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クラス
キャスター
真 名
武則天
属 性
混沌/善
性 別
身長・体重
162cm・46kg
活動拠点
その他
マスター
ブラック目取真
詳細設定
筋力
D
耐久
D
敏捷
B
魔力
A
幸運
A
宝具
C

保有スキル

カリスマ:B-
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで充分と言える。
彼女は苛烈な粛清を繰り返す恐怖政治を行っており、その分マイナス修正がついている。帝室、貴族、時には血縁すらも容赦なく処刑したが、身分の隔てなく優れた者を取り立てるなど人材登用に力を発揮した。
道術:D
仙道を簡易化させた道教由来の魔術体系。仙人となるのがその最終目的である。
唐皇帝太宗が崩御した後、弔いの為に若くして出家し坤道(女性道士)の修行に勤めた。後に還俗して再び後宮入りしたので、基本である簡易な術以外は房中術くらいしか修得しておらず、戦闘ではあまり役に立たないスキル。 
宿瞳虎
宿瞳虎(しゅくどうこ)。居並ぶ万臣を竦ませたというその眼光が老虎の形を成して現れ、鋭い爪牙を以て刃向かう不埒者を引き裂く。相手と視線を合わせなければ実体化できないのが弱点。
魔眼の類ではなく、覇者の瞳の中に住まうとされる霊獣の一種。その本体は光であり、より強く猛々しい王気を好んで帝王の目から目へと移り住むという。これまでに唐の建国帝・李淵の目から次代の李世民、そして武則天へとその住まいを変えてきた。彼女の死後は幼い李隆起こと後の玄宗皇帝の目に移ったが、程なく宿主の王気が衰え虎は老いて死亡。玄宗も楊貴妃の色香に溺れ、暗君に成り下がったそうな。

早い話がすんごいガン飛ばし。

禍文霊
禍文霊(まがあやだま)。文字に秘められた霊力のうち、禍々しき負の働きを持つものを操るスキル。

爬、梟、蝪などの人に害をなす禽獣蟲魚を表した文字を虚空に描き、『 汝、○○なり 』 とその悪しき文字名で相手を呼ぶ事で発動する強力な呪詛。名づけられた対象は抵抗に失敗すると魂魄を貶められ、人や神としての尊厳が奪われる。具体的には一定時間全ステータスが低下し、混乱状態に陥る。通常ならば解呪されない限り効果は永続するのだが、聖板戦争に参戦するサーヴァントやマスターは多くが強靭な魂を持つので効果時間が限られてしまうようだ。
文字の霊威を深く信仰していたキャスターは、逆らった者に忌むべき獣の名前を与えて処刑、死後もその魂を畜生道に落として転生できぬように呪ったという。

早い話が悪口。やーいへっぴり虫ーみたいな。

転生の魔女
汚濁に満ちた俗世を浄化する救世主・弥勒の降臨を求め、千数百年に渡り転生を続けてきた魔女。
第三次聖板戦争に登場した義和団の林黒児、第四次聖板戦争に登場した白蓮教の王聡児、また明代に反乱を起こした唐賽児らは同一の魂を持つ別の時代の転生体である。
その正体は北魏の時代に大乗の乱を起こした殺人教団の尼僧・恵暉。救世主の器を秘めた男を育て、各時代で浄化の名の下に破壊の限りを尽くしてきた。現代では目取真重雄(ブラック)に目をつけているようだが…。
本来は英霊の複製に過ぎないはずのサーヴァントの身体に魂魄を移して転生しており、半英霊・半サーヴァントという特殊な存在になっている。

各時代の転生体である女たちは皆同じ魂を持ち、ある程度前世の記憶を共有してはいるが、その出生の差によりそれぞれ性格は異なる。武則天は彼女らの中でも特別な変り種で野心が強く、反乱を起こして国を乱すどころか皇帝の地位に収まってしまった。その上に男を軽蔑しているので、救世主・弥勒には自分こそがなるべきと考えている。

※ご注意
転生した云々は国巣のオリジナル設定です。

如来蔵(真)
如来蔵(にょらいぞう)。英雄因子集積体質の持ち主の事。英雄傑物の身に多く宿るとされる魔術的な要素 『英雄因子』 、これを自らの意志でその身に吸収集積する事により、英雄へと変貌する特異な能力。
武則天は既に歴史に名を残す女傑・英雄であり、この上更に英雄因子を取り込めば、神性を備えた大英雄にすらなれるだろう。
彼女はこの能力を持つ人間を探し求めた『 転生の魔女 』自身が、如来蔵を持つ娘に転生したという奇跡的な例。しかしこの力が完全に覚醒した時代、既に唐王朝を建国した数多の英雄らは没しており英雄因子を掻き集めるには足りなかった。英雄が集い、その因子が戦場に満ちる聖板戦争ならばそれが充分に可能となるはずである。

