「君に名乗る名前は無い。そして君相手に剣を引く必要もない」

概要

 浅海 海が召喚した、幼い少年のような『セイバー』クラスのサーヴァント。小柄な体格ながら戦闘力は高く、身体能力も技巧も十分に一流のもの。
 聖板にかける願いは特に無く、さらにいえば海の願いに賛同しているわけでもない。しかし海の能力や苦痛については気にかけており、その願いを叶えることによって彼女が救われるなら良いことだと考えている。

性格
 生真面目かつ猪武者めいた性格で、言動は直球的。己の目的があれば、それに向けて脇目もふらず進んでいく。だがどこか自己薄弱な性質があるようで、マスターに与えられた大目的があればこそ行動するが、自己の欲求については殆ど見せることがない。唯一気にかけて見せるのは、他者と己の強弱についてくらいである。
方針(聖板戦争での立ち回り方)
 マスターである海の指示通り、彼女とともに真正面から正々堂々と相手に喧嘩を売っていく。ちなみに彼は始まった戦闘から逃げることが出来ないため、事前の調査をして勝てそうにない相手であればそもそも戦闘にならないようにしている。
戦闘スタイル(強み・弱点含む)
 高い敏捷性と筋力、技巧を併せ持った剣術での正面戦闘が主。体が小さいこともあって基本的にはインファイトを好むが、時には急に距離をとってから宝具による砲撃を叩き込む等の手段を講じることもある。
 強みは遠近隙がないことと、非常に燃費の良い宝具であることに加えてマスターの魔力が莫大であることによる宝具の連射性の高さ。弱点は
性格的に相性の良い相手・悪い相手
 外道の類とは相性が悪いが、そうでなければそれなり。ただし、戦闘による強弱を気にして腕試しを好む傾向があるため、戦いを楽しむようなタイプとの相性は比較的良い。
パートナーについてどう思っているか
 マスターとのパスによってその苦痛については多少把握しており、感情としては端的に言って可哀想だと思っている。ただし、己を哀れむなんてことを決して許さないだろう誇り高さや未だ理想に潰されていない心の強さについては好ましく思っており、彼女のためにであれば剣として戦うのも良いと考えている。
台詞の例
「マスターの要望だし、俺自身の楽しみでもある。戦争ではあるが、俺は君たちに真正面から挑むとしよう」
「聖板にかける望みなんてありはしない。短い命ではあったが、俺は俺の生に満たされていた」
「マスターは神に挑む英雄のような人間だ。理性では無理だとわかっていても、求めずにはいられない。
 そして俺は、そんなマスターのことを好ましく思って……マスター、なんか怒ってない?」