同じく警察内のオカルト対策部署である警察庁捜査第四課とは、ライバル的な関係。現場で衝突する事も度々あるようだ。
徒手術技は日本拳法、警棒術技は剣道などを参考に作られている。
なお警邏隊員の内でも上位の強者は、強化のレベルが更に高い 『 勝利の雄叫び(クラモール・トリウンファーリス) 』 を必殺の技として身に着けている。
彼の一族は元々人狼のような獣人の類であったが、精神感応能力による幻で衆目を惑わせた事から人々の畏怖を受け、いつしかその存在が歪んで 『 魔 』 である妖怪タヌキとなったらしい。宗広はかつて 『 九猛(きゅうもう) 』 という名で妖怪仲間と徒党を組んで暴れ回り、かなりの悪事を働いていた。しかし当時の退魔師や不破康太郎(貧乳派氏製作キャラ)らに敗北し、命を奪われはしなかったものの罰として強力な妖術の数々を封じられ、人間として生きてゆく事になる。以後しばらくは不破の元で百葉夜行衆の一員を務めていたが、後に応用警邏隊に推薦され入隊する。
おぼえとけテメェら、いつか力を取り戻して仕返ししてやるからなァ…と言って数百年。人間として長い年月を過ごし、その恨みと復讐の気持ちも今は薄れつつある。それどころかむしろ、人の世に愛着さえ感じているのが本音。このまま人として、警察官として生きてゆくのも悪くはない…そう思っていた宗広だったが―――――。
理外監査室応用警邏隊の複数名がこれを会得しているが、鎮圧術とは銘打っていても、やはり身体能力に大きな差があるサーヴァント相手では中々勝利は難しいようだ。それでもサーヴァントと正面から白兵戦を行えるのは、特筆すべき点である。
刀鍛冶である正宗は、警察庁が独自入手した小聖板のレプリカを以って召喚したサーヴァントの一人。対サーヴァント戦における警邏隊の切り札が 『 警視流 』 だけでは心許ないと判断した上層部により、隊員の更なる戦闘力向上を目指して名刀正宗の量産を依頼した。元より正宗の刀は、元寇で攻めてきた蒙古兵との戦闘を考慮して打たれたもの。日本の地を汚す夷敵を討つ為ならば…と、快く承諾してくれた。
何かにつけて口汚く悪態ばかりつき、ガラが悪い事この上ないチンピラ。警察の職務も戦闘以外は怠慢で、職場でも寝てばかりいるので始終怒られている。実は異様に照れ屋であり、誉められたり感謝されたりすると顔を真っ赤にしてパニくるツンデレ。新入りの戦芭千里の事をあー狐臭ェ狐臭ェ、と言って絡んでは釜田麗によくしばかれている。…緋賀のジジイ、不破のジジイだと上司達にも敬意の欠片もないが、内心では彼らの力量を認め、信頼を置いているので言う事には従う。
隊内カラオケ大会のレパートリーはパンクロック系。頭脳警察 『 ハイエナ 』 、ギターウルフ 『 冷蔵庫ゼロ 』 、THEE MICHELLE GUN ELEPHANT 『 ゲット・アップ・ルーシー 』 など。