本来は凡夫の心の内に存在する『 仏になり得る可能性 』を指した仏教用語。

※英雄因子とは前回の第四次聖板戦争においてナハト氏が考案した背景設定であり、これを拝借する形での国巣設定となっている。   

保有宝具

虐魄酔骨甕ぎゃくはくすいこつへい
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~3 最大捕捉:2

皇帝に取り入る為に邪魔であった二人の妃を罪に陥れ、処刑した時の残虐な刑罰を宝具化したもの。
伝承では四肢を切断して大甕に放り込み、死ぬまで酒漬けにしたという。
宝具使用時には召喚した大甕から大量の酒が渦を巻いて襲いかかり、甕の中に相手を引きずり込む。この酒毒は骨肉を蝕み溶かす威力を持ち、例え渦の吸引から逃れても毒と酩酊のバッドステータスが付加される。

怨敵の血肉が溶けた屍酒を呷れば、戦いで減じた生命力と魔力を癒す回復アイテムになるという。あなおそろし。

垂簾の政すいれんのせい
ランク:C 種別:防御宝具 レンジ:1 最大捕捉:自己

世俗から隔絶された貴種の威厳が生み出す、御簾状の防御障壁。展開時、その内側は一種の固有結界にも等しい異空間と化している。キャスターと同様に皇帝や王の位に上り詰めた者や、一国の指導者クラスの政治力を持つ者、あるいは国家転覆を成し遂げた革命家でもなければこの簾の防御力を突破するのは難しい。

本来は皇后や皇太后が皇帝を傀儡にして行う政治の事を指した言葉。 

告密羅織こくみつらしき
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~5 最大捕捉:5

刑を執行する酷吏としてキャスターの走狗となり、非道の限りを尽くした来俊臣が作成した拷問技術の集大成マニュアル。無実の者を余すことなく捕らえ、有りもせぬ罪咎を自白させる阿鼻叫喚の手段が詳細に記述してある。これを手元に呼び出し読み上げれば、対象の四方から鎖・枷・縄・鉄環・楔など無数の拷問具が飛来。それらの一つにでも拘束されると、心身を苛む拷問が開始される。力技で脱出する事も可能だが、それができなければ死ぬまで延々と責め苦は続く。

《拷問の例》

鳳凰干翅…罪人の手足を縄で縛り、天井の垂木に吊り下げて体を高速回転させる。通常ダメージ+目眩。
驢駒抜厥…重荷を背負わせ、更に重しのついた足枷をつけさせて前から引っ張り歩かせる。通常ダメージ+敏捷低下。
仙人献果…枷をつけた両手を前に出させ、その上に煉瓦を積んでゆく。通常ダメージ+攻撃力低下。
玉女登梯…腕関節を逆に決めた状態で高い木に吊るし、縄を引っ張って引き上げてゆく。通常ダメージのみ。
失魂環…頭に鉄の環を嵌め、隙間に楔を打ち込んで締めつけてゆく。通常ダメージ+思考力低下。

新大雲経しんだいうんきょう
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:100

自らを弥勒仏の化身とし、その権威を宗教的に高める為に作らせた擬経。偉大な女帝の出現を暗示する預言書としての役割も持ち、武則天が持つ人並み外れた上昇志向の終着点。
ここでは彼女が生前に自身の如来蔵を強化し、英雄因子を収束させ、救世の大英雄・弥勒となる為に作らせた強力な魔術礼装が宝具化した…という設定。英雄因子の満ちる場、すなわち聖板戦争の戦場でしか使用不可能な宝具である。

救世とは穢土たる現世の浄化であり、物質界の破壊と同義。その際に用いられるのは弥勒浄光と呼ばれる高熱のガンマ線バースト。その力の源は数千年の人類史で育まれた厭世感。こんな辛く苦しく醜い世界など何もかも無くなってしまえばいい…という自己すら対象にした破壊想念の具現である。

実質的には対界宝具と呼んで差し支えはないが、星と霊長双方の抑止力が働く為に弥勒化状態は数分程度しか続かず、結局世界の浄化とは程遠い熱線ビーム連射程度で終わってしまう。それでも武則天の使用する宝具の中では群を抜いて強力。 

イラスト

転生魔女①林黒児
転生魔女②王聡児
appeal
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投稿者・コメント

圀巣
子殺し、粛清による恐怖政治などで中華史上に名を残す大悪女。
本名は武照(ウーツァオ)、日本では則天武后の名で知られる。
陰から皇帝を操り政治の実権を握った皇后は史上何人もいたが、実際に頂点である皇帝の地位に就く…という空前絶後にとんでもない事を成し遂げてしまった女傑。数多の命を奪った罪深き独裁者だが、男性上位の儒教社会に真っ向から戦いを挑んで勝ちを得るには、そのぐらいやらなければいけなかったのかもしれない。

以前に国巣が出した林黒児、王聡児に続く第三の魔女。武則天もまた彼女たちと同様に弥勒仏を信奉していた為、お仲間入りとなった。ただし崇めるどころか、自分が弥勒の化身と称したのが彼女らしいところ。
…なぜ各時代に弥勒を崇める似たような女たちが現れるかというと、転生者なんて理由をこさえずともちゃんとした理由がある。
マニ教等を起源として西方から伝わった弥勒信仰は、女性を男の下に見る儒教文化に抗うカウンター的存在だった。弥勒を信じる教団はどれも、女性を尊重し時には指導者として奉じた。魔女たちは皆、アンチ中国社会を表す解放のシンボルだったのである。 

 

ん?国巣の国の字が間違ってるって? 実はこのクニの字、彼女が作った則天文字と呼ばれるものなのです。