俺のやりたいようにやると言って……おい止めろなんだその拳は」

概要

 重厚な鎧に身を包んだ『騎兵』クラスのサーヴァント。巨大な鎚矛を自在に振るい、同時に放たれる焔によって敵を焼き潰す。その性情は傲岸不遜であり、マスターには頻繁かつ物理的に諌められているが、まるで堪えずに自由な振る舞いを見せる。

性格
 基本的に傲慢で上から目線。だが別に(ライダー基準で)目下の者が多少無礼だろうが怒るでもなく、大抵のことは笑って許す。自分のことを抑えようとする相手にはキツめに当たることも多いが、だからと言って手に掛けたりするわけでもない。
 そんなライダーにとって最も許せないのは、身内に手を出されること。血縁親族友人etc、現代で言えば言い合いはしても割と仲の良いマスターなんかに手出しされた場合は、問答無用で殺しにかかる。
方針(聖板戦争での立ち回り方)
 聖板に祈る願いは無く、英雄として友と一緒に戦える戦場を欲している。そのため、基本的にはマスターとともに行動し、強そうなサーヴァント相手には積極的に戦いたがる。なお、場合によってはマスターに怒られる事になるのだが、反省の気配はない。
戦闘スタイル(強み・弱点含む)
 通常時は足を止めての殴り合いを好む。巨大な鎚矛のリーチと魔力放出の高熱は、多くの接近戦型サーヴァントを容易に近づけさせないため、常に自分の間合いを維持できる。強みは対魔力や耐久力に裏打ちされたタフネスで、弱みは遠距離攻撃の手段に乏しいことと敏捷性の低さ、そして範囲攻撃力の低さ。一応鎚矛をぶん投げるという攻撃法はあるが弾数は少ないし、接近戦をするにも敏捷度の低さが問題になることが多い。範囲攻撃については、魔力放出を抑える必要がある以上どうしても控えめになる。ただし、対魔力が非常に高いため、遠距離戦でも相手が魔術師の類であれば優勢を取れる可能性は高い。
 なお、竜を召喚した後は機動力・破壊力・防御力の全てが揃って恐ろしく強くなる。
性格的に相性の良い相手・悪い相手
 基本的にあんまり悪党でもなければ受け入れる度量があるが、特にまっすぐというか素直な性格の相手と相性が良い。そして逆に、虚飾を好んだりする相手や、余程の悪党とは相性が悪い。
パートナーについてどう思っているか
 口うるさく、事あるごとに殴ってくる無礼者ではあるが、人として外れてはいけないラインを超えず、弱き者たちの住まう領域を守りぬく善性は評価している。
 また、自分達サーヴァントに匹敵するほどの強さと、その行動力も高く評価している。
台詞の例
「俺はな、マスター。何はなくとも『やるな』と言われりゃやりたくなるのだ。性分でな。
 だから勝手に遊びに行ったのは当然に許し、そしてその刀をしまうが良い。おい、こちらに向けるなと」
「殴り合いは良いのだがな……。神秘の漏洩だのと面倒なことよ、友と会えるのもしばらく先になりそうだ」