魔獣は幻想種のランク内でも最下位に位置するが、魂だけの存在となり世界の裏側に行ってしまった幻獣や神獣とは異なり、今も秘境などに隠れ棲んでいる。高位の幻想種とは違い、現代の魔術師でもこれを使役する事は十分に可能。長き年月を経てその身に神秘を蓄積した魔獣の中には、幻獣に匹敵する力を持つものもいる。
サーヴァントではなく召喚された訳でもないので、古読市にはベトナムのハイフォン港からタンカーの船倉に乗せられて連れてこられた。
ガメゴ○ロードのマホカ○タ。
その弱点は尻尾。これを切断されると、切り口からオドが流れ出して死亡してしまう。
二人の望みは、何の気兼ねも無く共に暮らせる安住の場所を得る事。だが兄は魔獣の本性が日に日に強くなり、成長して巨大化してゆく。凶暴性も増し、時折最愛の妹が餌に見えてしまう事も…。
魔獣として生まれた我が身を呪い、これ以上妹を苦しめる前に人の手にかかって死のうとすら考えている。並みの魔術や兵器を寄せつけない生命力を持つ魔獣でも、聖板戦争に参戦するサーヴァントであればなんとか打ち倒してくれるだろう。邪悪な魔獣として彼らと全力で戦い、華々しく散る…それが彼の望み。
ただし、すべては母の仇討ちを成し遂げてからである。
ちなみに戦闘時は甲羅に乗った彼女の周囲を無数の棘が囲み、防御するので心配はない。
もしかしたらこのモンスターは、ヤマタノオロチのように河川の氾濫を象徴した怪物だったのかもしれない。
この魔獣は彷徨っていたその怨霊と、人である 『 蝮の乙女 』 との交配によってこの世に生み出された存在。名前はギュンターという。騎手である母に使役されて魔術組織の用心棒を務めていたが、敵対組織との戦いで母を死なせてしまう。代わりに妹を新たな騎手に選び、母の仇 『 ジークシリーズ 』 への復讐と自らの身の消滅を願って聖板戦争に参戦するのだった。
陸殲騎だけど、水陸両棲。
※この魔獣についてはAMZAK氏より存在を教えて頂きました。
また 『 ジークシリーズ 』 の設定はaka65535氏のキャラクターからお借りしました。
皆様その節はありがとうございました。