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クラス
モンスター
真 名
???
属 性
混沌/悪
性 別
両性具有
身長・体重
11m・105kg
活動拠点
古読市北部・ダム
マスター
マスター名
詳細設定
筋力
A
耐久
A
敏捷
A
魔力
D
幸運
D
宝具
C

保有スキル

突然変異種ミュータント
祝福されざる禍々しき命。存在するだけで周囲に不幸を呼び込み、対峙する者の幸運ステータスを2ランク下げる。このモンスターは世に悪徳が蔓延る時、人の母から生まれ出ずるとされる呪われた怪物。誕生そのものが凶兆であり、生まれた地より神の恩寵が失われた事を指し示すという。

16世紀初めにイタリアのラヴェンナで生まれ、かの地は程なくして戦禍に巻き込まれた。まさしく災いの先触れたるこの冒涜の異形を、当時の大衆は忌み怖れたという。

虚栄の角
その身の全ての部位が、神に対する人の罪を体現している。
頭部に生える捩じくれた一本角は 『 虚栄 』 を表し、どこまでも驕り高ぶって他人を見下したいという精神の具象化である。この角に突かれた者は一定時間自尊心が暴走し、他人の声に耳を傾ける事ができなくなる。
移り気の翼
その身の全ての部位が、神に対する人の罪を体現している。
腕の変わりに生える巨大な翼は 『 移り気 』 を表し、万事中途で投げ出してしまう軽薄な精神の具象化である。この翼から発する突風で煽られた者は一定時間意気を削がれ、雑念が生じて何か別の事をしたくなってしまう。
強欲の足
その身の全ての部位が、神に対する人の罪を体現している。
猛禽類を思わせる鉤爪を生やした足は 『 強欲 』 を表し、すべてを鷲掴みに手に入れたいと欲する精神の具象化である。この足の爪に傷つけられた者は一定時間欲望を強く掻き立てられ、餓えた獣のように金銭や異性・食を求めて暴れだす。
蒙昧の目
その身の全ての部位が、神に対する人の罪を体現している。
膝頭についている奇怪な一ツ目は 『 蒙昧 』 を表し、崇高な神の教えに目を向けず、世俗的な事にしか関心を持たぬ卑しい精神の具象化である。この目と視線の合った者は一定時間心が卑俗になり、魔力や霊力が低下して術の威力が半減する。

保有宝具

???
ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:30 最大捕捉:200

悪徳の象徴である自身の存在を更に強化し、神の怒りを伝えるメッセンジャーとしての力の顕現。全身が光り輝くと蝙蝠の翅が天使の翼に変わり、聖なる炎のオーラに包まれながら体当たり攻撃をしかける。

 『 騎英の手綱 』 などとは異なり、体当たりの衝撃よりも身に纏った聖炎によるダメージで敵を焼き尽くす技。使用中は神の加護により防御力が数倍化、その様はさながら神罰を代行する御使いのようである。しかしその怒りの力の本質は、中世にプロテスタント宗派がカトリックに抱いたものが根幹となっているので、人類そのものを罰しようとする黙示録の天使ほどのパワーはない。

 時を経るに従い、モンスターは不吉の前兆というよりも、人に対する神の怒りを表したキャラクターとしての側面を強めてゆく。宗教改革を起こし、プロテスタントの源流を築いたマルティン・ルターは、自著の挿絵にこの怪物の絵を使用して神の怒りを民衆に訴えた。世俗化し、堕落したカトリックと教皇を糾弾するシンボルとしたのである。

投稿者・コメント

国巣
十六世紀初頭にイタリアのラヴェンナで生まれたとされる醜いミュータント。修道士と修道女との許されざる不義によって生を受けたこの怪物は、日本の妖怪・件(くだん)のように不吉を招くとされた。当時の瓦版のようなビラに掲載されて大衆を怖れさせ、フィレンツェ商人、ルカ・ランドゥッチの日記の中などにも出生の噂が記されている。

事実この怪物が誕生して数年後の1512年、ラヴェンナはフランス軍に占領され略奪を受ける。これに対して教皇ユリウス2世はスペイン、イングランド、神聖ローマ帝国と神聖同盟を結成し、同地の奪回を試みるが敵わず敗退するのだった。世に言う 『 ラヴェンナの戦い 』 である。

 

スキルにある通り、すべての攻撃に精神攻撃の追加効果があるなんとも厄介な相手。三殲騎の乗騎の内、他の二体が幻獣・魔獣でこのモンスターだけがサーヴァントである。