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クラス
セイバー
真 名
アルボイン
属 性
混沌/中庸
性 別
身長・体重
191cm・82kg
活動拠点
その他
マスター
小田吉 法子
詳細設定
筋力
B+
耐久
A
敏捷
B+
魔力
C
幸運
D
宝具
B

保有スキル

 
反骨の相:A
何者にも従わず己の欲望をひたすらに追求し続け、破壊と略奪を繰り返す蛮族王としての在り方そのもの。カリスマや皇帝特権などの権力関係のスキルに抵抗することができる。また、アルボインはサーヴァントとしてマスターに使われる事すら不服として、度々その意に逆らう。 
カリスマ:C
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。カリスマは稀有な才能で、小国の王としてはCランクで十分と言える。 
蛮勇:A
事の是非を問わぬ向こう見ずの勇気。同ランクの勇猛スキルと同様の効果を持ち、格闘ダメージにプラス修正がつく。そのかわり冷静さを失い、大局的な判断ができなくなって計略系のスキルや宝具に対しても弱くなってしまう。
スクラマサクス
サクソン人の名の由来にしてトレードマークでもある片刃の直刀。ゲルマン系民族の多くがこれを使用しており、アルボインの率いるランゴバルド族も使っていた。彼らにとっては侍の刀にも等しい大切な武器である。名前こそ残っていないが、アルボインの所持していた無銘の剣には魔力が宿っていたらしい。一説によればあのエクスカリバーもスクラマサクスであったとか。
剛速一致
パワーとスピードを併せ持った特殊な筋肉を持つ特異体質。二極性筋収縮能力と称され、筋力と敏捷力にプラス修正が入る。荒くれ揃いの蛮族達を統率するには腕っ節が必要であり、この力をもって彼は周囲を従えた。戦闘中まれに1ターンで二回行動が可能となるスキル。
女嫌い
女が嫌い。とにかく女が大嫌い。女性がマスターだった場合、その命令にしばしば逆らい令呪の効果すら減退させる。

元から男尊女卑の性格という訳でもなく、子供の頃からムサ苦しい男集団で育ってきた事もあって、女はよく解らないというのが本音だった。愛妾などもいたが単に欲望を晴らし、王の子を成す対象としてしか認識してはいなかったのである。しかしある時、彼が倒した敵の王の娘に自分でもよくわからない感情を抱き…つまり恋をしてしまうのだが、その気持ちをどうしてよいか解らず、取りあえずその娘を強引に妻にした。不器用ながらも、必死に妻の歓心を買おうとあれこれやってみるが巧くはゆかず、それでも少しは心を開きかけてくれたか…と思っていたところで妻によって彼は暗殺されてしまった。しょせん、彼女にとってアルボインは憎き父の仇でしかなかった。

この最期のショックが尾を引いており、サーヴァントとして召喚された後も女性不信に陥っている。蛮勇を振るって戦場を生き抜いた豪傑を惑わせ、狂わせ、惨めな死を与えた女という生き物を、彼は心の底で怖れているのである。 

保有宝具

髑髏杯カリス・カルワリア
ランク:B 種別:特殊 レンジ:1 最大捕捉:1

宿敵ゲピド族の王・クニムンドの頭蓋骨を用いて作成された悪趣味な杯。これに満たされた酒を飲む事で生命力・魔力が全快し、一定時間全ステータスが1ランク上昇、更に与えるダメージが2.5倍に上昇する。そのかわり酩酊状態となり、命中率と回避率がダウン。酒の魔力で全身に力が漲り、暴れまわる様はバーサーカークラスと見紛う程。

髑髏杯は歴史上、戦で勝利した敵の王の頭蓋骨などが使われる事が多く、相手の命を飲んで自らに取り込むという呪術的意味合いを持つ。日本では織田信長が浅井長政の頭蓋骨で作成したものが知られており、今昔物語では天魔の王の娘が髑髏の杯を持っていたという記述がある。アルボインはこの敵王の骨で作った杯を、あろうことかその王の娘に与えている。殺されたのもむべなるかな。 

戦神よ、御照覧あれオーディン・セー
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1

彼の部族に勝利を齎す偉大なるオーディン神の助け。宝具使用時にはセイバーの背後に巨大なオーディンの像が出現し、その手に持った魔槍グングニルを敵めがけて投擲。この槍は因果の逆転により、放つ前から命中の結果が確定しているので、決して敏捷性で回避する事はできない。回避するには運による判定が必要である。オーディンではなくあくまでアルボインの宝具であるので、残念ながら必殺必中の威力という程ではない。

 ランゴバルド族が北欧でウィンニリ族と呼ばれていた頃、両ヴァンダル族との間で戦いが起こった。部族は互いにその勝利を神に祈願し、戦神オーディンは朝起きて最初に見た部族に勝利を与えると約束。翌朝目覚めたオーディンはウィンニリ族を見て 『 あの長い髭(ランゴバルド)の者達は誰だ 』 と発し、ウィンニリ族が勝利した。この時のオーディンの言葉から以後、部族はランゴバルドを名乗るようになる。

ロンバルディアの鉄王冠コロナ・フェッレア
ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:自己

聖遺物。キリストを十字架に磔にした釘、通称ヘレナの聖釘を叩き伸ばして作られた小さな鉄の王冠。万人の罪を贖う神の子の血を浴びた事で、強い浄化の力を秘める。あらゆる呪詛や精神汚染をシャットアウトし、自動的にダメージを治癒するヒーリング効果とAランク相当の対魔力を備える。強力な宝具だが、上記にある異教の神・オーディンの加護を先に使用していると暫くは使えなくなってしまう

如何なる仔細があってか不明だがランゴバルド王家に代々伝えられ、国が滅んで後はカール大帝を始めとする歴代のイタリア王が戴冠式で被る聖宝となる。かのナポレオンが被った事でも有名。現在ではモンツァ大聖堂に保管されている。  

投稿者・コメント

国巣
ランゴバルド族の族長にしてランゴバルド王国の建国者、アルボイン。アルボリン、アルボイーノとも呼ばれる。
彼の建国した国は蛮族の興した王朝としては最も長く、200年あまりも続いた。
イロモノばっかの国巣作サーヴァントにしては珍しい直球武闘派。

 

ローマを滅ぼしたる者は誰か? …と尋ねられた場合、西ローマを簒奪した傭兵隊長オドアケル、東ローマを打ち破ったメフメト2世などの名が挙げられるだろう。しかし古代から連綿と受け継がれていたローマ的文化を破壊した者こそ、この男とその部族・ランゴバルドと言っても過言ではない。彼以前にイタリア半島を支配した東ゴート族はローマの習俗や政治システムを真似、あたかもローマ人であるかのような生活をしていた。しかしその後に現れたランゴバルド族は、粗野なサクソン人気質丸出しでローマの伝統の多くを踏みにじり、断絶させてしまったのである。ランゴバルド王国の成立をもって、イタリアの古代史は終わりを告げたのだ。

彼の興した王国はやがて戦いに敗れ滅亡するが、それを成し遂げた者こそ中世を代表する英雄、シャルルマーニュことカール大帝である。…ローランと因縁あるやん。