『“万象すべては交々に流転する環のはした
 悲喜の往来に囚われるな。大局は猶厳しくも厳かなのだ”』

概要

 にわとり。人語を解し喋る老鶏。
 ルーラーとして誰にとも無く召喚された(しいて考えるなら大聖板に?)単独サーヴァント。
 山地で野生化していたどこぞの元・家禽に憑依して現界している。
 その気になれば生物問わず他の何者にも乗り移れるが、ニワトリの体が一番落ち着くようだ。

 兎に角シャチホコばった口調であれこれと高説垂れる、そこそこに鬱陶しいじじどん。
 話がクソ長くて訳分からん。似たようなフレーズを繰り返す。
 そして話を中断すると怒る。キケーとかわめいて怒る。
 にわとりはうるさい。

性格
一人称:ワシ、我(たまに)
二人称:ヌシ、汝(たまに)


 永い刻を生き、広く世を見据えた果ての深い見識を持つ霊鳥。
 それ故に大抵の相手を若輩と見ている節があり、口癖は「未熟者」「青二才」「ヒヨコ」etc。
 ただ見下しつつも、そうした者達の前途に期待を寄せ果報を願い、彼は彼なりの助言を施すのである(例によってクソタレ長い説教)。

 世界の秩序を見守る番人としての自らの役割に強い使命感と誇りを抱いている、意識高い系神獣。
 暢気or不遜な同僚達の勤務態度に頭を悩ませており、いちいち口煩いのは彼等との折衝の影響。
方針(聖板戦争での立ち回り方)
 基本的には静観の姿勢。
 積極的には争いに飛び込まないが、著しく世の平穏が脅かされる事態には介入し、状況の沈静化に努める。
 また眼に余る・見所の有る等と判断した者に対して、一方的に苦言or助言を呈しにひょっこり現れる。
戦闘スタイル(強み・弱点含む)
 本体そのものの戦闘能力は皆無。
 日照や風等、自然現象を利用しての攻撃が主となるだろう。

 ただ、ルーラーは自分からは何かを起こす事が出来ず、何らかの動向に対しての反射という形でしか攻撃できない。
 基本的には受身の構えになってしまうきらいがある。でなければ、よほど天の時、地の利を生かす必要があろう。

 「世界を終わらせる」概念を孕んだ功撃を“発動させなくする”ことができる。
 ただし、その度にルーラーのステータス――端的に言えばHPは上限ごとガタ落ちする事になる(というか一回だけでHP上限“1”ぐらいにはなってもおかしくない)。
性格的に相性の良い相手・悪い相手
 大体の手合いに鷹揚に、しかしガッツリ上から目線で接する。
 まあ彼サイドからは「世界滅ぼしたろ^^」的な相手でもなければ友好に対応するものと思われる。
 …相手からは“鬱陶しいマスコット”ぐらいに思われればまだマシな方だろう。
台詞の例
『“卵鶏いずれが先んずるかに拘泥する内は、未だヒヨコなる未熟者。
 家禽と侮るも家禽を嘲うも千刻早い”』

『“誇りある頂を戴く我は天見鶏あまみどり
 輝ける九世界の総覧者にして、母なる世界軸の代行者である”』