元はエイダ=ラブレスによる父バイロンへの復讐の一念が形を成したものであったが、結果として恐るべき機械怪物が誕生してしまった。神秘への強い抗体と人類史否定の力を併せ持ち、神にも人にも倒す事は容易ではない。完成してしばらくすると暴走し始め、ひたすら血液を求めて人々を襲撃。血液採取の際は赤く輝く顔面部より、無数の吸血管が飛び出す。
一応蒸気機関とはされているが、その実態は我々の知るそれとは大きく異なるもの。エイダ=ラブレスの 『 固有真界   』   で招き寄せた、平行世界たるスチームパンクワールドのハイテクノロジーが流用され、頭脳である人工知能Adaの意志によって稼動する。動力源はバンパイア・スチームと燃素。
気体状の吸血鬼の肉体であるため通常の蒸気よりも高加熱・超高圧に耐え、再生能力による高速減圧から排気の必要もない。内部で循環させてほぼ永久的に使用可能である。機体内部では極めて高速で加熱・加圧・循環が行われ、目まぐるしい勢いにバイロンは霧化を解いて実体化する事もできず、非常に苦痛を感じている。不死身の吸血鬼とはいえ機械の動力に利用されればダメージも累積するので、回復するのに血液の定期補給を行わねばならない。石炭にあたる燃料の燃素(フロギストン)は平行世界から持ち込んだ蒸気機械の内部から入手したもの。
彼女のプログラマーの始祖としての能力、宝具・バベッジ解析機関のサポート、
固有結界の能力によって偶然に入手した並行世界の進んだ蒸気機関テクノロジー、
動力となった吸血鬼の持つ霧化の能力があって初めて完成の運びとなった。
人型にした理由は移動して血液を採取し、聖板戦争の参加者や教会の代行者との戦闘を想定してのもの。
エイダが内包する死徒の力はサーヴァントの力と相容れず、彼女はその存在を維持できなくなっていた。  『 復讐を遂げるまでは消滅したくない   』   という気持ちだけではなく、根底には 『 このまま永遠に父と一緒にいたい   』    という願いもあった。これに並行世界から手に入れた未知の技術を使って何かを作りたい、という科学者としてのサガが加わって、 それら全ての想いが結実したものこそ吸血機人である。機人の完成前にエイダは消滅してしまったが、自己の分身である人工知能が必ずややり遂げてくれると確信、彼女は、安らかに消えていった…。
…エイダの知をもってしても、自由を求める精神を縛りつけることはできないのか。
英霊と相反する死徒の力を父に与えられ、その矛盾により徐々に存在を維持できなくなったエイダは、
消滅前に自身が持つ宝具・バベッジ解析機関と平行世界から偶然入手したハイテクノロジー(蒸気機械)を融合。
それに自己の人格を複製した人工知能プログラムを入力して、超電子頭脳たる 『 森羅解析機関Ada   』   を完成させ力尽きる。
主無き後にその想いを継ぎ、ルスヴン卿を捕獲したAdaはそれを動力源にして自己の機体を改造し、
吸血機人を作り上げたのだった。
動力はバンパイア・スチームと平行世界から入手した燃素(フロギストン)だが、さらにそれを維持する為に血液が必要となる。 演算力においてはヘルメス(オシリスの砂のゴーレム)には及ばないが、 それでも森羅万象の解析を謳うだけあり、現代の技術はおろか地球上に存在しないはずである 平行世界の技術をシミュレートし、再現できる程の性能を獲得した。
ところが世界中の電脳魔術師や電子生命体、霊子コンピューターがAdaの存在と脅威に気づき、 一斉に攻撃を仕掛けた事で、その演算能力の大部分を防御に回さざるを得なくなり、 超絶機能の殆どが使用できなくなってしまった。おまけにその隙をついて内部のルスヴンことバイロンが反抗し、圧力異常を起こしたバンパイア・スチームが 吸血機人を暴走をさせてしまう。
サーヴァントと言ってもただの強い使い魔…戦いの駒ではなく、ひとつの人生を全うした我々の先輩であるはず。彼らを中心とした人間ドラマを作ってみよう…と思ったのだが完全に盛り過ぎた上に、変なロボットまで。どうしてこうなった。親子の確執に巻き込まれた周囲は迷惑極まりない。参麓救援チームどころか攻撃チームである(ゴメンネ参麓さん)
《セリフ一覧》
 『 なんとも優雅に欠ける無骨な姿で恐縮ですが、改めましてこんにちわ。生まれ変わったエイダ=ラブレスです。 』   
 『 お父様に用意しました新しい寝床、吸血鬼の祖に相応しい頑強な鉄の棺ですわ。気に入っていただけました? 』   
 『 もう、どこにも行かないでね。永遠に一緒よ…お父様…。   』   。
 『 どうして私から離れてゆくの!逃がさない、絶対に逃がしてなるものか!認めない、私を苦しめる自由など!! 』   
 『 落ち着いテ計算すルのよ。万象は我ガ掌中に。天地は我が知と意のマまに。ああ、ダメ…カオスが、私を侵しテゆく…。 』